自分の才能に頼っていると、一作目をこえる作品が作れない

「才能」について色んな人から意見を聞いているのですが、先日、西崎さんにこんな話を聞きました。

「確かに才能がある人はいるし、そういう人はすごい作品を作る。でも、自分の才能だけに頼っていると、ひとつのパターンの作品しか作れない」

確かにそうなんです。その通りなんです。

例えば、若くして何の経験もないのに「○○賞」をとったりとか、自主制作で作った作品が大ヒットする人っています。そういう人って「天才あらわる!」って感じでメディアで騒がれたりしますが、その次の作品がパッとしなかったりします。

その人たちって西崎さんの言う「自分の才能に頼っているから、作品のパターンがひとつだけ」なんですね。だから、次の作品が自分のコピーみたいになってしまって、行き詰まるんです。

おそらく自分の才能に過信して、それだけでついうっかりデビューしてしまったりするから、後になって「自分をこえる新しい作品」が作れなくて、結構大変になるんだと思います。

そういう意味では、勢いのある何かひとつだけのパターンの作品が作れる才能があるのよりも、バランスよく、時代に合わせた作品を常に発表できる人の方が「強い」感じはしますし、何よりずっと現場で活躍し続けられますよね。

まあでも、もしかして多くの人が「自分をこえる作品」とか「勢いのある処女作をこえる作品」とかってあまり作れないのかもしれないです。

 ※

お店をやってて思うのは「お店を始めるの」ってお金があれば誰でも出来るんですね。

でも続けていくのが実は難しいんです。

それと似ているような気がします。

一作目は今までの自分の感覚や勢いで作れるけど、二作目、三作目、そしてって、どんどん自分を更新して、展開していくというのが実は「違う意味での才能」で、それこそが難しいのかなって思います。

まあこれは、アーティストやお店だけのことではなくて、企業なんかでも同じですよね。「最初をこえる次の展開」が一番大事だったりするなあと思いました。

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「昨日は満月」です。

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自分の才能に頼っていると、一作目をこえる作品が作れない

林伸次

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林伸次