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【蝦夷丸が行く!】#北海道ひだりうえツアー2018 1日目

12月19日からの2泊3日「 #北海道ひだりうえツアー2018 」と銘打って、文字通り「北海道のひだりうえ」を巡ってきました。

ツイッター実況をモーメントにまとめたのでよかったら見てください。

今回僕を左上に呼んでくれたのは遠別町在住の「はらちゃん」こと原田啓介さんです!
よっ!はらちゃん!

原田 啓介
NPO法人えんべつ地域おこし協力隊(えんおこ)
遠別町出身、進学と就職で札幌・東京で生活したのち2012年に遠別町にUターン。
地域おこし協力隊として1年の活動を経てメンバーとともにNPO法人えんおこを設立し、2016年より写真とデザインinakaworksとして個人事業をはじめました。写真の仕事をメインに遠別町を拠点として道内各地へ足を伸ばし活動しています。大好物はアスパラガスです。

先月、出張で札幌に来ていたはらちゃんと飲んでいた時のこと。

「まだ誰も遠別に遊びに来てくれないんだよね」

と、はらちゃんが言うので

「じゃあ僕が遠別に行きますよ!」

と、酔った勢いで言ったのがことの発端。

増毛や留萌までは何度か遊びに行ったことがあるのですが、それよりも北のエリアは稚内にしか行ったことがありません。
今回は先入観なしで楽しむために、特に下調べをせずに乗り込みました!

一応前日にはらちゃんから予定表が送られてきたのですが、いざ行ってみるとほとんど予定通りには進みませんでした…笑

しかし、爆笑に次ぐ爆笑…!
顔がつりそうになるほど笑いっぱなしの2泊3日でした!

それでは自分で撮った雑な写真と、はらちゃんが撮ってくれた素敵な写真を織り交ぜつつ、まずは初日から振り返っていきましょう!

【1日目】

札幌ー遠別を結ぶ「特急はぼろ号」

この日はお昼まで仕事だったので、前日に13時のバスを予約しておきました。

札幌駅のバスターミナル11番のりばから出ている沿岸バス「特急はぼろ号」に乗って、遠別を目指します。

料金は片道4940円。
時間は約4時間の移動です。

事前にはらちゃんから聞いていた通り車内ではWi-Fiが使えたのですが、そのSSIDがこちら

「TEPPEN_Free_WiFi」ってかっこよくないですか?

WiFiがあるなら調べ物したり原稿書いたりできる!
と意気込んでパソコンを開いてみるとすぐに気持ち悪くなってしまいました…

(そうだ!こんなこともあろうかと酔い止めを持ってきたじゃん!)

慌てて酔い止めを探したのですが、酔い止めはバスのトランクに預けたカバンの中でした…
バカヤロー!

そんなわけでバスの中ではひたすら車窓からの景色を眺めていました。
日本海に沿って走るオロロンラインを北へ進みます。

道中「砂川サービスエリア」と「羽幌沿岸バス本社」の2箇所で休憩があります。

2回目の休憩で写真を撮ろうとバスを降りると

「北海道ひだりうえツアーの方ですよね?」

と、同じバスに乗っている女性から声をかけられました。
驚いて「え?は、はい!そうです!」と応えると

「私もツアー参加します!」

と言って去って行きました。

え?なになに?
突然のできごとに若干パニックなりましたが、どうやらツイッターを見て声をかけてくれたようです。

すごねインターネット!

そして17時。バス酔いでギリギリの状態のまま遠別に到着。
バス停ではらちゃんが迎えてくれました。

バスを降りて先ほどの女性とはらちゃんの3人で談笑していると、終点の豊富に向けてバスが走り出しました。

「えっ…あれ?俺の荷物がまだトランクの中に…」

僕の荷物とともに走り去る特急はぼろ号。
すぐに営業所に飛び込み事情を伝えるはらちゃん。
ヘラヘラしている僕。

営業所のおばちゃんが無線でバスに連絡してくれて、無事に荷物を回収することが出来ました!
ありがとうはらちゃん!ありがとうおばちゃん!

到着していきなりの珍事件。
先が思いやられます…

平日なのに満室の「栄館」

今回のお宿は遠別町の「栄館」さんです。
はらちゃんが予約してくれていました。
地元だけどはらちゃんも一緒に泊まるそうです。(なぜ!?)

栄館は創業60年くらい(はらちゃん情報)だそうで。
北海道で60年て結構な老舗ですよね。

田舎に行くとよくある入り口から奥にどーんと長い廊下がある旅館(民宿?)です。
古いけど掃除は行き届いているし僕はこういう渋い宿が大好きなのでテンションが上がりました。

玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。
はらちゃんが先にチェックインを済ませてくれていたので、まっすぐ階段を上がり2階へ。

なんとすべての部屋の前にスリッパが並んでいました!
つまり満室です。

(え、なんでこんなに泊まってるの?お祭りなの?)

と思ったらどうやら土木関系のお仕事で来られている方々のようでした。
なるほどな。こういう需要があるから田舎の旅館は存続できているんですね。

昼は床屋さん。夜は居酒屋さん。「居酒屋 嘉世」

19時からイベントに参加することになっていたので、その前に近くの居酒屋さんに行くことにしました。

実はこの居酒屋さん、昼は隣で床屋さんをやってるんです!
しかも居酒屋の方はかなり遅くまで営業してます!
夫婦揃ってめちゃくちゃ働き者…

焼き鳥やつくねが美味しい!そしてお通しの煮物もすごく家庭的で優しい味でした!

先に言っておきます。
今回の2泊3日の滞在中に、この嘉世さんにあと2回行きます。
(行きすぎ!)

IターンUターン交流会「ターンズバル」に潜入

この日は、はらちゃんや役場職員の方が「言い出しっぺ」となり開催しているIターンUターン者向けの交流会(というか飲み会)にお邪魔させてもらいました。

このイベントがすごかった…

小さなお子さんから大人まで、さらには外国人の方も参加し、総勢20名ほどが集まりました!
(暴風雪警報が出ている平日の夜なのにみんなすごい…)

1人ずつ簡単な自己紹介をした後、持ち寄りの食べ物や飲み物で楽しく歓談。
クリスマスが近いこともあり「わいわいプロジェクト」のみなさんがクリスマスソングのゴスペルを披露してくれる場面もありました!
(これで一気に盛り上がった)

町内に限らず周辺の市町村からの参加者もいたそうです。
よそ者の僕をぐいぐい会話に引き込んでくれるみなさんのコミュ力の高さに圧倒されました。
みなさんとても気さくに話してくれるので嬉しくなってお酒が進む進む…
終盤は完全に酔っぱらってました。笑

酔っ払ってご陽気な蝦夷丸

このターンズバルは今回が2回目の開催だそうです。
こうした取り組みを続けていくことで、市町村単位ではなく「地域全体」が面でつながり、地域で楽しく暮らしていくためのネットワークが広がっていくんだなぁと感じました。

こうやってよそ者を面白がって受け入れてくれるようなイベントがあると遊びに行きやすいなぁ。

2次会は伝説の居酒屋「千世本」

この日は警報が出るほどの暴風雪だった遠別ですが、雪は止んでいました。
しかしまだまだ強い風が吹く中、歩いて2次会の会場「千世本」へ。

「これぞ北国!」といった趣のある居酒屋さん。
はらちゃんからは「マスターが無愛想で一見さんはおしぼりを投げられたりする」と聞いていたのでドキドキしながら入店すると、地元の方たちと一緒だったからか優しくしてもらえました。よかった。

そして噂に聞いていた「あの写真」。ちゃんと店内に飾られていました。

はらちゃんが撮って賞を受賞して、東京の街で大きく飾れていたという写真。
わざわざ東京まで見に行く町民もいたとか。(はらちゃんの影響力すごすぎ)
その一枚の写真がきっかけとなり、それまで無愛想だったマスターがはらちゃんに心を開いてくれるようになったそうです。

店内に飾られたその写真の横には、もう一枚似た構図の写真が飾られていました。

「え!こっちの写真の方がいいじゃないですか!」

と少し大きめの声で僕がいうと、はらちゃんは

「そう。だからこっちは出さなかったの。」

と優しい顔で言いました。

一番よく撮れた写真。大切にしたい写真だからこそ、敢えてコンテストには出さず、マスターや町の人たちに捧げたという。
何それ泣いちゃう。はらちゃんかっこよすぎ。

今回は食べられなかったんだけど、名物の鍋焼きうどんがとっても美味しそうでした。(次行ったらぜってぇ食う!)

酔っ払い2人のライブ配信

旅館の部屋に戻った僕とはらちゃんは、Facebookでライブ配信を始めました。
(アーカイブはこちら→https://www.facebook.com/kin6r/videos/2006991186057488
なんか最近流行ってますよね。ライブ配信。

基本的には酔っ払い2人がバカみたいな話をしながらただ笑っているだけの配信だったのですが、突然ある方からコメントがきました。

尾崎さんは、稚内市のNPO法人街にいき隊PROの代表。
北海道北部の宗谷10市町村の魅力的な情報を発信するSOYA PARTYというサイトの運営、冊子制作、イベントなどを行っている方です。

尾崎さんからのコメントをきっかけに、翌日は尾崎さんにお会いするため急遽稚内へ行くことになりました!
ライブ配信やってよかった〜!
繋がりますね〜!インターネットって本当にすごい!

翌日尾崎さんとランチの約束をして、この日のライブ配信は終わりました。

こうして初日が終了。
ちなみにこの配信のあともはらちゃんには1時間くらい僕のお悩み相談に乗っていただきました。
はらちゃん本当に優しすぎる…涙

北海道ひだりうえツアー2018の2日目はこちら!


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