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自分のスイッチ

本日のnoteです。

自分に本当にスイッチが入るのはなにか?という話です。

私が高校生だった3年間、
「ロード・オブ・ザ・リング」の3部作が劇場公開されました。

ホビット、エルフ、人間、ドワーフの旅の物語。
憧れるような剣と魔法の世界、圧倒的な映像美の衝撃はものすごく、1作目を見たあとは劇場の席から立ち上がりたくない、戻りたくないと思ったことを覚えています。
特にエルフが美しすぎて、こんな綺麗なものどうやったら撮れるの?!と本当に感動でした!

この映画は、J・R・R・トールキンというイギリスの作家により第二次世界大戦中に描かれた「指輪物語」が原作です。
そして、その書いたきっかけが驚きでして、

日本神話、ギリシャ神話、世界には多数神話があるが、我が国イギリスには神話がない。
それなら自分が作ってしまおう。


と、自国の神話として創り出したのが指輪物語なのです。
本当にすごいな〜〜と思いますが(自分の国の始まりの物語を創ろうってことですよね、超人的な発想な気がする)、そうして出来た指輪物語は長く読みつがれる名作となり、
現在日本のファンタジー作品にも非常に多く登場する「エルフ」「ドワーフ」(あるいは耳が長かったり、小人だったりのひとびと)の種族のモデルとなっています。
まさしく原点にして頂点。


そしてこれは私が東京に出よう(住んでいた広島を出よう)と思うにあたり、きっかけの一つとなったことは間違いありません。
自分の生まれた街を出ること、広い世間を知ること、仲間を探すこと、などなど。


そうして上京後が先日書いた、「文章を書くことについて。」です。

仲間に憧れたり、オンラインゲームをやり始めたのはその画面に「エルフ」や「ドワーフ」「人間」をモデルにしたキャラがいて、
ロード・オブ・ザ・リングのような世界を体験したかったから。


「ロード・オブ・ザ・リング」という映画が自分をつくる大きなきっかけになったのち、私はいくつか映画と出会います。

・海外志向の友人に誘われて何の気ナシに見た「アベンジャーズ」。面白すぎて今の仕事のビジョンになりました。
・少林サッカーの監督に傾倒し、毎晩カンフーハッスルを見ていたときもあったな〜とにかくアクションが好き。
・SF映画クラウドアトラス。特殊メイクにより何役も何時代も演じ変える役者さんたちの姿がすごい!
・SAW1作目と韓国映画コクソン。めちゃ怖いんですが考察見れば見るほど深すぎてやばい。
(止まらないのでまた別のときに好きな映画一覧書きます。。。)

思えば色んな映画に、勇気や気付き、楽しみをもらってきました。



そしてここから冒頭のお話に戻ります。
自分に本当にスイッチが入るのはなにか?という話です。

私は20代中盤のころ、経営を学び始め、当初迷いがありました。

終電までの残業生活、努力はしているがどこに向かっているのかわからない会社員生活を、それでもそれなりの誇りを持って、
「でもどこかに繋がっているんじゃないか」と暗中模索してきた期間を経て、
ようやく「もしかしたら大きな成果に繋がるんじゃないか」と光明が見えたような、でも自分が経営をやっていける確信はないような、そんな時期。

私には圧倒的な欲がないから燃えられないのではないか。
大きなビジョンがないのではないか。


ということが常に頭にありました。

会社の給与や残業で圧迫される自由な時間は心の底から「日常」で、特に不満があったわけではなく、
恩師への憧れだけで動いていたので、当たり前といえば当たり前です。

今の日本、
中学に入れば「どの高校に行きたいか」訊かれるし
高校に入れば「どの大学に行きたいか」訊かれるし
大学に入れば「どの会社に行きたいか」訊かれる人が過半数で、
将来の夢すら訊かれる事自体小学生までで、したがって大きなビジョンを描く習慣がなく、無理もなかったのかなと今は思います。
(もちろん役者の道を進むとか、バックパッカーになるとか、自力で自分の道を探す人もたくさんいます)

でも、
大きなビジョンを持たなくては!!!
と試行錯誤し、焦りも感じていた私はそんなある日、恩師のつてでTさんという経営者の方のお話を聞きました。
「脱サラして自分で経営して、日中はどんな生活をされているのか?」は未知の世界で、その方の話してくれる話はどれも面白く、新鮮でした。

そしてTさんがその日放った言葉の一つに、私は心を掴まれました。

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「最近、毎日映画館に出勤しているんだよね〜」


ええ!
という驚きと、
いいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
という羨望です。


そして単純ですが、このお話で私は
「自分で24時間を自由にしたい!」
「好きなことに時間を使える人生にしたい!」
とスイッチが入ってしまったのです笑

その方の言葉には
「気が向いたらいつ映画館に行ってもいいくらい、時間が自由」
「何本見てもいいくらい、お金が自由」
という意味が詰まっていると思えました。
(映画10-20本観たとしたって、Tさんには大した金額ではないと思いますが、当時手取り16万の私に映画を何本も映画館で観られる生活は衝撃だったのです)

もちろん世界平和や、日本を変える、業界を変えるなんてでかいビジョンがあってもいい。
ただ、目の前のちょっとしたビジョンからでもいい。
自分のアクセルを踏めるような「心からの、本音の願望」が一番強いと知った瞬間でした。


例えばそれはこんなふうです。
私の仲間にビールが大好きな人がいまして、
将来の目標を「仲間と昼からビール!」と掲げている人がいます笑

私がこの言葉から感じ取れるのは、
・昼から飲めるくらい、「時間」が自由!
・飲む「仲間」がたくさんいる!
・「お金」を気にせず飲める生活!
・飲んでても大丈夫な「健康」!
という意味の凝縮です。

また、
「お金持ちになったら大好きな車をたくさん持って、ビキニのギャルに洗車してもらいたい!」と語った友人や、
「モテまくりたい!」と豪語する友人もいます笑

願望はなんでもいいんだなと感じませんか?笑

要は本当に燃えられるなら、
きれいな言葉やかっこいい言葉より、心からの願望でいいのです。


そして私が従業員として働く道を辞めたのは、約3年前。
結果「どんな人でも心からの願望さえあれば、独立・経営の道は歩める」掛け値無しに言い切れます。

自分に本当にスイッチが入るのはなにか?
改めて、ここが大事だなと思います。


さて、「せっかくの人生なのでスイッチを入れ続けて行こう」と思ったのは、
ど平日の今日、朝から映画館に行ってきたからです。

予告編から始まってのワクワクする感じ、本編に鳥肌が立つ感じ。
最高の音響が心臓に響き、最大限のスクリーンから冒険が始まります。

この次にあるステージはなにか?
あなたのスイッチはなにか?

スイッチは変わってもいいし、増えてもいいし、なんでもOKです。
自由の先にある次のビジョンを、どんどん広げていくこと。
あの日のTさんの一言に、本当に感謝です。

今日もありがとうございます。

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