銀座線が止まった日

昨日、銀座線が止まったのって知ってますか?

渋谷駅をあまり使わない方にとってみては、あまり興味がない話題かと思うのですが、今、渋谷駅がすごく変わり始めているんです。

東横線の入り口が地下に潜って、乗り換えが大変になったのはご存知かと思うのですが、銀座線の入り口まで青山方面に引き延ばされるようで、僕が使っている井の頭線と宇田川町方面がなんとなく「取り残され感」があるんです。

今、渋谷は、ヒカリエ方面や恵比寿方面を中心に新しく展開しています。

昨日は、それを象徴する「銀座線の工事」のため、銀座線の一部が終日止まってしまいました。

「銀座線が止まる」ってかなりの事件で、銀座線のことは何にも関係ない一日だったのですが、妻が「今日のことを『銀座線が止まった日』というタイトルで書いておけば」というので、書き残しておきます。

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いつものように、日曜日は「キコ先生」のヨガから始まりました。ちなみにキコ先生は元CAの美人さんです。常々、「美人って何だろう?」という温めているテーマがありまして、幼稚園児って男女問わず「美人の保母さん」が人気があるそうなんですね。

そしてヨガですが、妻に「やっぱり先生が美人って良いものなの?」と聞いてみると、「うん。やっぱり美人の方が見てて良いよね」って言うんです。

イケメンってそんな効果はあまりないと思うのですが、美人って何か「老若男女を問わない引きつける魅力のようなもの」ってあると思うんです。そういうことを話しながら一日が始まりました。

そしてヨガが終わって、いつものように渋ソバでお蕎麦を食べて、銀座線の方に行くと、銀座線の駅員さんが3人も出ていて、「今日は別の路線をお使いください」とアナウンスをしていました。

その光景を見ながら、地上に降りて青山方面に向かいました。

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ところで「年をとったらどこに住むか」というテーマがずっとありまして、妻とその話でよく盛り上がるんです。

以前は鎌倉方面とかの「海に近いところ」に住んで、犬と海岸を散歩する老後というのを夢見ていたのですが、妻が「海岸が心地良い季節って一年のうち、ほんと短いよ」って言うんです。

確かに夏のピーク時は海水浴の人たちであふれているし、冬の海岸って風が強くて寒いから、心地よい季節って短そうです。

それで最近は「年をとったら都心に住もうか」っていう方向に変わってきているんです。

そして僕は常々、「青山に住みたい」って言ってるんですね。

それに関しては妻が「青山に住むとジャージでコンビニなんて行けないよ」って必ず言うんです。

そして実際青山を歩いていると「確かにちょっと紀ノ国屋やオリンピックやピーコックに買い物に行くのにもちゃんとした服装じゃなきゃ」って思ってしまいます。

それでいつも「うーん…」って思い直すことになります。

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昨日はブルーノートでダニ&デボラ・グルジェル・カルテットを見に行く予定だったので、開場が4時でして、それまで青山で時間をつぶさなくてはなりません。

それで、外苑前の方を「イチョウはまだ青い」っていうのを確認しにいったりしながら「どこかでゆっくり座ってコーヒーを飲めるところないかな」ってずっと探して歩いてみました。

ちなみにbar bossa、開店前に外苑前の方にすごく良い物件を見つけたことがありまして、かなり真剣に悩んだこともありました。でも僕、外苑前辺りをお昼にデートで歩いたことは何十回もあるのですが、夜にお酒を飲んだことが一度しかありません。

そういう土地勘のない場所ではやるべきではないと判断して、外苑前のその物件、すごく良かったのですが、あきらめました。でも今でも「やめて良かった」っていつも思います。

さて、外苑前、意外とカフェがないんです。青山墓地の方にまわって、「ショコラ・シック」というケーキ屋さんでコーヒーを飲むことにしました。

日曜日の3時。あたりはほとんど人は歩いていないのに、ショコラ・シック、満席でした。

「二人です」って告げると、「今ちょうど空きましたので、しばらくお待ちください」って言われて、席に通されました。

ちなみに通された席がかなり狭いところで、後ろの銀髪のおばさまとかなり距離が近いんです。

そして大きなショーケースからチョコケーキを選んで、妻と二人で1個のチョコケーキを食べ始めました。

そのチョコケーキに「ショコラシックのロゴマークが描かれた小さいチョコ」がのっかってたんですね。

で僕が「これもらうね」って言って、口に入れたらプラスチックでした。

僕、上品でお洒落なお店に入ると、必ずそういう「ミス」をしてしまうんです。そしてそのミスを見て、妻が「なんかやると思った」って言って、大笑いするのがいつものパターンなんです。

そして後ろの銀髪の上品なおばさまとも距離が近すぎて、このままだと僕が絶対に「頭をごっちん」してしまって、「失礼しました」ってことになりそうでなりそうで、不安がいっぱいで4時開場にはまだまだ早いのですが、ショコラシックを後にしました。

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ところで僕、トイレがかなり近い方でして、街を歩いているとしょっちゅう「トイレ」を探してしまうんです。

で、骨董通りでも「トイレに行きたい」ってパニックになってしまって。そしたら妻が「私、このお店でちょっと服見てるから、その辺、探してきたら」って言うので、トイレを探す旅に出ました。

運良くトイレは簡単に見つかりまして、その妻が入ったお店に戻ると、妻が完全に店員に捕まっていました。

テーマはどうやら「ムートンのコート」らしくて、妻が店員の方と「今年はムートンが必要」って盛り上がっているんです。

ちなみに、女性が一人で服を見ているところに「夫らしき男性」が近寄っていくと、店員の方が「あ、この人、買うかも」って感じで俄然、本気になるんです。

僕が現れたのを見て、お店側も本気になったのか、マネージャーらしき女性が現れて、とにかくいろんなムートンのコートを勧め始めました。

うちの妻、こういう「すごくお洒落な場所」でも全然ビビらないんです。まあ元アパレルだからというのもあるのですが、でも鏡の前でやりたいように振る舞うんです。

で、すごく気に入ったのが一着あったのですが、金額は「27万円」でした。

すごく気に入ってるし、かなり似合っていたので、今回の印税は全く手をつけていないので、僕が「買えば」と言ったのですが、「いや、そんな簡単には買えないでしょ」ということで、出てきました。

ところで青山のそういうお店って店員さんが上品で「そんなに勧めすぎない」んです。「まあ他のお店でもたくさんムートンのコートはあるので、いくつか見てください。うちのが一番良いとは思いますがね」って感じの接客をするんです。

そういう接客をされると「だったら買う」ってついつい思わせるのが、妻いわく「彼女たちのすごいところ」なのだそうです。

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さて、ブルーノートにやっとたどり着きました。

演奏、始まったら、もう去年よりもさらに進化していて、僕たちは白ワインを一本あけてしまったため、なんかすごく盛り上がってしまったんですね。

そしたらソムリエさんに「ちょっとお声が響いているようです」って注意されました。すいません… 「今日はなんかやらかす日だな」ってずっと思っていたのですが、やらかしてしまいました。

僕もbar bossaでしょっちゅう「すいません。お声をお下げいただけますか」って言ってるのですが、言われるとこういう気持ちになるんだなあと

すごくわかりました。

でも、言うしかないんですよねえ。その気持ちもわかりました。

 ※

さて、今日のブルーノートの最終日の演奏を見る方には「ネタバレ」なのですが、最後の曲の終わり方の演出がすごく良いんです。

客席のみんなにメロディを合唱させて、ピアノが、ベースが、ドラムが、一人一人演奏を止めて、客席の合唱だけになって、演奏家の4人が歌いながらステージを去るのですが、この演出、どういうわけだか涙が出るんです。

僕だけかなと思って妻の方を見たら、妻も泣いていました。後で「どうしてあの演出で泣いちゃうんだろうね」って話し合ったのですが、理由はまだよくわかりません。でも、感動の瞬間でした。

そして、DJの中原仁さんに挨拶をして、このnoteを読んでくれているというランブリング・レコードの渡辺さんと挨拶をして、ブルーノートを後にしました。挨拶というか、すごく酔っぱらってて失礼しました。

今日、月曜日がDDG4の来日公演の最終日ですが、本気でおすすめですよ。

以上、「銀座線が止まった日」でした。

▼11/7(月) @東京 BLUE NOTE TOKYO

<1st> Open:17:30 / Start:18:30

<2nd> Open:20:20 / Start:21:00

DJ:堀内隆志(cafe vivement dimanche)

チケット:6,800円(税込)

お問い合わせ:BLUE NOTE TOKYO 03-5485-0088

http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/dani-debora/

#コラム #音楽

飲食店って本当に面白いなあって感じの本を出しました。『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』 https://goo.gl/oACxGp

11月16日に僕が選曲したCDが出ます。Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa https://goo.gl/tOKcGu

こんな曲も収録されています。

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「やっぱりコーヒーが」です。

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銀座線が止まった日

林伸次

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林伸次