「湾岸の首都高は異世界」【アニメと漫画と暮らしの日記】

9月25日(月曜日)(続き)

 先週号の「週刊少年ジャンプ」を読む。講談社コミックス『MMR』の第1巻も読む。定食屋に行く時間になる。早く店の前に行かないと大行列に並ぶ羽目になる。この地方都市にもそういう人気店があるのだ。やがてマスメディアによって全国区に知られるようにもなるだろう。……知られてしまったのなら、もはや私の手と足の届く店では無くなるのだろうが。

 いの一番に入店して、いの一番に退店する。そしてアパートに帰る。スマホの充電が危なかったのでケーブルに接続する。ベッドに寝転び充電中のスマホを弄(いじ)くっていく。TwitterとYouTubeを交互に見ていると、『やるべきことをする』時間になった。ベッドから身を起こし、フラつきながらデスクに向かう。

× × ×

『湾岸MIDNIGHT』という漫画がある。私にとって『湾岸MIDNIGHT』こそが、どんな異世界転生系漫画よりも「異世界」を感じられる漫画なのだ。交通ルールなど無視して深夜の湾岸の首都高速を爆走する。アウトローかつイレギュラーかつ、ファンタジーだ。言い過ぎでなく、この漫画を読んでいると時間を忘れる。作品世界に没頭する。没頭し過ぎて、読むのに時間を費やし過ぎるのが難点だが。 

 講談社系に限定して、過去5年で「収穫」であった漫画ベスト3を挙げる。それは『ヨコハマ買い出し紀行』、『焼いてるふたり』、そして『湾岸MIDNIGHT』だ。

9月26日(火曜日)

 日付が変わる前にいったん起きたが、眠剤を飲んだらまた眠ることができた。4時起床。睡眠をたっぷり取れたのはいつ以来だろうか。

 いつものモーニングルーティーンのあと、例のごとくマクドナルドに突撃する。店員と冷めたやり取りをして、チキンクリスプマフィンセットを購入、喰らう。ボルヘスの『伝奇集』の短編を読み、朝の8時になる。ボルヘスで疲労してしまったのだろうか、スマホを弄(いじ)くって時間を潰してしまう。

 М・Мに行くも、漫画に真面目に取り組む気があまりなく、書棚の周囲を終始フラフラしながら時間を潰す。『ドカベン』の単行本をパラパラとめくり、眠っていた『ドカベン』の記憶を薄(う)っすらと喚び起こす。それだけだった。

 図書館に来たら10時を過ぎていた。「ポプラディア」に11時まで熱中したあと、岩波文庫の『対訳ランボー詩集』を発見して、地獄の季節のグルーヴに身を委ねる……。



 


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