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№006 【チェリーブロッサム】

チェリーブロッサムの創作者は横浜のバーテンダー‘‘田尾多三郎’’さん。大正時代に。


ほどよく強くほどよく甘く、さらに深く複雑な味わいが余韻として広がる美味しさ。これこそ何十年も飲み継がれてきたスタンダードカクテルの深み、です。


ブランデーとチェリーリキュールをベースにした赤いカクテル。
このカクテルは桜の花をイメージして作られたと云われますが、とても濃い赤色なのです。淡いピンク色ではないのです。


私が思うに、創作者が日本人であることがヒントかと。
見たままの桜のイメージを形にしたのではなく、言外の余情をカクテルに表現したのではないでしょうか。
古より脈々と継がれてきた情趣を慈しむ心、、とかね。あんまり語るとそれこそ野暮ですからここまでにしますね。
あ、異国の方に情趣を慈しむ心が無いと言っているわけではありませんので念のため。


グラスを傾けながら馳せる妄想もまたよい肴となりますよね。
自由にお酒を愉しんでくださいませ。


《レシピ》

・ブランデー・・・・30ml
・チェリーリキュール・30ml
・オレンジキュラソー・2ダッシュ
・グレナデンシロップ・2ダッシュ
・レモンジュース・・・2ダッシュ

●シェーク

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