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リンゴの木の神さま

ミクシー創業者 笠原健治氏のお父様、京都工芸繊維大学名誉教授笠原正雄氏の自身の記憶を織り交ぜながら作られた物語2編を収めた作品を読みました。

「子供たちが大切に育てていたリンゴが盗まれた?!」盗んだのは誰? 信州の美しい街のリンゴ並木と不思議なホテルを舞台にした子供たちの冒険、表題作の『リンゴの木の神さま』。
「セミだって、ミミズだって、モグラだって、カラスだって、みんな自分たちの時間を一生懸命、楽しく生きている!」大きな木で繰り広げられるセミの子供たちや動物たちの交流物語、『ムクの木の大王物語』。

2編ともに心あたたまる、ファンタジックな物語です。

著者のお孫さんが生まれたのをきっかけに、この作品を出すことを決められたとのことです。

そういう意味では私のようなシニアだけでなく、小中学生の方にも読んでいただきたいと思います。

夏休みが終わってしまったので、お子さんたちは学業に、様々な行事にと忙しいことと思いますが、読書の秋とも申します。

幼い時の読み聞かせだけでなく、親子揃って同じ本を読むというのも、良い機会だと思います。


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