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絵本で伝える子どもたちへの想い

私も書かせてもらっているAmebaBlogで絵本を紹介しておられるフォロワーさんが何人かいらっしゃいます。

その中のお一人が「『NHK日曜美術館』でかこさとしさんを取り上げておられたよ」と教えてくださり、再放送を予約録画して見ることができました。

今回はかこさとし氏の代表作「だるまちゃんとてんぐちゃん」のような絵本から、幅広い科学分野の絵本まで創作されてきた原動力を語る、生前最後のインタビューとともに、晩年に挑んだ未完の大作が初公開されていました。

2018年92歳で亡くなったかこさんは、戦争で生き残った自分を恥じ、未来を生きる子供たちへ何かを残したいと、戦後、必死に絵本を描き続けたそうです。

未完の大作には、宇宙や自然、動植物、そして人間の進化が細かく描かれており、かこさんがこだわっていた戦いの歴史も刻まれていました。

かこさんは語っています。

未来のある子どもたちには、周りの大人の言葉にただ従うのではなく、今の自分の感性を信じ、大切にしてほしい」と。

かこさんの絵本で成長した人は多いので、彼の想いは、子どもたちへきっと届いているとと思います。

番組では未完の大作を見たその分野の専門家(皆かこさんの絵本のファン)たちが完成を予想、語り合っていました。

最後に美術展情報です。

かこさとしの世界展」がひろしま美術館において8月4日まで開催、全国主要都市に巡回予定です。

「だるまちゃん」や『からすのパンやさん』シリーズの他に『どろぼうがっこう』全場面、行事絵本の表紙などの原画に、貴重な資料が展示されているようです。

機会があれば見にきたい\(^o^)/



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