自分が死ぬ前に「相手の再婚」を望むだろうか

先日、あるテレビドラマを見ていたらこんなシーンがありました。

ある奥様が病気で亡くなる前に、自分の実の父親にこう言い残したそうなんです。

「私が死んだ後、しばらくしてまだ主人が独り身だったら再婚をすすめてあげて」

これ、もちろん「テレビドラマだから物語を進行させるための設定」だとはわかっているのでそこに関しては問題ありません。

でも、これが現実とすれば「自分が病気で死ぬ前にそんなことを言うかなあ?」ってずっと考えているんです。

もしあなたが既婚者なら、あなたもちょっと想像していただけますか?

あなたが病気であと1ヶ月の命という状況です。

たぶんあなたは身辺整理をしておこうと考えますよね。「子供はどうなるだろうか?」とか「自分が死んだ後の家計のこと」とか「あの人にこれだけは伝えなきゃ」とかいろんなことを考えると思います。

で、「自分が死んだ後に妻(あるいは夫)が再婚してほしいなあ」って思うことができるでしょうか?

これ、僕は何度も自分でシミュレーションしてみるのですが、「僕が死んだ後に、妻が誰か僕以外の男性と再婚してほしいなあ」っていうのは、どうも思えないんです。

 ※

で、本当に変なシミュレーションなのですが、僕が死んで、どういうわけか幽霊のような存在になってしまって、あの世には行かずに、ずっとこの地上でこの僕がいなくなった世界を眺めることになるとします。

それで1年くらいが過ぎて、妻が誰か新しい男性と恋愛みたいな状態になるとしますよね。

そのときに初めて僕は妻に「ああ、その男性、良い人そうだから再婚した方が良いよ」って思うような気がするんです。

で、妻が仏壇の僕の写真を見たりとかして、「ねえ、あなた、私、好きな人が出来ちゃった。その人と結婚しようと思うんだけど」とかなんとか言ってくれたりすると、幽霊みたいな存在の僕は「ああ、良かった。幸せになってね」とかって思いそうな気がするんです。

 ※

本当に想像ばかりの話ですが、そのドラマを見てからずっと気になっていたので、ちょっと書きとめておきました。

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「昨日、飲み過ぎた」です。

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自分が死ぬ前に「相手の再婚」を望むだろうか

林伸次

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林伸次