書き出し

岸本祐子は僕と佐藤にとっての「マドンナ」であり、「女神」であり、僕たちがずっと守るべき「姫」であった。

そう。僕と佐藤は「姫を守る騎士」というわけだ。

岸本祐子は他校の生徒がわざわざ見に来るくらいの美人だった。用事があるフリをして、僕たちのクラスの前まで他校の男子が来ることもあったし、校門の外で岸本祐子が出てくるのを待つ男子たちもたくさんいた。

岸本祐子は勉強もスポーツも出来たし、目立たない男子や地味な女子にも優しく接したのでとにかくみんなから人気があった。しかし、たまに自分が好きな男が岸本祐子のことを好きだと言ったという理由の嫉妬から、岸本祐子を敵視する女子もいた。

 ※

と、ここまで「書き出し」を書いてみました。一応、物語の展開としては、親友の佐藤と僕は仲良く岸本祐子を守っているわけですが、岸本祐子が佐藤のことを好きだということが「僕」が気づいてしまうわけです。そして僕はどうするのか、そして親友の佐藤と岸本祐子はくっつくのか、という話です。

で、これ、設定を中学にするべきか高校にするべきか悩んでいます。

例えば中学だと、「セックスはNG」ですよね。で、青春小説のパターンとしては「女子の胸が大きくなってきている」のをドキドキして見たり、作家によってはマスターベーションを描写したりという感じの展開になります。でもセックスを描かなくて良いから楽と言えば楽です。

でも高校だと、やっぱりセックスをどう描くかというのがポイントになってきます。デートは映画を観にいったりするわけだし、当然、「ドキドキして手をつないだり、キスしたり」っていうのもあり得ます。で、親友の佐藤と岸本祐子がセックスをしたら「僕」はすごく苦しいけど、物語が深くなるかなとか思ってます。

そんなこんなで、書き出しで止まっています。

#小説

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「妻が生霊の話を」です。

ここから先は

154字

¥ 100

サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。