苦い食べ物が美味しいと感じるのは老化という話

小さい頃、嫌いな食べ物ってありましたか?

ピーマン、にんじん、セロリ、みんな独特の苦みやクセがありますよね。

でも大人になったらいつの間にか、そういう苦みやクセの向こう側に「美味しさ」のようなものに気づいて、逆に「大好き」になることってあります。

ビールやコーヒー、パクチーなんかも、そういう「大人になったからこそわかる美味しさ」ですよね。

でも、この「大人になったらわかる美味しさ」って実は「老化が原因」だということを教えてもらいました。

本来、人間は「甘いもの」とか「クリーミーなもの」とか、そういう「わかりやすい美味しさ」を「好ましい」と感じると設定されているそうです。

だから赤ちゃんやまだ小さい幼児なんかは、そういう「わかりやすい美味しさ」しか理解できないそうなんです。

でも、年をとって、老化が始まると、そういう感覚が鈍くなってきて、多少「苦い」とか「食べにくい」と感じるものに対して「耐性」が出来てきて、その「苦い」や「食べにくい」と感じていた食材の向こう側に「美味しさ」を発見出来るようになるのだそうです。

           ※

これってアレですよね。

「恋」なんかも若い頃は「真っ直ぐで純真な恋」だけしかありえなかったのに、年をとってくると、複雑だったり、ちょっと困難な恋を「切ない」と感じるようになるあの感覚です。

あるいは、小説や映画や音楽を鑑賞するときも、わかりやすい「直球な作品」よりも、より複雑で「悲しみ」や「挫折」なんかをたくさん抱えている表現の方がよっぽど「ぐっ」とくることがあります。

そう考えると年をとって「老化」するって結構、人生のことをより深く味わえるから、そう悪くないものだなあと思い始めた46歳の冬です。

#コラム

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林伸次

コメント14件

子供が酸味や苦味に弱いのは、痛んでいるかどうか判断できないからそうプログラミングされていると教わりました。自己防衛のためですね。腐ってるものはたいてい酸っぱいか苦いですから。大人になるとそういうプログラムが不要になるので、美味しく感じ始める。まあでも確かに老化で間違いはないですが^ ^
子供は味覚が敏感なので、刺激の強い食材は拒絶反応を示すのです。
高齢化してくると味覚が鈍ってくるので、些細な味の変化が分からない。
乳幼児と高齢者の食事は薄味にと言うのは、そういう理由があるようですね。
鈴木さん そうなんですね。僕は味を専門に研究している人にそう教わりました!
さとみゆさん なるほど。そういうことなんですね!
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