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雑記10:君がドリームキラーだった日の話

雑記やら考えごとやら、記事タイトルを雑多につけすぎて定義が曖昧になってきている前川です。
でも最近どっちでもいいか、と雑にまとめています。
これはA型の中でもAO型なのが影響しているかもしれません。

AO型は合理的でありながら肩書を気にするプライドが高い面があり、好きなことだけをしたいと考えているらしいです。
AA型(生粋のA型)に比べるとおおらか(適当?)だとか。

そういえば私が真面目さを手放したのは18歳で専門学校へ進学したときのこと。
初めて一人暮らしをしたときに朝起きることの難しさや、バイトやゲームより学業を優先する難しさ、ちゃんと片付けることの難しさを知りました。
自分って案外適当なんだなと、これが軽めとはいえ、人生で初めての挫折だったかもしれません。

さて本日は、挫折に関連して、ドリームキラーについて。
考えたことを少し書いてみます。

ドリームキラーとは?

みなさんが何かを目指すとき、頑張るとき、余計なことを言ってくる人がいます。
「やめておきなよ」
「そんなの無理だよ」
「これまで通りでいいじゃん」
など。

これがドリームキラーです。

その出自は様々で、
・保守的で、新しい挑戦をしようとする人を見ると落ち着かない
・自分が挫折したことがあり、無意識に相手のことも止めようとする
・とにかく人を阻害することが楽しい
などなど。

その中で、一番厄介なのが「親しい関係のドリームキラー」です。

「あなたにできるわけないじゃない」と心配してくる母親、
「自分との将来を考えてくれていないの?」と詰め寄ってくる恋人、
「俺はお前のことを考えて言っているんだぞ?」というお世話になっている上司。

全部がこれまで味方だった人からの反対意見であって、
メンタルにウッと来ることが多く、赤の他人であるドリームキラーよりはるかに対峙するときにエネルギーを必要とします。

なぜ味方だった人が反対するのか?
なぜ手放しで応援してくれないのか?
について以下まとめていきます。

1.「あなたにできるわけないじゃない」と心配してくる母親

一番手強いかもしれないのが、小さいころから関係のある親や親族、身近な人からの反対です。

「東京に行くなんて危ないわよ」
「正社員の方がいいんじゃない」
「まだ早いと思うけど」
「最近、大丈夫なの?ちゃんとしてる?」
などなど。特に母親に顕著な傾向かもしれませんが、なぜこんなに心配してくるのでしょうか?

みなさんは「第一印象は3年続く」という言葉をご存知でしょうか。
1971年に提唱されたメラビアンの法則において「第一印象は出会って数秒で決まる」とされています。
初対面の人に会った際、言語、視覚、聴覚で情報が与えられたとき、どの要素を優先して判断しているかを調べた結果「視覚が55%、聴覚が38%、言語が7%」であったというものです。

親の多くは、3年と言わず親元を離れるまでの平均約20年前後、あなたの成長を見続けています。
おねしょするあなた、宿題を忘れたあなた、思春期で八つ当たりをするあなた、子供っぽいことで怒るあなた…
成長過程を見れば見るほど、「私の大事な守ってあげるべきもの」と認識しているはずで、その子が多少でもリスクのあるチャレンジをするシーンを見ると、心配になるのは当たり前です。

生まれたときからおねしょの1回もしたことがないような完璧人間でない限り、親は心配するもの、と思っておいていいでしょう。

ただし、これに従ってしまうとあなたの人生は一生親の考える範疇内で展開することになり、発展性がありません。
親を幸せにするために収入の上がる転職にチャレンジしようとした…ただし親から止められた。
その後親も老いていき、そうなってから「だってあのころ止めたじゃないか」と責めることはできません。

心配するのは親の勝手。
決定するのはあなたの勝手。
説明責任とばかりになんでも親に相談するよりも、早く結果をつくったあとに報告するのも手です。
(私は転職の際、心配させるだけなので親には言っていませんでした)


2.「自分との将来を考えてくれていないの?」と詰め寄ってくる恋人

誰かと共に生きていくことは、それぞれの人生のベストを追いつつも、共に歩く道をすり合わせていくことでもあります。
そんななか、自分は結婚して安定したいと思っているのに、恋人は仕事を辞めてキッチンカーで起業したいと言っている。そんなことがあったらどうでしょう?
私のことを幸せにしようとは思ってくれていないのか?と不安になることもありえるかもしれませんね。

この場合に考えていくべきなのは、本当にお互いにとっての人生のベストは何なのか?ということです。

特に男性が女性に言われてチャレンジを諦めてしまう傾向が多い気がします。
女性は男性に止められても「私は私の人生を歩む」と決断し、場合によっては泣きながらも別れを決断し、数カ月後にはケロッとしていたりします。

生活習慣などある程度軽度のものであれば多少の折り合いは大事ですが、あなたが望む道がある場合は、突き進むのがいいと思います。
相手のために何かを諦めた経験は、必ず未来で遺恨になるからです。

本当に相手を大切にするということは、一緒にいることとは限りません。
相手を大切にするからこそ、道が分かれることもあるかもしれないということです。


3.「俺はお前のことを考えて言っているんだぞ?」と諭すお世話になっている上司

親身になられるほど、反論しづらくなるのがお世話になった人からの反対です。

未来を描く能力は、トレーニングが必要です。
子供時代はなんでも欲しくて、なんにでもなれると思っていて、
でも中学高校と進むうちに、その感覚は薄れ、大人になるにつれ万能感を手放していきます。
「自分なんて」と低く見積もる大人も少なくありません。

そんななか、社会人経験も自分より上で、尊敬している人からの言葉。
正解な気がして「悪いことは言わないから辞めておけ」の一言に、思わず躊躇することも無理からぬことです。

重要なのは、相手がドリームキラーなのか、本当にちゃんとした根拠で言ってくれているのかを判別することです。
ドリームキラーであれば、現状維持や、転職や副業や起業などの場合は一時的な昇給や待遇の改善で留まることを推奨したりといった、応急処置を試みることが多いです。

そうでない場合は、「なぜその決断をするに至ったのか?」「本当にそれがベストなのか?」「デメリットだけでなく、メリットはなにか?」をちゃんと考えた上で話してくれる可能性があります。

主観で反対するのではなく、「お前の人生にとって本当にベストか?」を主眼に置いて考えてくれているようなら、意見を聞くのもアリです。

ドリームキラーのその後

かくいう私も、実はドリームキラーでした。
一番記憶にあるのは、高校時代のこと。中学生だった弟が受験を控えた時期に「声優になりたいかも」と言ったときでした。

私は社会を知らないまでも、声優、アイドル、俳優、そういった演者の世界の難しさについて多少は想像がついているつもりでおり、とんでもない競争率と苦労を伴うものだと考えていました。
狭き門と才能の前に、弟が通用するはずもない。
そういった理由で「そんなのうまくいくわけないじゃん」と普通の学科を薦めたのです。

この行動は、正解だったのでしょうか?

たしかに弟が非凡だったとは思えないし、結果的に今の人生より苦労したかもしれない。
「弟のために」と思った気持ちも嘘ではありません。
ただ、チャレンジできた世界線があったかもしれません。
もっと状況は悪くなっていたかもしれませんが、良くなっていたかもしれません。
止めてしまったら、本人が諦めてしまったら、本人が少しでもワクワクした道の先は閉ざされてしまいます。

私はこのときの行動を、後悔しています。
止めなくてもよかったんじゃないかと。
この豊かな日本において、多少チャレンジして失敗しても一生がおじゃんになることはなかったのにと。

あなたを反対したその人も、5年後10年後、後悔する可能性があります。

ドリームキラーを撤回せよ

あなたは後悔させますか?

あなたが夢を諦めたとき、今この瞬間は、近いところに留まってくれたあなたを、親しい人は喜ぶかもしれません。
でも、5年後10年後、必ず「あのときこうしていたらどうなっていたかな」と過去に思いを馳せる時期が来ます。
何事に対してもです。

あなたは自身がドリームキラーだったことはありますか?
反対したときどんなに強く「絶対こう!」と思ったとしても、その選択は相手にどんな影響を与えたでしょうか。

人生は長くも短くもあり、100年弱続きます。
その全てを、決めた瞬間から自分で選んでいけます。

自分はどこかでドリームキラーになっていないかな?
自分はどこかでドリームキラーにやられてないかな?

楽しい人生にするために、今一度振り返ってみるのもいいかもしれません。
人生は長いようで多分短いもの。
やりたいこと実現する人生にしていきましょう。

本日もありがとうございます。

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