【インターンレポートvol.1】 生成AI、はじめました
初めまして、多摩美術大学の松尾です。
私は現在、バスキュールでインターンシップをしています。
インターンでは、生成AIを全く知らない状態から、生成AIを使って作品を作ることを目標に学習をしています。
このnoteでは、私の学習プロセスと成果を共有していきます。生成AIに興味があるけど、何から始めればいいかわからないという方にぜひ読んでいただきたいレポートです!
1.学習のきっかけ
私は普段、美大で情報デザインを学んでいます。
昨年に生成AIが普及してから、周りでも生成AIを活用している人をちらほらと見かけるようになりました。生成AIを使いこなして作品制作に取り入れている友人を見て、私も生成AIを使いこなせるようになりたい、と思うようになりました。
そこで、バスキュールでのインターンをきっかけに、生成AIについて学習することを決意しました。インターンでの最終ゴールは、生成AIを使って作品を作れるようになることです。
2. 生成AIって?
生成AIについて調べ始めた私は、まず「面倒なことはChatGPTにやらせよう」というという本から手をつけました。この本では、生成AIがどのようにしてテキストや画像、音声などを生成するのか、日常のどんなことに活用できるのかがわかりやすく紹介されています。
私はこれまでChatGPTはなんだか話の上手いAIと会話ができるおもしろサービスだと思っていたのですが、この本を読んでChatGPTにできることはその程度では全くないということに気づきました。
生成AIは単にランダムに物事を「作り出す」わけではなく、大量のデータを学習して、その中から新しいものを生み出す技術であることがわかりました。
生成AIについて学ぶほどに、今後の自分のデザインの制作にも活かせるようになるかもしれないという期待を持つことができるようになりました。
(余談ですが、後半になってから読んだこの本もわかりやすく、生成AIの技術や種類について解説してありとても良かったです。ChatGPT以外の生成AIにも触れてみたい初心者の方におすすめです。)
3.映像を作ってみた
「生成AIを使って作品を作りたい!」を決心したものの、正直なところ何を作ればいいのか、どんな作品を作ることが可能なのか、わかりませんでした。
そこで、ひとまず「映像作品を作成する」という目標を立ててみました。映像制作は、ストーリー、絵コンテ、モーションといった、様々なスキルを必要とするので、これらをマスターできれば、生成AIを駆使した幅広い技術を習得できると考えました。
バスキュールエンジニアの和田さんに生成AIを使って映像を作る方法をレクチャーしていただき、初めて映像を作ってみました。
絵柄にばらつきがあったり、動きが破綻していたりなどはありつつも、初めての映像でここまで動かすことができました。
この映像は以下の流れで制作しました↓
誰もが知っているストーリーで映像を生成した方が完成度が測りやすいと考え、今回はシンデレラをもとに映像を作りました。
初めて生成AIを使った映像制作をしてみて、私が感じた印象はこのようなものでした。
この体験を経て、生成AIを使いこなすための第一の課題は「画風を統一できるようになること」であると感じました。
次の記事では、映像制作に外せない条件である画風を統一する方法について、試行錯誤した成果をレポートしていきます。
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