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「ブランド作りを通じて、小売からBtoB拡大も」(ベビー&雑貨<vivi>)

「安らぎ・安心感のある赤ちゃんの新空間」を提案する、ベビー&雑貨<vivi>。赤ちゃんと過ごす快適な家族時間を充実させるために国内外からさまざまなアイテムを展開している当ブランドは、当時まだ日本ではあまり知られていなかった「バンパーベッド」の取り扱いを先んじて行うなど、新たな展開がとても注目されています。

今回は、この<vivi>が実店舗開店と同時期にオンラインショップをスタートした経緯について、代表の伊藤弘紀様にインタビューしました。

オンライン販売に至った経緯

——まず、<vivi>をスタートするまでの経緯を教えてください。

伊藤さん:<vivi>をスタートしたのは2018年9月。かなり前の段階から、個人で海外で仕入れた商品をインターネットで販売するという事業は行っていました。それを通じて、とくにベビー・キッズの領域では日本にはまだ上陸していない「かわいくて実用的な商品」がたくさんあることに注目したんです。この領域に特化して取り組みたいと思うまで、そう時間はかかりませんでした。

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——なるほど、個人輸入がきっかけだったのですね。ブランドをはじめる段階で何か意識されたことはありますか?

伊藤さん:ベビー・キッズの商品を購入するのは、ほとんどがパパママになりたての方々。どんなものを購入したらいいのか、比較的不安を持たれている方が多いのではないかな、と感じていました。きちんとブランドとして確立して、少しでも安心感を持っていただくことが大切だと思ったんです。個人でインターネット販売はしていましたが、ブランドを作るというのは私自身不安もあったので、ベビー・キッズ商品を展開する大手企業で経験を積み、そこから<vivi>をスタートしました。

顧客の安心感を想った「ブランド作り」

——お客様に安心して購入していただくためのブランド化だったのですね。

伊藤さん:はい、そうなんです。あと、ブランドを意識して運用していきたい気持ちが強かったので、ショッピングモール型のネットショップも運用しながら、おもには独自ドメインを使って自社サイトを構えることを大切に考えました。これまでもオークションサイトをふくめてインターネット販売に携わってきて、「オンラインでの販売は個人でも発展させられるくらい余地がある」と強く感じていたので、メインはオンラインで攻めていくと決めています。


——同時期に実店舗もはじめられていますが、狙いは何だったのでしょう。

伊藤さん:直接商品を見ていただける展示スペースとして機能しています。また、商品の写真を撮るためのスタジオとしても活用できていますね。在庫をストックすることもできますし、とても便利です。ですが、立地は必ずしもいいとは言えないので、やはり販売する場としてはオンラインを主として進めています。

一人で運用するにはカンタンさが不可欠

——別の独自カート型サービスは検討されましたか?

伊藤さん:私自身、前職までの経歴でモール型ネットショップにはすこし携わってきたものの、HTMLを使ってしっかり作ることにはまだ不安がありました。あと、このブランドを進めていくのもまずは私一人なので、できるだけ手間をかけずにカンタンに運用できるものを探していたんです。そういう意味で、ちょうどよかったのが「BASE」でした。

——「BASE」は使ってみていかがでしたか?

伊藤さん:まずはほんとうに操作がカンタンで、スムーズにあっという間に自社ネットショップができました。前職でモール型には慣れていたのですが、「画像を入れること」「カラーバリエーションの登録」「カテゴリ作成」はとくにやりやすかったですね。有料デザインテーマを購入したところ、HTMLを使わなくてもきれいなショップができました。初期費用や月額固定費がかからないのは、わかりやすいしリスクもないし、とても気に入っています。

——モール型はどのように運用されていますか?

伊藤さん:あくまでも一人で運用しているので、どれを使うか取捨選択しています。少し使ってみたものの、まったく商品が動かなかったものもあったので、向き不向きがありますね。やはりブランドに安心感を持てるかという意味で、きちんと商品情報やショップ情報を登録できるものが、動きやすい印象です。モール系は新規のお客様に買っていただくことは多いものの、利益率が低いのも事実なので、並行して運用できる範疇で進めていきたいと思っています。


「カンタン」のメリットは、ほかに注力できること

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——BASEを始めるさい、具体的な目標設定はしましたか?

伊藤さん:とくに注力したかった商品が「バンパーベッド」で、これを月間10セット以上販売できるようになろう、と決めました。日本ではまだ認知度も低いのですが、西洋と違って床生活に慣れている日本人には相性が良いと思ったので。あと、純粋にかわいいので、気に入られるんじゃないかなと。

——目標に向けてどんなことに取り組まれたのでしょう?

伊藤さん:Instagramに注力しましたね。インテリアとしてもかわいいので、Instagramユーザーに広がれば注目していただけるんじゃないかと期待しました。ハッシュタグをつけて投稿を重ねていったり、プレゼントキャンペーンをしてみたり。「BASE」はある程度のレベルまで作れば、運用することに負荷はあまり感じないので、とにかくInstagramには集中して取り組みました。今考えても結構がんばりましたね(笑)。

——結果はどうでしたか?

伊藤さん:投稿をしはじめたときにはなかなか動かなかったですが、たまたま投稿を見たママモデルの方がバンパーベッドを紹介してくださったことがあったんです。それがきっかけで、6, 7月には月20セット以上の注文があって。在庫が欠品して、待っていただくことになってしまうほどでした。

BtoBの問い合わせにもつながるネットショップ

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——すばらしい成果ですね! 最後に、今後取り組んでいきたいことを教えてください。


伊藤さん:今後はオンライン販売の売上をのばしながら、卸契約も取れたらなと思っています。「BASE」でブランドイメージを大切にしたネットショップを作ったところ、ホームページのように「仕入れられないか」というお問い合わせをいただくこともありました。
「BASE」はHTMLを操作することもできるので、商品詳細ページに動画を置くような工夫もはじめましたし、お客様とも卸バイヤーの方々とももっとつながりを強めていきたいと思っています。将来、「ベビー・キッズ用品といえば<vivi>」と誰もが思ってくださるようになるのが夢ですね。

活用ポイント

ベビー&雑貨<vivi>様の活用ポイントは以下になります。


・顧客の安心感を訴求するためにも「ブランド」を構築することは大切
・「BASE」がカンタンだと、ほかのやるべきことに時間を費やすことが可能
・ネットショップをきれいに整えることで、BtoBのお問い合わせも獲得


このように、ブランド構築を目的とした独自ドメインでのきれいなネットショップ構築から始まり、SNSでの情報拡散からBtoBへの機会創出につながるケースが生まれています。みなさまの第一歩を、限りなくリスクの少ないネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」でスタートするのはいかがでしょうか。


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