雑誌に取り上げられることと、cakesとHanako for Menのこと

20年ほど前のこと。当時すでに売れっ子になっていたあるデザイナーの友人と話をしていて、彼はもう自分の事務所も持って、順風満帆に経営をしていたのですが、彼に「この後、どういう風になりたい?」というような質問を僕がしたことがありました。

すると彼がしばらく考えて「うーん、ananで『最近の女性の恋愛はね~』とか語るような人になりたいなあ」って答えたんですね。

そして二人で「ええ?! ananで恋愛を語るオジサン? それが目標?」なんて大笑いしたことがありました。

そんな笑っていた僕が去年のananの恋愛特集でアヒルストアの齊藤さんと恋愛を語ってしまったんです。

なんか本当に人生ってわからないものだなあ、とその時にすごく感じました。

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ところで、そのananが出たときに紫原明子さんが、「今回のanan、cakesの人ばっかり出てる」みたいなツイートをしていたんです。言われてみれば、岡田育さんと二村ヒトシさんとおぐらりゅうじさんと僕が出ていて、「ああ、なるほど、cakes自体が今すごく人気があって、僕はそこで書いているから採用されたんだなあ」ってことがわかり、いろんなことが腑に落ちました。

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ところで、Hanakoはご存知ですよね。

お店を経営している人はみんな「そうそう」って思うはずですが、「Hanakoに自分のお店が掲載されること」って本当に今後の経営に大きく関わるんです。

特にbar bossaが開店した20年ほど前は、インターネットなんてなかったので、「お店の情報」と言えば、Hanakoでして、Hanakoに出ると、発売日のその日からずっとお店は満席で満席で、とにかく「Hanakoには足を向けて寝れない」という存在だったんです。

でも、どこの媒体も同じだと思うのですが、「もうすでにみんなが知っている有名なお店」とか「ちょっと古くなってしまったお店」はHanakoでは紹介されないんですね。

雑誌(というかメディア)は、とにかく「みんながまだ知らないお店をどこよりも早く紹介する」というのが第一ですからね。

で、bar bossaも時々、渋谷特集で取り上げてくれないことが増えだして、「ああ、寂しいなあ」なんて感じることがあったんです。

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でも、今回のHanako for menの渋谷特集、bar bossa出ています。

というか、僕が1ページ大きく出ていて、cakesと同じような文章を書いて、cakesとのコラボのページになっています。

インターネットと雑誌がこういう風にコラボするってかなりレア・ケースなのではないでしょうか。

cakesって本当に今、人気がある証拠ですね。

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ちなみにこの写真、編集者の藪下さん(bar bossaの常連です)が「外が夜の写真が欲しい」との希望で、休日の夜に撮影しています。

この日、僕は撮影のことを忘れてうっかりお昼にお酒をたくさん飲んでしまいまして、実はこの写真の撮影の時、僕は酔っぱらっているのですが、どうやらバレていないようです。

ご興味あれば書店でどうぞ。

#コラム

飲食店って本当に面白いなあって感じの本を出しました。『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』 https://goo.gl/oACxGp

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

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林伸次