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続けていけば、それはいつか意味になる

韓国の演技派女優シム・ウンギョンと松坂桃李のダブル主演で映画化され、主要都市で6月28日に公開された原案作品を読み終えました。

官房長官会見に彗星のごとく現れ、次々と質問を繰り出す著者。脚光を浴び、声援を受ける一方で、心ないバッシングや脅迫、圧力を一身に受けてきた。演劇に夢中だった幼少期、矜持ある先輩記者の教え、スクープの連発、そして母との突然の別れ…。歩みをひもときながら、劇的に変わった日々、そして記者としての思いを明かす。(「BOOK」データベースより)

奇しくも読み終えたのが、参議院選挙投票日。この著書を読む運命にあったのかもしれません。

私たちは選挙という形で、政治に参加し、議員たちに自分たちの意を伝えることはできます。

しかし後援会にでも入らない限り、議員に会うこともなく、会話さえさせてもらえないのが現状で、一般人である私たちには、内閣の大臣・官僚に質問する機会など決してありません。。

そう考えると限られているけれど、著者のように新聞記者は官房長官の定例会見で問うことができます。

本作の著者はその立場を存分に生かし、燻り続ける問題を追っていたのですから、その姿に多くの声援があったことは当然のことだ思います。

しかし「出る杭は打たれ」内閣記者会見で売り禁止となったそうでとても残念です。

「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。それをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」

著者が大切にしているインド独立の父マハトマ・ガンジーの言葉。(調べてみると、口頭伝承による言葉の一つらしい)

続けていけば、それはいつか意味になるという意味だと思いますが、著者がこの信念に基づき今後も活躍されることを願います。

 (Amazonから画像を共有させていただいています)



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