一般小説の感想

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ノート

皆川博子『U』-それは沈みゆく帝国とUボートを棺とした少年たちの物語

あらすじ・概要

1915年ドイツ帝国。第一次世界大戦の真っ只中、ドイツ帝国はイギリスに囚われた捕虜を救うため、Uポートでの救出作戦を決行する。

Uボートに乗ることを自ら志願した王立図書館司書ヨハン。

作戦決行前に彼は、作戦の責任者であるティルピッツににひと束の手稿を差し出す。それはヨハンと、救出対象の捕虜――ハンスの2人が記した手記だった。

手記の舞台は1613年オスマン帝国。ヤーノシュ、

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\(^o^)/おめでとうございます! 出現率10%のレアメッセージです
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『カラヴァル(Caraval) 深紅色の少女』は新進気鋭のファンタジー

2018年の本屋大賞1位を獲得した海外のファンタジー小説「カラヴァル(Caraval) 深紅色の少女」が非常に僕好みで面白かったので、あらすじ紹介や読んだ感想などをまとめてみた。

あらすじ・概要

姉のスカーレットと妹のテラは、領主である父に厳しく育てられていた。

父が決めた結婚を数日後にひかえたある日、スカーレットのもとにカラヴァルからの招待状が届く。

カラヴァルとは、年に一度、世界のどこ

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【考察】屍人荘の殺人シリーズの登場人物に隠された名前の意味とは?

ミステリー三冠、実写映画化もされ波に乗っている屍人荘の殺人シリーズ。今回はメインの登場人物である「葉村譲」や「 剣崎比留子 」の名前に隠された衝撃の意味などを考察してみた。

もしかしたら今後の展開に関わってくるかも……?

葉村譲と剣崎比留子の名前を考察

屍人荘の殺人シリーズといえば、登場人物の名前に意味があり、覚えやすいという点が好評だった。しかし主人公の葉村くんと剣崎さんに関しては、あまり

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???「めふぃめふぃ」
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ミステリーに本物の預言者が参戦? 魔眼の匣の殺人の評価・感想

ミステリランキング3冠を達成した屍人荘の殺人の続編、魔眼の匣の殺人を読み終わったので、評価や感想などを語っていく。

結論からいうと、前作を超える怒涛の展開と緻密な構成には思わず唸ってしまう出来で、これぞまさに現代の本格ミステリーという作品だった!

前作を楽しめた人も、ちょっと微妙だったかなあという人も、ぜひ本作を読んでほしい。

ネタバレなしの感想

実はまだ読んでいない、買うのを迷っていると

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【祝映画化】屍人荘の殺人~奇想と本格ミステリーの煽りは伊達ではない

デビュー作にして、主要ミステリランキング3つで1位を獲得した「屍人荘の殺人」。気になったので読んでみたら、中々に斬新な造りだった。

続編の方も面白かったこちらの作品の感想などを書いていく。

あらすじ・概要

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、同じ大学の探偵少女である剣崎比留子と共に映画研究部の夏合宿に参加する。合宿直前には脅迫状が送られてきており、彼らの行く手を暗雲が立ち込めて

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蝶のいた庭の感想~美しくも異常な隔離世界の果てにあるものは

あらすじ・概要

庭師という男のもとから、十名以上の若い女性たちが救出される。FBI特別捜査官のヴィクターは、拉致されていた女性の中心人物とされる女性「マヤ」に事情聴取を行う。

滝や小川や崖があり、蝶が飛びかう楽園のような「ガーデン」。外界から隔離された温室に監禁された女性たち。マヤの口から語られるのは、ヴィクターの想像を遥かに超える美しき地獄だった。

~ネタバレありの感想~

独特な切り口で

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雪の断章 感想~おとぎ話のように幻想的なメルヘン風ミステリーだった

雪が降る冬になると読み返したくなる永遠の名作「雪の断章」。美しくも儚く、幻想的な雰囲気に包まれたミステリー作品についての感想を語っていく。

「雪の断章」含む〈孤児〉4部作シリーズは、Kindle Unlimitedで読めるのでそちらもおすすめ。

Kindle Unlimitedはこちら

あらすじ・概要

迷子になった五歳の孤児・飛鳥は親切な青年に救われる。二年後、引き取られた家での虐めに耐え

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