「読み納めて年用意」【アニメと漫画と暮らしの日記】

12月29日 金曜日

『らんま1/2』『黒子のバスケ』『ベイビーステップ』『ダイヤのA』の29巻を読み、『RED(村枝賢一)』『茄子』『スラムダンク』『究極超人あ~る』の2巻を読み、『推しが武道館いってくれたら死ぬ』『ヤマノススメ』の9巻を読んだ。

12月30日 土曜日

『ドカベン プロ野球編』『キングダム』『蒼天航路』『頭文字D』の30巻を読み、『星野、目をつぶって。』『我妻さんは俺のヨメ』『憂国のモリアーティ』『ドラベース』の3巻を読んだ。

× × ×

『キングダム』『蒼天航路』『RED』。これらは歴史が好きだったらとても楽しめる漫画である。『キングダム』は春秋戦国時代、『蒼天航路』は三国時代、『RED』は19世紀末のアメリカを取り扱っている。私は高校時代の愛読書が『詳説世界史B』だったので、うんうんと頷きながらこれらの漫画の単行本を読んでいた気がする。歴史の知識があまりない人にとっては歴史を知る糸口になる。漫画を読むことで勉強することもできるのだ。もしかしたら文字オンリーの本よりも勉強になるかもしれない。石ノ森章太郎の『マンガ日本の歴史』のような大作もある。他にもいっぱいある。昔から漫画は歴史を取材することが得意なのだと思う。

『星野、目をつぶって。』『我妻さんは俺のヨメ』。どちらも中期連載で目立たないが見過ごせない作品だと思う。『我妻さん~』のほうはギャグ漫画色が強いと思うけれど、2作品ともラブコメの範疇に入ってくると思う。ともにTVアニメ化されておらず、掬(すく)わなければますます沈んでいく。ラブコメ漫画率が異様に高い現在の週刊少年マガジンが馴染む人ならば押さえておきたい作品である。

『ドラベース』。野球版ドラえもんでコロコロコミックの人気漫画だった。ひとことで言うならば熱い漫画である。たしかに出てくるのはドラえもん同然のネコ型ロボットだし、見た目は「ちゃちぃ」のだが、藤子・F・不二雄の弟子が描く藤子・F・不二雄的な絵柄「だからこそ」、熱くなることができるのである。ドラえもんスタイルの絵柄「だからこそ」、8頭身の人間が投げたり打ったりする漫画を、時に凌駕する。『ドラベース』を読む前日に『ダイヤのA』を読んだ。『ダイヤのA』も、面白い。でも、コンパクトに良くまとまっていて、熱さの密度が高いのは、もしかしたら『ドラベース』のほうなのかもしれない。
『ドラベース』には往年の水島新司作品へのオマージュのようなものも感じられて、ドカベンシリーズを読み過ぎるぐらい読んでいた私には良い意味でくすぐったかった。

× × ×

 東京大賞典は外国人騎手同士のワイド6-7を買ったものの、7号馬グロリアムンディは直線であえなく失速していった。
 KEIRINグランプリは古性優作と佐藤慎太郎のワイド1-2で勝負したが、脇本雄太が先行して番手絶好だったはずの古性すらも確定板に載ることができず、ひと足早いお年玉は来なかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?