銀座線が止まった日 その2

昨日、また銀座線がとまったのは知ってますか?

先日、こちらに「銀座線が止まった日」 https://note.mu/bar_bossa/n/nc44d88ea242e という話を書いたところ、色んな人に「奥さん、ムートン買ったの?」って聞かれたので、その続編を書きます。

妻はあの後、「私はこの冬、いったいどんなコートを着るべきか」と悩みに悩んだあげく、「ドゥベチカのダウンにしよう」と決めたみたいで、アクアガールでセールになってたから、それを買ったようです。

そしてそのアクアガールは渋谷のマークシティの1階らしいのですが、そこでモデルみたいな雰囲気のマネージャーっぽい女性と仲良くなってしまって、ダウンだけでは申し訳ないくらい話し込んでしまって、あとジーンズも買って、さらにもうひとつ取り置きしてもらっているようです。

ちなみに妻はこの「お店のすごくカッコいい女性店員と仲良くなってしまって、その女性と楽しく話しをするから買ってしまう」というのは度々やってまして、「ああ、またそういう人につかまっちゃったんだなあ」と思っています。

なんか決定的だったのはその女性店員がほんとモデル風なのに、「お客様と私、たぶん同じ体型だと思うんですが」って言われたときに参っちゃったそうです。さらに「妻が今取り置きしている服」は、そのモデル風店員さんに「これ、私も可愛いと思って買っちゃったんですけど着てみますか?」って言われて、妻も着てみたら、すごく可愛かったらしくて、妻が「可愛い!」って言ったら、彼女が「えー、良かった。お客様にそう言われるなんて、私、ほんと、これ買って良かったです」って言われて、これは取り置きしなきゃと思ったそうです。

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さて、日曜日はいつものようにヨガにいって、その後、渋そばでお蕎麦を食べて、銀座線が今日は工事中なのをチェックしながらツタヤに向かいました。

ちなみに昨日のメインは高円寺で春風亭一之輔さんの落語をみるというものでして、開場が5時半なので、それまで時間をつぶすことになったのですが、その前日の土曜日、おかげさまですごく忙しくて、お店に洗い物がどっさりたまっていたんですね。それを全部洗うのに1時間くらいかかるから、お店に置いてあるPCで映画『ブルース・ブラザース』を観ながらやろうということになって、ツタヤにDVDを借りに行きました。

さて、どうして『ブルース・ブラザース』なのかと言いますと、妻が僕の選曲CDを聞いて「エレベーターでかかっている音楽みたい」って言うんです。

で、これに関して僕はいつも「エレベーターでこんな良い音楽はかかっていない」って言ってまして、そしたら妻が「エレベーターの音楽と言えば、ブルース・ブラザースって観た? エレベーターの音楽のシーンがすごく良いの」って言ったんですね。

僕は「観たかなあ、どうかなあ」って答えまして、僕はそういうすごく有名な作品って「観てないけど観たような気持ちになっている」ってよくあるので、妻が「じゃあ、洗い物をしながら、お店のPCでブルース・ブラザースを観よう」となって、ツタヤで借りて、二人で洗いながら観ました。

あの、ブルース・ブラザース、観てなかったです。すごく面白いんですね。妻は80年代の公開当時、映画館で観た以来らしくて、「そうそう、この刑務所を出るところで目を見せないんだよね。その後ずっとサングラスで、最後にサングラスを外すところまで目を見せないのがポイントなんだよ」ってすごく嬉しそうに言ってます(映画を観た人だけわかってください)。

そして妻が言ってた最後の最後のシーンで、二人がエレベーターに乗るのですが、かかっている音楽が「イパネマの娘」なんですね。これ、僕と妻としては「うわ、ボサノヴァなんだ」って感じでかなりツボでして、笑って映画は終わりました。

さて、映画が終わった時間が4時50分です。開場は5時半なので高円寺まで急がなくてはなりません。

日曜日の夕方の渋谷から新宿までの山手線ってすごく混んでるんですね。なんかギュウギュウ詰めで、新宿まで行って、目の前の黄色い電車に乗りかえて高円寺にたどり着きました。

 ※

春風亭一之輔さんってご存知でしょうか。まだ38歳なのですが、今の落語ブームの中心的存在で、とにかくメディアにひっぱりだこなのですが、まあ本当に上手くて面白い人で、妻はずっと追いかけているんですね。

で、昨日の高円寺の独演会では、「終わった後で一之輔さんを囲んで飲み会」というのがあるようで、妻としてはそれに参加して一之輔さんと近くで飲んで話すのがメインのようなんです。

さて、独演会が始まって、一之輔さんが高座に上がって喋り始めた数分後のこと。僕、お酒を飲むとクシャミが止まらなくなることがありまして、その時も「1ドリンク」でハイボールを飲んでたら、もうクシャミが我慢できなくて、一之輔さんが話しているときにおもいっきりクシャミしちゃったんですね。

そしたら一之輔さんが僕のクシャミに「そんな『ペッパー!』(僕のクシャミの音です)って」って突っ込んでくれて、会場大爆笑で、妻も大笑いで、僕としては、またやっちゃったって気持ちで独演会が終わりました。

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落語の後の「飲み会」なのですが、一之輔さんから二つ置いた席を確保しまして、一之輔さんと色々と直にお話ししましたよ。

もう自分の中で「この質問はしてみよう」っていくつか決めていたのですが、一つは「奥様とどこで出会ったのですか?」というものです。

というのは一之輔さん、お子さまが3人いまして、奥様の話がしょっちゅう出てくるんです。

で、奥様ってどんな人なんだろうってもちろんみんなが気になってまして、僕が「奥様とどこで出会ったんですか?」って聞いてみました。

学生の頃に出会ってそのままずっと付き合って結婚したそうです。

妻とも後で話したのですが、いわゆる本物のアーティストでよくあるパターンですよね。

恋愛そのものにそんなに興味がなくて、学生の時に知り合った女性とそのまま結婚してしまってずっと愛し続けるというパターンといいますか、そういう「恋愛のいろんなこと」に時間を費やすくらいなら、自分の芸をみがく方に夢中になるというタイプの男性なんですね。

そしてさらに、僕が「奥様は誰に似てます?」って質問したら「マライア・キャリー」って答えてくれました。なんかそういうシャイでゴマカす感じも「らしいなあ」と思いました。

#コラム

飲食店って本当に面白いなあって感じの本を出しました。『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』 https://goo.gl/oACxGp

僕が選曲したCDです。Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa → https://goo.gl/tOKcGu

iTunesでも配信しています。→ https://goo.gl/9QJywf

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「最近、お腹の周りのプヨプヨが」です。

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