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ことばの日、1歳おめでとう。


2019年5月18日(土)
BUKATSUDOでスタートした「言葉の企画2019」

2019年10月5日(土)までの半年間、
この講座で私は、言葉と自分に向き合う日々を過ごしました。
そして言葉と企画が大好きな温かい仲間に出会うことができました。


5月18日は、「ことばの日」

制定者不明だったことばの日。
昨年10月、日本記念日協会に公式に登録されました。

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言葉の企画生有志のみんなで、新しい記念日をつくりました。

ことばの日である5月18日は、私たち企画生がはじめて出会った日でもあります。

これから5月18日を迎えるたびに、
私たちが出会って、はじまった日をきっと何度も思い返すんだろうなと思います。

「言葉を企画して、何が変わった?」

この質問について、私はこの1年で2回考える機会がありました。

1回目は、2019年8月31日(土)
下北沢B&Bで行われた「言葉の企画2019」のトークイベント「『言葉を企画して何が変わった?』特別報告会」にて。

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講師である阿部広太郎さんと一緒に、
「言葉の企画」企画生のユースケさん、ふくまっぴと登壇しました。

イベントタイトルにある通り、「このテーマについて話していただくのでよろしくお願いします」と阿部さんから事前に伝えられました。

そのときに私が発表した内容がこちら。

▼自分の人生に感動できるようになった。
▼伝えることを、あきらめない。
▼伝えることを諦めなかったら、
 人が変わっていく瞬間を見ることができた。
▼伝わる「ことば」を探し続ける
▼自分の人生に、感動できる人生を生きる。

このときは、ちょうど1週間前の8月23日(金)に「ことばの日」の申請書を提出した後の報告会でした。

5月にはじめて出会った私たちが、ひとつの記念日をつくるために、
約3ヶ月間たくさん話し合い、申請書を完成させました。

はじめは、記念日つくれたらすごい!たのしそう!という好奇心で正直はじまったようにも思います。
でも、話し合いを重ねるにつれて、いつしか本気で日本にことばの日をつくろう、記念日の文化をつくろう。みんなの熱量がすごかった。

自分たちにとっての、一生忘れられない経験を企画していたはずなのに。いつしか、周りの人たちにヤジルシが向いていることに気づきました。

ことばは、自分の感情を伝える手段ということは、伝える相手がいるということ。
記念日は、普段言えない思いを伝えるきっかけとなってくれる。記念日には誰かを思う「相手」がいる。
記念日を過ごすことで、自分も周りの人も「ことば」で幸せになったらいいなぁ。自分自身を幸せにすることばを大切にする振り返る日でもいいよなぁ。とかとか。

制定前、ネット上にあったことばの日は
ことばを正しく使う日というものでした。

わたしたちは、正しく使う日はもちろんそうだけど、人とつながることばを大切にしてほしい、もっと広がってほしい。そんな思いをメンバーみんなが思っていました。

だから、正しく使う日となっていることばの日を
自分たちで再定義したかった。

ことばは、広すぎて、はじめて聞く人は難しいと感じてしまうんじゃないか。じゃあ、気軽に楽しんでもらえるように遊びの要素をイベントで取り入れようか。何回も何回も、こうかなああかな。自分たちの気持ちがしっくりくる言葉を探しました。また振り出しに戻った(泣)けど、やっぱりここが重要だからがんばろう!とみんなで根気強く話し合いました。(みんな本当におつかれさま)


ことばの日は、ことばを大切にする日

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(▲メンバーのチェリーがデザインしたポスター)

何回もめぐりながらたどり着いた私たちの思いがこれです。
シンプルな方がわかりやすい、覚えてもらいやすい。でも、このシンプルな言葉にするまでには、申請書を提出するまでの3ヶ月間、何回も何回も話し合ったこと。なんのためにことばの日をつくるのか、考え続けたことを私は忘れません。

誰かが過ごす人生の1日になるかもしれない記念日を、同じ思いを持って集まった仲間たちと過ごしたこの1年間は、とにかく濃厚で、たくさんの感情が動いた。だから、「あぁ、わたし今自分の人生に感動してるっ。」ってみんなのおかげで思うことができました。みんなありがとう。


言葉は、自分だ。

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この夏のトークイベントで考えた言葉の企画2019のキャッチコピー。

使う言葉は、人柄を表すと思っている。
だから、「こうなりたい自分」に近づくために使う言葉を使い続けたら、いつしか理想の自分になっているんじゃないかと思った。

だから、言葉は、自分だ
言葉を企画することは、自分を企画することだと思った。


ことばの日プロジェクトという場について

今まであまり話してこなかった気持ちもここに残しておきたい。

もともとは、「言葉の企画」講座だけだったはずなのに講座と並行してはじまったことばの日をつくろうプロジェクト

講座の課題もある中で、みんなと集まってひとつのものをつくろうとする
わくわくした時間は部活みたいな青春気分で嬉しかった。その反面、仕事もある中、無理をさせてないのかすごく不安だった。

だから、この場所に価値を出したかった。
みんなが楽しめる、自分が自分らしくいられる場所、好きを伸ばせる、新しいこともチャレンジできる、いつでも戻ってこれる。風通しのいいプロジェクトにしたい。そんな気持ちでいました。

楽しみながら、やってみよう
みんなが楽しまなかったら意味がない

どう考えてもハードな中で、楽しもうなんて言うのって負担にならんのかとか、不安な思いもあった。でも、この場を楽しいと思ってほしい、みんなとなら楽しいことができる!と自信がつく場所になってほしい。そんなヤジルシの先がありました。

じゃあ、そこを目指すために、私はみんなにどんな言葉をかけたらいいんだろう。目指すヤジルシの先に進むためにどうやって一人一人に伝えるのか考えることは、言葉を企画することだと思いました。

リーダーらしいリーダーにはなれないし、みんなの力を借りないとなにもできないからついいつも甘えちゃってます。だけど、何もできない分、みんなを常に全力で受け止め続けることに徹しようと思いました。…できてたかな?

普段リーダーなんてやったことがなくて、
どちらかというとサポートメンバーだった。

だから、できるメンバーががつがつ進んでいくと
すごいなぁ、ありがたいなぁ。そう思う反面、
やりたい思いはあるのに、ついていけない自分の無力さに落ち込んだり、さみしくなったりしたことがあった。

そんなときに、会社の先輩がかけてくれたことばが
絶対置いていかないから、大丈夫」「一緒にやってくれる仲間がいることがどんなに力になるか」と言ってもらえて、嘘だとしても嬉しかった気持ちになった。

自分がリーダーになるときは、
みんなで進むチームにしたいと思った。
だから、絶対に置いていかないよってことは、ちょっと照れ臭かったけど最初に何回も声に出して言い続けたと思う。
どんなに思ってても、言葉にして伝えてもらわないと気づけないことはたくさんあるから。


そして、最初からずっと支えてくれた私の心の理解者さきちゃん。
最初の頃、「私でいいんかな。私何もできてないやん。」って相談してきたときに、自然と「一緒にいてくれることが本当に心強いんだよ」と口にしてた。このときに、前に先輩が言ってくれた言葉が嘘じゃなくて本当なんだってことにも気づけた。

今でこそ、助けてー!ってみんなにダメな自分もさらけ出すことができてるけど、はじめのころはとにかく明るくいなきゃ!とか不安そうなとこは見せちゃいけないな、とか気を張り詰めていて。

みんなが楽しめてるのか、この方向でいいのか。
不安な気持ちの中で、一緒にいてくれることが何よりも本当に心強かった。

だけど、言われた方は「ほんまに?」って思う気持ちもわかる。笑
自分もそうだったから。だって何もできてないと自分では思ってるから。
自信を持ちたいのに、自信をもてない。そんな自分を励ましてくれたのは、
いつも見守って声をかけてくれる先輩だった。だから私も先輩にしてもらって嬉しかったことをとにかくやってみた。

できていること・助けられていること
ひとりひとりがやってくれたことへの感謝を言葉にして伝え続けること。
それがきっと、見ててくれたっていう安心感になるんじゃないかと思ったから。

ことばの日のメンバーは、みんな強みがたくさんあって、それぞれの良さがめちゃくちゃ機能してるとっても素敵なチームだと思います。

それでも、メンバーのみんなに
「なにもできてなくて申し訳ない」と何回か言わせてしまって
申し訳ない気持ちを感じさせてしまって反省しています。

あぁ、まだまだ伝えきれてなかったな。って。
声を大にして伝えたいこと。

みんなの存在が力になっているんだよ!!!


ほんとにほんとに。
みんなが居てくれること自体に、私は力をもらっています。

だって、みんながいなかったら記念日はできてないんだもんっ。
みんなが一緒にやろう!って活動してきたから今があるんだもん。

出会って少しずつ打ち解けて、ちょっとずつみんなを知れて
わたしも自分を出せてきて、人間らしくいれる時間が最高に愛おしいです。

久々に会うのに、「ことばの日どう?」って絶対みんな聞いてくれて
全員「ことばの日愛」を持ってくれていていつもすごく嬉しいよ。
声をかけたら、時間があえば会いにきてくれるのも嬉しいよ。
誰がきてもみんなOPENで受け入れる優しいみんなを尊敬するよ。
とにかく、みんなの存在が自慢です。

記念日はなくならないし、これからつづくもの。
みんなでいつからでも育てていける。

だから、仕事が忙しい時は仕事におもいっきり集中して元気になった時にいつでも、あたりまえに帰ってきて欲しい。

忙しくてまだ全然仕事落ち着いてない!って状態でももちろん。ふらっと話したいから来てみた!そんな感じにゆるくおいでよ。
だって、ここはみんなの居場所だから。

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ことばの日制定記念祭〜はじめまして、ことばの日です〜

2020年5月16日(土)本当だったら、言葉の企画2020とことばの日イベントをBUKATSUDOでやる予定だったけど、コロナの関係で完全オンラインに。
最初は悔しかったけど、でも、オンラインだからこそたくさんの人とつながることができた。441人の方がチケット応募してくださり、youtubeでもたくさんの方が同じ時間を画面越しに楽しんでくれた。終わった後の#ことばの日を見返すだけで余韻に浸ってしまっています。
オンラインのはずで、家には自分ひとりのはずなのに、まるで一緒にみんな同じ場所にいるみたく、熱い時間であっというまだった。
オンラインでも、こんなに楽しいんだね!!むしろ、全国各地の人と出会える楽しみが広がった。

はじめての「ことばの日」制定を記念して開催した#ことばの日制定記念祭。阿部さんをお招きして「言葉の企画ことばの日特別編」オンライン講座を行った。そのときに、久しぶりにまたこの問いと向き合った。

「言葉の企画2019」に参加して変わったことはなんですか?


はじめてのことばの日を迎えるにあたって、昨日はオンラインでイベントを行った。ひとつめの企画、言葉の企画での阿部さんからの質問だ。

この問いは、夏にも問われた
言葉を企画して何が変わった?と同じだと思う。

参加して変わったことは?という質問だったから
言葉を企画するようになった(自分の意思を持つようになった)と答えたけど、考える時「言葉を企画して何が変わった?」という問いも2019年の夏以来、もう一度考えてみた。

この問いに対しては、
人生が楽しい。いつだって今!に感動できている。

こんな風に思えている自分に変わっていた。

いつだって今!で動こうと思えてるのも
その瞬間瞬間で動いてみんなに背中をおされた今があるからだ。

そして、イベント前後でたくさんの人たちからメッセージをいただいた。
改めて、人の言葉に私はたくさんエネルギーをもらって前に進むことができていたんだなと思った。

そんなときふと浮かんだのが、
どうして言葉って生まれたんだろう?ってこと。

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自分が前に進む力になることばは、自分で言っているようで
誰かからもらうことばだったりする。
自分も何気なくいったことばで、誰かの前へ進む力になっていることがある。なんだかよくわからなくなってきて、最終的には言葉は、自分だ。を思い出して、自分はなんのために生きてきたんだ?という問いが言葉にも当てはまるような気がしてきた。

人はなんのために生まれてきたの?
哲学すぎて、よくわからないけど(笑)

しあわせになるために、生まれてきたんじゃないかなと思う。

じゃあ、自分はどんな瞬間がしあわせなのか考えると、自分も周りの人も笑顔でいることだ。
そして一番嬉しいのが、やりたいと思ったことができた!という体験で自信がついて人がどんどんいきいきしていくところだ。

だから、できないとおもってたことができた!という喜んだ笑顔を見る瞬間がたまらなく大好き。
じゃあ、そのできるかもと踏み出せる勇気はどうしたら生まれるのかと振り返ると、応援してくれる人の言葉に私はたくさん勇気をもらってきた。
「いいじゃん、やろう!」1人でもいいねと言ってくれる味方がいるとそれだけで頑張ろうと思うことができた。

だから、自分がこれからどんな言葉をつかっていきたいか考えた時

人が前に進む、人を応援する言葉を人に贈りたい。

そして、やればできる!を経験した人が、人のやりたい気持ちをきっとできるよ!と応援する人が増えていくといいなぁと思う。

だから、まずは自分から。
人を信じて、応援して、一緒にできる方法をみつけたい。


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だいすきなみんなへ
出会ってくれてありがとう。これからもどうぞよろしくね。

2019年5月18日の自分へ
いつも勇気をもって言葉を発信しつづけて前に進んでくれてありがとう。

2020年5月18日の自分へ
もっと濃い、楽しい1年にしよう。
そしてまた振り返ろう。言葉を企画して、何が変わりましたか?


立山紫野




🌷ことばの日公式ホームページが完成しました!


🌷2020年5月16日(土)に行った「ことばの日制定記念祭」をYouTubeで生配信しました。初めての方も、もう一回見たい!という方もぜひ。


さいごに
ご興味を持ってくれた方、ご連絡・フォローいただけたら嬉しいです!
Twitter:  ことばの日公式  @kotobanohi518
               たちやま しの  @baristahokenshi


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