海が好きな話

※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

たまに「山と海のどっちが好き?」という話題がありますよね。

僕はもう絶対に「海」なんですね。

というのはたぶん小学校3年生までは海のすぐそばに住んでいたからだと思います。

小学校も確かプールがなくて、水泳の授業はみんなで歩いて海に行って泳いでいたように記憶しています。今はたぶんそんなことはやってないと思いますが…

ところで電車に乗って、都心から海がある方に向かいますよね。すると電車のドアが開いて、突然磯の香りが飛び込んでくる瞬間があります。あれも好きです。

あるいは、女の子から真夜中に突然電話がかかってきて「ねえ、今から海を見に行こう」なんて言われたら「よし。行こう!!」ってすごく嬉しくなると思います。まあ、そんなワガママを言う女の子と付き合ったことはないのですが。

あ、でも大体免許も車もないので、どうやって真夜中に海まで行けばいいのかわかりません。うーん…

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潮風も好きだし、座って何にもしないでただずっと波を眺めているのも好きです。

だから、海というのは「毎年、夏には必ずいく場所」だと勝手に思っていました。

大人になっても水着をジーンズの下にはいて海に行って、好きな女の子が海の家の更衣室で水着に着替えて、恥ずかしそうに出てくるのを見て、「その水着、可愛いね」って言うのが「当然」だと思ってました。

でも大人になると行かなくなるものなんですね。

娘が小さい頃はどこかの民宿に泊まって、海で泳いだりしたのですが、もう娘が大きくなって、親と一緒に休日を過ごさなくなると、全く海になんて行かなくなるんですね。

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ちなみに妻は「山」が好きなんですね。

そして「休日の過ごし方の決定権」は妻にあるので、いつの間にか「山に行くこと」になってたりするんです。

「今は紅葉が綺麗だよ」とか「いろんな山梨のワインが飲めるよ」とか「軽く温泉に入ってビールでも飲もうか」とか、とにかく「山がらみ」の小さい旅を妻は提案するんです。

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僕は老後は海から歩いてすぐのところに住んで、朝とか夕方に海岸を犬と一緒に散歩するというのが小さな夢なんですね。

でも妻が言うに「あなたは中古レコード屋と本屋が近くにあるところにしか住めない」って言うんです。

さらに「海岸を犬と散歩って、そんな基本的に夏は海は人だらけだし、冬は風が強くて寒いし、そういうイメージだけの海の近くの生活ってあなたには向いていないと思うよ」って言うんです。

でも確かにそんなに海が好きなのなら、自分から「今度の日曜日は海に行こうか」って宣言すると思うんです。でも全然そんな発想はないし、あいかわらず「都市生活」をしているので、「海は心の中で思い描くだけで良いのかな」と思っている46歳の春近しです。

#コラム

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