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cheerioの超個人的レビュー第11回『竹本孝之:俺たちのストリート』

今回は長崎が生んだ大スター、竹本孝之さんの7枚目のシングル『俺たちのストリート(作詞:大津あきら 作編曲:都倉俊一)』を紹介します。

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発売は1983年6月1日です。cheerio少年が小学3年生の頃ですね。

僕自身は小学6年生でおニャン子に目覚めるまで、アイドルといえばもっぱら男性アイドルが興味の対象でした。性的な興味ではなく、単純に「ああなりたい」みたいな感じでしょうか。テレビでの露出の多さから、やはりジャニーズを追いかけていたようなところがあります。中でも近藤真彦さんが一番好きでしたね。今でもソラで歌詞が出てきます。というか普通に今でも聴いています。

そんな中、ジャニーズに唯一対抗しうる男性アイドルとして、竹本孝之さんが好きでした。とにかくかっこよかった。色気もあり余裕もあった。当時、ジャニーズ以外では風見慎吾さんとか吉川晃司さんとかチェッカーズとかも好きでしたが、竹本さんは別格。顕在意識では近藤真彦さん、潜在意識としては竹本孝之さんみたいな。どちらが好きと言われると困りますが、どちらが大切と聞かれると竹本さんでした。出演していたドラマも把握できた範囲でしっかり追いかけていました。

小学校6年の時に家庭の事情で佐賀から長崎に引っ越した時も、いろんな感情がありはしたものの、「憧れの竹本孝之さんの地元と同じ県に引っ越した!」という喜びが一番強かったような気がします。

ちなみに以前のレビューで初めて自分の意思で購入したアルバムは福永恵規さんと書きましたが、親が初めて買い与えてくれたアルバムは竹本孝之さんのベスト盤のミュージックテープでした。子どもは夢中になったらそればっかりなので、そのベスト盤も何回聞いたか分かりません。

その中でも特にお気に入りが『俺たちのストリート』でした。

カッコいい、の一言です。

歌い出しからのAメロのメロディと歌詞の語呂のよさというか、語感の響きというか、とにかくカッコいいです。

もちろん当時はまだ子ども過ぎたので作詞作曲まで意識してはいません。作詞の大津あきらさんは男闘呼組で意識し、作曲の都倉さんは南野さんの時に覚えたくらいです。ちなみに長渕剛さんの「HOLD YOUR LAST CHANCE』もしばらくは長渕さんが提供した竹本さんの曲だと思っていました。

まぁ、でもこの曲に関しては歌詞や曲よりも竹本さんのカッコ良さが全てです。

大人になって動画で再度見てみましたが、やっぱりカッコいいです。余裕があるというか。マッチさんとは違うカッコよさです。

今回のレビューはただただカッコいいとしか伝え切れないのがもどかしいのですが。とにかく見てください。

2013年に受注生産でソニー時代のボックスセットが発売されましたが、当然手に入れました。最高です。

90年代に入ってからの竹本さんはアイドルではなく、アーティストそのものです。そして今もアーティスト活動をされていることを、大変嬉しく思っています。


余談。

竹本さんはここ数年、割と長崎にライブで訪れてくれます。でもまだ一回も僕は会場に足を運んでいません。それには理由があって。
大人になっても趣味でバンドをしていた僕は、縁があってティーンの頃に好きだったバンドと対バンする機会がちょこちょこありました。ルースターズのメンバーからなるロックンロールジプシーズやプライベーツ、横道坊主、バービーボーイズのエンリケさんなどなど。楽屋や打ち上げの時にお話しする事も当然ありました。そうなると、竹本さんとお会いするのも客ではなく対バンとしてお会いしたい!とずっと思っていたわけです。
そう思いながらも実現しないまま、僕のバンド活動は3年くらい前に一区切りつきました。次の機会があればライブに参加してみたいと思っています。

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