地域猫達について

地域猫をご存知でしょうか?
猫は、好きな人も嫌いな人もいます。猫アレルギーの人だと、野良猫が多数いると、色々と体調に悪影響が出るかもしれない。
ガーデニングや家庭菜園に猫が入って掘り返したり、糞尿被害で迷惑している人もいるかもしれません。

何の問題意識もなく、外で野良猫を見たら、可愛いと餌をあげる人もいると思います。自分も、かつては、そうでした。

しかし猫の繁殖力は高いのです。子猫が生まれたら、半年後には立派な大人猫になり、子猫が増え始めます。1匹の雌猫から始まっても、1年に2回出産すれば、その1匹だけでも10匹の子猫を産む事もあります。子猫も雌が生まれたら、半年後には出産します。ネズミ算とか言う言葉がありますが、猫だって増えるスピードは、半端ないと思います。

最近はテレビで芸能人がボランティアをしてますが、自分は、仕事の合間に里親募集もして、マッチングするのにスケジュール調整が大変でした。今は手術が完了し、高齢になって来た猫達が元気に過ごしている姿に癒されています。

地域猫活動は、野良猫を一旦捕獲して、避妊:去勢手術を受けてもらい、リリース。食事、排泄のお世話をボランティアが継続して支えて行く。その事によって、近隣住民さんへのご迷惑を減らす。
避妊:去勢手術で猫達には繁殖能力がないので、最終的には何年かの間にその猫達が天寿を全うし、その地域に野良猫はいなくなると、ザックリした説明だとそうなります。雌猫は外見では手術済みとわからないため、耳をカットし目印にします。

理想と現実はなかなか合致しません。自分ちには2匹避妊、去勢手術をした猫がいます。
元々は野良猫です。迷い猫が、自分が餌を与えてしまったことから、子猫を産み、慌てて避妊手術を受けました。
町内会から、「野良猫に餌を与えないで下さい」との苦情が直接来ました。その時は、かなりショックでした。
自宅内でも、元々猫がいますので、現在は自宅内1階と2階で、猫の縄張りが存在します。

餌は自宅内で与え、病気や怪我をしたら動物病院に連れて行きます。しかし、野良猫は外に出て行きたいんです。熱があって点滴通いしているような状況でも、朝方には高い位置の換気用の窓まで開けて、出られないか試みています。自分ちの周辺には住宅もありますが、耕作放棄地が多いため、あまりご近所にご迷惑をお掛けしないよう、自分なりに頑張っているつもりですが、嫌いな人には迷惑なんでしょうね。

苦情を頂いた前科があるためか、自分ちに子猫を置き去りにする人や、捨て猫見つけたから飼って欲しいと言って来る人もいますが、昨今の物価高で、エサどころかトイレ砂まで値上がりで、自分も対応仕切れなくなりました。

動物病院の先生も、猫は繁殖力が強い、野生動物ですから、家族として生涯お世話してくださいねと仰っています。

皆さま生き物を迎える時は、覚悟を決めてからに致しましょう。

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