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「ネットショップ運営で生まれた迷いーその答えをオフラインで見つける」(peichan.)

いっしょにいると、やさしい気持ちになれる。
目が合うと、愛おしくて、ちょっぴり笑っちゃう。

幼いころからずっとくまが大好きで、「オトナになった今のわたしが身に付けたいくま」をコンセプトにしたハンドメイドのグッズを制作する<peichan.>。

大学在学中に<peichan.>を立ち上げ、学校内の購買や、イベント出店での販売が中心だった<peichan.>がなぜ「BASE」でネットショップを実施することになったのか。ブランドオーナーの川端さんにお話をうかがいました。

オンライン販売に至った経緯


——昔から「創作」への興味は強かったのでしょうか?

川端さん:祖母が洋服を作る仕事をしていて、それをずっと見て育ったこともあり、幼少の頃から漠然と「大人になったら自分も何か作りたいな」と思っていました。

大学への進路を考えはじめていたときにそこの決意みたいなものが固まりまして。ファッション・デザインの専門スキルを学べる文化学園大学へ進学しました。

——なるほど。<peichan.>が誕生したのも大学に入学してからですよね?

川端さん:はい。大学2年生のころに立ち上げました。くまやうさぎの刺繍をしたオリジナルのスリッポンや、くまの子守バッグなどを作って販売していました。デザインフェスタ(通称:デザフェス)にもこのころから出ていました。

現在のラインナップで一番人気のある「針山」の原型ができたのもこのころですね。針山のあのフォルムを活かして、もっと可愛くて、かつ、実用的なデザインにできないかなと思って。

——卒業後は、一度会社員を経験されたとお聞きしました。

川端さん:仕事をしながら、空いた時間で<peichan.>の創作作業をしようと思っていたのですが、これが想像以上に難しくて……。

創作意欲はどんどんあふれてくるのに、創作時間が取れないもどかしさがずっと続いていたので、覚悟を決めて、約2年で会社を辞めました。

——ネットショップ展開という手段を選んだ理由はありますか?

川端さん:大学生時代にリアルショップでの展開を少し経験しましたが、販路や顧客が限られてくる販売手法は厳しいなと感じていました。

私のブランドの商品は、針山をはじめ、使う人・欲しい人が限られる商品なので、「商品を知る・購入できる」場所としてネットショップ展開はマストだと思っていました。

なぜ販売ツールとして「BASE」をお選びいただいたのか?

——「BASE」はどうやって知ったのでしょうか?

川端さん:正直、覚えてないんですよね(笑)。でもすごくいろいろ検索はしました。

——ほかのネットショップ作成サービスと比較検討はされましたか?

川端さん:してないですね。「BASE」一択でした。ほかの有名なハンドメイドのモールサービスも、「BASE」でネットショップをはじめた後に存在を知りました。

——なるほど。今、そういったモールへの出店を考えていらっしゃいますか?

川端さん:<peichan.>というブランドの認知度や、販路を拡大するという意味ではアリだと思いますが、どうしてもそういうハンドメイド系のサービスは「作家」として出店するイメージが強くて。趣味でやられている方も多いですしね。

私は<peichan.>をきちんとブランドとして確立させたいので、いまのところ、積極的な出店は考えていません。

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オンライン販売開始前の目標と結果について

——具体的な目標設定はありましたか?

川端さん:最低でも、会社員時代の給料は稼ぎたいなと思っていました(笑)。まだ達成できてないんですけど……。

ただ、ちょうど先日SHIBUYA BASE(※)へ出店したのですが、それがすごくいい経験になって。ネットショップへのいい影響もありました。

(※編集部注:「BASE」でネットショップを運営していれば、初期費用・什器を用意せずに出店が可能な、渋谷マルイ1Fの実店舗展開スペース)

——いい影響とは具体的にどういったことでしょうか?

川端さん:出店前は全然売れないかなと思っていたのですが、想像以上にたくさんの方に来店いただくことができまして。

私は基本的にすべてひとりで制作・販売しているので、「この商品を喜んでくれるお客さんがいるかな……」「リアルショップで足を止めてもらえるかな……」など不安を感じることが多くて。

——なるほど。実際にお客様の生の声や感想が聞けないと不安になりますよね……

川端さん:はい。でもたくさんのお客様とお話しできて、ブランドや商品に対して、自分自身でも気付いてなかったところを褒めていただいたりして。うれしかったですし、何より楽しかったですね。

針山を買いに来てくださったスタイリストや衣装関係のお仕事をされている方ともお話をさせていただき、今後に活かせる部分が多くて、直接お話ができる場ってすごく貴重だなと感じましたね。

実際に接客し、購入されたお客様が、後日<peichan.>をタグ付けしてSNS投稿してくださると、コメントを返しやすかったり、私のSNSにも掲載できたり……と拡散の輪が広がっていく気がします。

運営していて気づいた「BASE」のいいところ

——「BASE」を利用してみてよかった点(活用できた機能など)はありましたか?

川端さん:立ち上げでつまづいた記憶がないので、すごくかんたんにショップをオープンできたと思います。

また、私は「BASE Creator」(※)を使ってショップ運営しているのですが、このおかげで運営がすごくラクになっていますね。

(※編集部注:「BASE」の店舗の開設や管理をかんたんにスマートフォン(iPhone・Android)でできるようになるアプリ)

——ありがとうございます。アプリのどのあたりによさを感じていますか?

川端さん:商品が売れたらその場でプッシュ通知が届くので、リアルタイムに注文情報の確認ができます。

また、商品の発送が済んだら、アプリを使ってかんたんに発送の連絡ができる点も重宝しています。いちいちPCを立ち上げたりする必要がないのは、スピードという点でも助かっていますね。

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今後のショップ展開・展望について

——今後の展望を教えていただけますか?

川端さん:ネットショップのほうは、もう少しコンスタントに売上があがるようにしていきたいですね。

そのためにも、まずはブランドの認知度を上げないといけないと感じているので、リアルの対面販売の機会を増やしたいなと考えています。

——なるほど。委託形式での実店舗販売については考えていらっしゃいますか?

川端さん:ハンドメイドなので、いたずらに販路を増やすと、必要在庫分の制作時間を確保できないので、委託形式の場合は、服飾系の専門学校や大学の購買など、「ブランド・商品との相性が良い場所」への展開を強化していきたいと考えています。

いま、地道に全国の服飾系専門学校や大学へ営業をかけていますが、いくつかは具体的にお話も進んでいますので、どんどん実現させていきたいですね。

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活用ポイント

<peichan.>のネットショップ活用ポイントは、以下になります。

・スマホアプリでも運営ができる「BASE」で、スピーディかつ、効率的にショップ運営をしていること

・「SHIBUYA BASE」をはじめ、オフラインの販売の機会や経験値を、その後のオンライン販売に活かしていること

SHIBUYA BASE」は、上記の通り、「BASE」でネットショップを運営している方であればどなたでも出店チャンスがあり、「初期費用がかからない」という点でもオフライン販売に非常に挑戦しやすいサービスです。

自身のブランドや商品に興味がある方もしくは熱狂的なファンの方などと、オフラインで交流してみることで、ネットショップ運営のみならず、商品開発に直結する有意義な意見や感想を得ることもできます。オンラインとオフラインでうまく相乗効果を生み出すことは、今後ますます重要な要素になっていくと思われます。

ぜひみなさんも「BASE」でのネットショップ開設をご検討してみてはいかがでしょうか?

peichan. ネットショップはこちら


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