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「What do you do in Sapporo?」

4年前の今日。
俺はFacebookにこんな投稿していたらしい。

「What do you do in Sapporo ?」
ゲストに聞かれました。
英語ができない僕ですが、きっと
「バリは札幌で何してるの?」
と聞かれたのだろうと思い、すでに「スタッフのバリです」と自己紹介はしていたのですが
「この宿で働いているよ」
と答えました。
するとアメリカ人の彼は
「そっかー!www」
という感じで笑っていました。
もしかしたら、彼が聞きたかったのはそういうことではないのかもしれないと後から気づきました。
僕も含めて多くの日本人は「生きる=仕事をする」という考えだけど、彼らは「生きる=楽しむ(好きなことをする)」という考え方なのかもしれない。というかどこかでそんな話を聞いたことがある気がする。
彼らにとって「仕事をする」ことは「人生を楽しみ、豊かにするための手段」であるという考え方が深く根付いているんだろうと思う。
「日本人だってそうだろう」と思うかもしれないけど、日本人は知らず知らずのうちに仕事へのウェイトが増えていって、多くの時間を仕事へ費やし、残ったわずかな時間で人生を楽しもうとしてる。そして、それしか人生を楽しむ方法がないとまで思ってる人もたくさんいる。
何が正しくて、何が間違ってるかとかそういう話じゃなくて、俺はもっと人生を楽しめるような生き方をしたいと思った。
今度聞かれたら
「俺は札幌でこんな楽しいことやってるよ!」
って言えるように。
長々書いてしまいましたがそんな感じです。
おやすみなさい。
ー 2014年4月30日
https://www.facebook.com/kin6r/posts/623329137757040

2014年は、Earth Friends Camp(EFC)を始めた年。
自分ではあの頃から全然成長できてないと思ってたけど
ちゃんと自分が面白いと思うことをやってきてたんだな、俺。

上をみればきりがなく、もっと楽しいこと、もっとおもしろいことをやってる人たちがたくさんいる。
最近は上ばっか見て、まだまだ届かない世界にジャンプして手を伸ばしてたけど、そうじゃない。
今の自分にできることを一つずつやって、積み上げて、足元をしっかり固めて登っていくしかないんだ。
着実に、一歩ずつ。

先週、十勝しんむら牧場さんに取材にいってきた。
The CAMPusという媒体のナビゲーターとして講義記事というものを書かせてもらっていて、今回はその第2回目の取材。
一通りお話を聞いた後、社長の新村さんがこんなこと言った。

「技術が進んで、素晴らしい機械や道具がたくさん生まれて、世の中はどんどん便利になっているはずなのに、人々はどんどん忙しくなっているよね。これってなんかおかしいよね。」

そうなんだよな。
便利なものに囲まれながら忙しく暮らしてる。
昔の方が不便でも豊かだったのでは?と思ってしまうほどに。

なんのために働いているのか。
もっと真剣に考える必要があると思う。
豊かに、幸せに暮らすために働いているはずなのに、仕事に囚われて生きるのが辛くなってる人もいる。
そんなのやっぱおかしいよね。

俺は俺のやり方で、幸せな暮らしを作っていくしかない。
一つずつ積み上げていく。
4年前のこの投稿をみて、見失いかけていた自分を取り戻せたような気がした。

今なら胸を張って言える。
「俺はこんなおもしろいことやってるよ!」って。

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