エゴサーチをすること

※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

自分の名前を検索する、いわゆるエゴサーチってしますか?

ある有名人でさえも、「たまにする」って言ってたので、何かを発表したり、表に出たことがある人は、ほぼ全員がしますよね。

で、自分の悪口、見つけたことありますか? 

「自分の悪口を見つけても、全然気にならない」という人を僕は3人知っているのですが、「すごいなあ」っていつも驚いてしまいます。

というのは僕はそういうの見つけてしまうとすごく落ち込んでしまうからです。

で、ある友人から「エゴサーチなんてしない方が良いよ。あれってやっぱり心によくない。もう色んなノイズで、やる気とか、幸せで平和な気持ちとかが乱されてしまうから、一切見ないのが一番」って助言されたことがあり、「そりゃそうだな」と思って、もう途中から一切Googleで自分の名前は検索しないって決めました。

 ※

でも、実は「ツイッターでエゴサーチする」というのを覚えてしまったんです。

というのは、ツイッターって本当に軽い気持ちでつぶやくから、本音を拾いやすいんです。

例えば以前、「林伸次って気持ち悪い」っていうツイートを発見したんです。

その前後何もなしで、その言葉だけなんです。たぶん、彼女の知人や同僚に「林伸次」って人がいるわけではなく、僕のことだと思うんです。

何を読んだんだろうなあ、下ネタはあんまり露骨な表現はしないでおこうって決めているのに、なんか気持ち悪かったんだろうなあと、なんとなく勉強になりました。

あるいは、ツイッターって、その人の他のツイートを10個くらい見るだけで、なんとなく「ああ、○才くらいで、こういうところに住んでいて、こういう生活をしているんだな」って感じで、大体のその人の雰囲気のようなことが把握できますよね。

だから、例えば「ああ、なるほどなあ。地方都市に住んでいる、20代前半くらいの若い女性が、僕の文章を読んで、面白いなって感じてくれているんだ」ってことがわかるので、リサーチが出来るんです。

僕、やっぱり「片寄りたくない」んですね。

深夜の3時に港区で飲んでいるオジサンにも「このキスの話使えるなあ」って思われたいし、フェミニストの人にも「まあこれは確かに納得だな」とかって感じて欲しいし、10代後半の若い女性にも「へええ、男性ってこう考えてるんだ」とかって思って欲しいんです。

そしてツイッターってそういう「リアルな言葉」が拾えるんですよねえ。

だから、ツイッター検索、やめられないんです。

まあでも、ほんと、誰かのちょっとした心のつぶやきが遠い僕に聞こえるなんて、やっぱり僕らは未来にいますね。

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!
https://goo.gl/Q6mRvL

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「インスタ映えという言葉が氾濫」です。

ここから先は

101字

¥ 100

サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。