ついにテキスト・データにお金を払う時代が来たのかも

最近、「若い人でcakesの有料会員の人が増えている」気がしてるんです。

普通、cakesって最新記事は「今だけ無料」なので、まあみんな最新のだけチェックして、有料会員までにはならないんです。

でも、最近は色々と話していると、20代の若い人で有料会員の方が結構いらっしゃって、僕としてはびっくりしているんです。

以前は「cakesの有料会員」って「出版業界の方」で「記事が紙からネットへどう移行していくべきなのか仕事がらチェックしている人」か「IT業界でコンテンツを作っている人」がほとんどだったように思うんです。まあ「業界内部の人」ですよね。

でも、最近は「普通の若い人」がどうやら有料会員みたいなんです。

さて、cakesって「1週間150円」なんです。「ペットボトル1本の値段で記事が読み放題」なのですが、どうですか? 安いですか? 高いですか?

僕は自分が経営者なので「それを人は高いと思うか安いと思うか」っていうことをしょっちゅう考えているんですね。

  ※ 

例えばスターバックスで今度カリフォルニアのワインがグラスで¥850、カヴァ(スペインのスパークリングワイン)が¥900で売られるそうなんです。

今、コーヒーが中心のカフェだとグラスワインって¥500か¥600くらいだと思うんです。それ以上の¥800とか¥900の場合は「ビオ」とか「ソムリエがいる」とか何かこだわりが必要だと僕は思っていたのですが、「スターバックスだとビオとかソムリエとか必要ないのかなあ、店員が『美味しいですよ』って言えばOKなのかなあ、¥850と¥900なんだなあ」と思って、「さて、みんなは注文するのだろうか」って大注目しているんです。

  ※ 

そして、cakesの1週間150円です。

僕としては、「150円ってどうなんだろうなあ、安いと言えば安いけど、高いと思う人には高いだろうなあ」って気持ちなんです。

で、僕はそういうのすぐにリサーチするので、「若くてcakes有料会員の人」に「高くないですか?」って聞いてみたら、みなさん「読む記事たくさんあるし、安いですよ」とのことなんです。

まあ堅い記事もあるし、流行をおさえる記事もあるし、恋愛記事もあるし、マンガもあるし、どこかしら「読みたい記事」はあるはずというのはわかるんです。

そして「雑誌は美容室でしか読まないし、cakesって続きを読むのに何回もクリックしなくて良いし」という声も聞きました。

確かにcakesって最近は「帯状」になってて、複数の似た記事をクリックなしで読めるから楽なんですよね。外でスマホだと「次のページに飛ぶのに時間がかかる」って相当ストレスなのかもしれないですね。

理屈はわかるのですが、やっぱり「スマホと向かい合っている時間が1日のうちのほとんど」だったりすると、そういう感覚になってしまうんですね。

  ※

そしてさらにびっくりしているのが、最近、「『ワイングラスの向こう側』読みました」って言われると、キンドルで購入した人が結構いるんです。

まあすぐに読めるし、棚に飾っておく本じゃないよなとか思うのですが、本当にもう「データを買う」って、若い人は抵抗はないんですね。

これ、何度も出てくる話しなのですが、かつては「インターネットで買い物」なんてみんな怖くて誰もしないと思っていたんです。

僕も「品物はお店で触ってからじゃなきゃ買えないだろう」とずっと思っていたのですが、当然ですが今は普通に「ワンクリック」で買っています。すごく便利ですよね。

やっぱりテキストや音楽や映像も、ワンクリックで買うのが普通になっているのでしょうか。LINEのスタンプを買うという経験で、そういう行為に慣れたのでしょうか。

データは「エロ」と「お金儲けに関した記事」にしかお金は払わないと信じていたのですが、もうこんなところまで来ちゃったんだなあと今更ながら実感しています。

最近、未来ってアッと言う間に現実になってしまいますね。

誰か「最近、未来が来るのが早すぎる」って曲、作ってくれないかなあ。

#コラム

僕のcakesの連載をまとめた恋愛本でてます。「ワイングラスのむこう側」http://goo.gl/P2k1VA

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています。今日は「自分の生活でもう少し変えたいことベスト3」です。ええと毎回買っていただいている方ありがとうございます。ほんとオマケですので、たいした情報じゃないですので…

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ついにテキスト・データにお金を払う時代が来たのかも

林伸次

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林伸次