&プレミアムとシー・モア・グラスのCD
先日、20代前半の方が「この前、90年代のカフェブームのことを教えてもらって」と言ったのを聞いて、「あ、そうか。若い人たちにとってはあたりまえだけどカフェブームって歴史なんだな」と気がつきました。
あなたはカフェブームの時はどこにいましたか? カフェ、行きましたか? お気に入りのカフェってありましたか?
ところで今出ている『&プレミアム』が「カフェ特集」ですが、チェックしましたか? ものすごく良いんです。先日の『ポパイ』の「ジャズと落語特集」もそうでしたが、やっぱりマガジンハウスは底力が違いますね。
そして、マガジンハウスには是非、ネット展開をしてほしいです。今の日本のネットのコンテンツに足りないのはマガジンハウス的世界観だと思います。
あの世界観をネットに落とし込むのは難しいとかって色々と耳にしますが、やっぱり若いネットしか見ない人たちにもマガジンハウス的世界観を知ってほしいです。
さて、『&プレミアム』のカフェ特集、ディモンシュとSHOZOがメインでした。もうこの2店だと思います。この2店が90年代以降の「日本のカフェ」を形作りましたよね。
→話はずれますが、岡村仁さんがディモンシュについての文章を書いていまして、この文章の前半の伊丹十三とかの話がとにかく今回の&プレミアムの一番の読みどころなので、是非チェックしてみてください。でもこういう時も本当はその記事のURLをここに貼り付けたいところです。だってこれを読んだ後でわざわざ本屋に行って、そのページを開く人ってほんのわずかですよね。
ところで、川口葉子さんと山村光春さんの対談で、J・COOKとシー・モア・グラスが取り上げられてました。この2店を紹介するってさすがだなあ、と思いました。その2店なんですよね。みなさんご存知ですか? どちらもホントすごく「ワン&オンリー」のすごく良いお店なんです。
※
さて、そんなシー・モア・グラス、今度、20周年だそうで、CDを作ったそうです。
そしてそのCDに参加したメンバーがこんな感じなんです。ちょっとすごいですよね。
矢野顕子、空気公団、Predawn、谷川俊太郎、かえる目、カフネ、竹中直人、DiVa、makoto ueda
そしてこんなに豪華なメンバーなのに、妙に「手作り感」があって、でももちろんクオリティがすごく高くて、うわあ、さすがシーモアさんだなあって思っちゃいました。
ちなみにこのCD、自宅に置いといたら、妻が聞いて感動したみたいで、こんなツイートをしていました。
このCDのダイジェストはこんな感じです。
シーモアさん、20周年おめでとうございます。「シー・モア・グラス」という言葉で「あ! サリンジャーだ」と気がついた人は是非、お店の方も行ってみてくださいね。
『もっとうたってよちゃん』 https://goo.gl/bIeh4w
9月9日に僕の新刊が出ます。『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』 https://goo.gl/oACxGp
この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「林くんはシン・ゴジラ、好きじゃないと思うよと言われた」です。
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