ララランドの夢を追いかける人と相澤歩さんの本【ネタばれ注意】

ララランドの物語のテーマのひとつに「夢を追いかける人」というのがあったと思います。

オーディションに落ち続けるパッとしない女優志望というのをすごく上手く演じていたエマ・ストーンですが、もちろんエマ本人は、こんな風に何度もオーディションを受けて、同じようにすごく悔しい思いをして、そしてここまで這い上がってきたわけですよね。

そんな「這い上がってきた今、大女優側のエマが、夢を追いかけている女性を演じている」というのが、個人的には「見所」というか「泣き所」でした。

このエマ演じるミアが、「独り芝居」をして、おもいっきりコケるんですね。大根とか陰口を言われるわけです。

作品を作ったり、発表したことがある人は、みんな似たような経験を一度や二度はしているのではないでしょうか。

若気のいたりと言いますか、こういう「バランスの悪い自我」があふれでてきて、自己満足的な作品を発表してしまうって、一度はやってしまって、大恥をかきますよね。でも、そういう恥をかくことってすごく大切です。

そして、それがきっかけで、エマ演じるミアは成功への階段を上り始めるわけです。

こういう物語ってもう展開わかっているのに、涙腺を刺激しますよね。

映画の中でもセブが「人は頑張っている人を応援したくなるんだ」というようなセリフを言いますが、どういうわけだか僕たちって、一生懸命、誠実に頑張っている人に心をうたれるし、応援したくなるんです。

 ※

このnoteでずっと発表を続けている相澤歩さん( https://note.mu/melancolia )の本、たくさんの本屋さんで取り扱いが決まったようです。

ツイートによると、初版予定は20冊だったのが、200冊増刷だそうです。

ララランドがアメリカン・ドリームなら、こちらは東京ドリームですね。小さい良心的な本屋さんが一冊一冊丁寧に扱ってくれるからこそ、こういう本が本当に求めている人たちの手元にちゃんと届くという、今の東京らしい素敵な話です。

こうやって、作品をちゃんと形にして発表した人だけが成功への階段を上がっていくんですよね。

本屋で見かけてみたら手に取ってみてください。ちなみに僕はすごく好きな世界観です。

ネットでも買えますよ。→ http://shop.hatidori.jp/items/5189875

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!https://goo.gl/Q6mRvL

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「ラテンジャズのLP買ってみてるのだけど」です。

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