個人と個人の売買と、これからのリアル店舗のこと

僕のある友人のご両親が地方都市の商店街でお店をされてたんですね。

その彼は本を買うにも、お肉を買うにも、オモチャを買うにも、電化製品を買うにも、その商店街のお店で買うって小さい頃から暗黙のルールで決まっていたそうなんです。

もちろんその商店街の他の店舗の人たちも「買い物は彼のお店でする」って決めていたそうなんです。

ちょっと離れた郊外の大きいディスカウントショップに行ったら、もっと安い商品があるってわかっていても、お互い同じ商店街で買い物をするのが「あたりまえ」だったそうなんです。

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最近、洋服屋さんで試着だけして、サイズも全部チェックしてから、その店舗では買わないで、ネットで買うっていうのがすごく増えているそうなんですね。

もちろんネットの方が安いからというのはわかるのですが、リアル店舗の方はすごく困りますよね。でも、「全く同じものなら安いネットで買う」という人の気持ちもすごくわかります。

でも、冒頭のように「同じ商店街で買う」という行為もすごく理解できるんです。

この二つの違いは何なんだろうとずっと考えていまして。

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やっぱり近所の商店街で買う場合は「このお店で買うとこの店主のところにお金が入って、その売り上げからこの店主とその家族の生活費が」って想像できますよね。

でも、大手のアパレルメーカーの場合は、「自分が多少のお金をこの店舗で使った、あるいは使わないからと言って、それくらいの金額ではこの会社の経営には影響ない」と考えてしまうからですよね。

たぶん「大きい規模の経営」という気配が感じられたら、「そんな大きい会社の売り上げのことなんて自分には関係ない」って気持ちになってしまうんだと思います。

たぶんこれからは「ここでこの人から買ったら、そのお金の多くがこの人の手元にいくんだろうなあ。じゃあここで買おうというお店」と、「大規模で安さやサービスを他と比較して一番自分にあったお店を選ぶ」というのとの二つしか残らないような気がします。

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ところで、このnote、投げ銭制にしてから、最近気がついたら10万円をこえていました。本当にありがとうございます。

雨月メッツェンバウム次郎さんがこういう意味のことを書かれてました。→ https://note.mu/drdolittle/n/n16cfa35dd53c

「200万PVいったより6900円の投げ銭の方が嬉しかった」すごくわかります。

僕もそう思います。読むのは読むだけですが、お金を支払ってくれるってすごく嬉しいんです。

やっぱりこのnoteというシステム、これからのあるべき形のような気がします。

そしてこれからは「noteやメルカリのような個人と個人のやりとりと、街の小さい趣味の良いセレクトショップ個人店とインターネットでの買い物とコンビニと家族で行って楽しめるショッピングモールのような大型店舗だけ」になって、その中間のリアル店舗は何か特別な個性を見せないと残れないような気がします。

bar bossaも何か個性を出して頑張らなければと思います。

#コラム

僕のcakesの連載をまとめた恋愛本でてます。「ワイングラスのむこう側」http://goo.gl/P2k1VA

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(何度も言いますが大したこと書いてないです)。今日は「飲むときに食べ物が必要」です。

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個人と個人の売買と、これからのリアル店舗のこと

林伸次

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林伸次

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