恋がしたい欲の話

最近、わかってきたことがありまして、みんなが好きな「恋愛の話」は、要するに「恋愛初期段階のあれこれ」なんだなあってことなんです。

「出会ったときのこと」とか「私、もしかしてあの人のこと好きなのかも」とか「連絡先、交換しちゃった」とか「ねえ、これってデートの誘いなのかな」とか「手握っちゃった」とか「初めてのキスがすごくさりげなくて、なんか唇の感触が…」とか、とにかくそういう「恋愛初期段階に起こるいろんなこと」がみなさん大好きなんです。

そしてそういう「恋がしたい」っていう「欲求」があるんです。

いわゆる「欲」って色々とありますよね。

「食欲」とか「出世欲」とか「睡眠欲」とかまあ色々とあります。

その中に「性欲」というのがあると思うのですが、それと「恋がしたい欲」ってどうやらちょっと別のことのようなんです。

「お酒」や「薬」や「音楽」や「踊ること」と似ているんです。なんかドキドキして、心が切なくなったり苦しくなったりして、「わああ!」ってすごい「多幸感」があって、そういう「恋」にまつわる色んなことが「病みつき」になるんです。

もちろん「食べ物」に全然こだわらない人がいるように、そういう「恋したい欲」みたいなのが全然ない人もいるんです。

「そういうの面倒くさい」って感じている人もいるんです。

そして「ここが難しいところなんだよなあ」って思うのが、既婚者にもその「恋したい欲」というのがあるようなんです。

みんなそんなにドロドロな不倫をしたいとは思っていないんです。

みんな家庭が大切だし、多くの人が「セックスまではしない方が良いんじゃないかな」って感じているようなんです。

でも色んなところに「罠」が仕掛けられてまして、みんなドロドロの不倫関係へと落ちていくんです。

            ※

この「恋したい欲」、わかってきたのですが、「抑え込まない方が良い」ように思います。

「抑え込む」と転んでしまったら、もうただひたすら落ちていくんです。

たぶん「ガス抜き」が必要なんです。

「知らない異性10人と出会って話す会」の既婚者ヴァージョンをやってくれってとにかく既婚者に言われるんですね。

もちろんそんな会はやらないのですが、たぶんみんな「ドキドキしたいだけ」なんです。

その「ガス抜き」を真剣に考えて用意しないと、これからますます「ドロドロ不倫」が増えるんですよね。

「ドロドロ不倫」、まあ勝手にやってればとは思うのですが、やっぱりいろんな「悲しむ人」が出てくるし、不幸な状況になりがちです。それは避けたいですよね。

さて、「お酒」とか「音楽」とかは合法で楽しめますよね。

そういう「ガス抜き装置」としての「ちょっとドキドキするだけの恋愛初期段階だけを味わうシステム」みたいなのを思いついたら、その人の社会貢献度、すごいと思います。

「夫婦で参加できる合コン」とか、うーん違いますね。

「家庭」や「配偶者」なんかはとても大切に思っているんだけど、でも「ちょっとだけドキドキしたい」という人のための「ガス抜き装置システム」、それも「誰にも批判されない健康的なシステム」で、「私、この日曜日、ちょっとドキドキしてくるね」って夫と子供に伝えたら「うん、行っておいで。楽しんできてね」と言われるようなシステム、あると「今の不幸な人をたくさん生んでいるドロドロ不倫」が少なくなると思うのですが。

#コラム

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林伸次

コメント1件

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