「じゃあ美人に生まれてたら、どうだったと思います?」に答えました。

※水曜日は質問に答えています。

【質問】
「林さんがもし女性に生まれてたらの話の続きですけど、じゃあもし美人に生まれてたらどうだったと思いますか?」(カウンターで聞いた質問です)

【答え】
以前、「もし僕が女性だったら、結婚して出産してたか?」、という質問に答えたんですね。

それに対して、「じゃあ美人に生まれてたら、人生、どうだったと思いますか?」という質問を、再びされたというわけです。

さて、みなさん、もし美人に生まれてたらどうしますか?

何かと人生、すごく変わりそうですよね。

たぶん、あなたの周りの何人かの美人を頭の中で想像して、「ああいう人生かなあ」とか「いやいや、いくら美人でも、ああいう人生は大変だよな」とか、色んなパターンを考えるのではないでしょうか。

僕の知っているある美人の女性で、芸能界で有名になることを目指している(いた)女性がいるんですね。

その彼女、本当に綺麗なのですが、やっぱり事務所の力とか、色んなチャンスを掴むタイミングとか、メディア向けの個性があるかないかとか、色んな条件がうまくいかなかったのでしょう、そんなに芽が出ないまま、今、40歳を過ぎているんです。

そして、僕が見る限り、彼女やっぱり人生すごく大変そうなんです。

 ※

やっぱり美人って「美人の使い方を間違えると結構大変」ですよね。

初対面でみんなが「うわ、この人、美人だなあ」ってリアクションして、みんなにチヤホヤされるのって、たぶんすごく快感だとは思うんです。

毎日が楽しいとは思うのですが、やっぱり「使い方」を間違えると、失敗しますよね。

それで、「もし、僕が、美人に生まれたら、どうしていたか」を考えてみました。

僕がシシドカフカなわけですよね。

たぶん10代後半や20代前半は調子に乗ると思います。

音楽をやっていると思います。やっぱり美人だからヴォーカルをやっていて、自分で曲や歌詞も作っていると思います。

僕が今の性格で今の能力のままで、でもシシドカフカなんですよね。

たぶん、下北沢とかでバイトをしながら、音楽をしばらく続けているのではと思います。

根が真面目なので、そんなに危ない世界には足は踏み入れないと思います。

あと、僕が見ている限り、そういう世界で「成功するかしないか」の分かれ目って、出会いやチャンスをいかにつかんで、良い方向にもっていけるか、だと思うんです。

良いプロデューサーに出会える場所にちゃんと顔を出している、とか、試作盤を手渡しで色んな人に配るとか、そういう営業的なこともすごく大きいんです。

例えばわかりやすいところで言うと、bar bossaという20年やっているバーが渋谷にありまして、今、成功している色んな人たち、無名な頃から、bar bossaにたまに飲みにきてくれて、色んなフライヤーを持ってきたり、近況報告をしてくれたり、SNSで絡んでくたり、繋がりを終わらせないんです。

で、僕としても「ああ、だったら、あの人(その業界で有名なプロデューサー)に今度、この音源を聞かせようかな」とかってなって、確実に「投資を回収」していくんです。

そして成功する彼ら彼女らって、そういうお店やコミュニティをすごくたくさん持っているんです。

さてどうでしょうか、若くて美人な僕が、そういうことが出来たかどうか、ちょっと疑問です。

例えば、bar bossaは1回くらいは来てるかもしれないのですが、マスターと会話するとは思えません。

さらに何度か通って、「私、こんな音楽やってるんです」なんて感じで、音源を渡すとは思えません。

そういうの、あんまり器用じゃないんです。

だから、CDを1枚とか2枚とか出して、20代半ばであきらめて、バイト先で知り合った、「飲食店経営者」とか「誠実で仕事が出来るマスコミ関係者」とかと結婚したんじゃないでしょうか。

それで、代々木上原とか中目黒とかに住んで、たまにメディアに出て、って感じの女性になっているような気がします。

こんな答えで良かったでしょうか。でもホント、美人って使い方だと思います。

#コラム

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色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!
https://goo.gl/Q6mRvL

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「暑いですね」です。

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