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#2.「BASE=森の図書室」をつくる

「どう生きたいか」と「なにができるか」
図書室という機能をもちながら、地域の人や子供たちに自由に使える場所を提供できて、人と人が緩やかに繋がれる「場づくり」ができたら素敵だし、それが誰かの「暮らしの豊かさ」になるかもしれない。そしたらわたしも幸せだ。

前回のnote#1.生きていくプラットフォームを移すということの中で「場づくりがしたい」と、そこに思い至った思考のプロセスを書きました。そこで行き着いたこと

❝地域と人、人と人、人と本。それらをつなぐ「Hub(ハブ)」になる。みんなの居場所となる「場づくり」がしたい❞

今回は「図書室」という機能をもつ「場所」の意味や価値について書いていきます。

人と本をつなぐ「BASE=森の図書室」をつくる

森の中に佇む適度に閉ざされた自分だけの「秘密基地」でもあり
誰でも自分らしさに帰れる「我が家」でもあり
新たな自分に出会える「図書室」でもあり
暖かくもてなしてくれる「友人の家」でもあり
地域の人が交わる「集会所」でもあり
使い方は自分次第の場。
それが「BASE=森の図書室」です。

仕事柄、日々「“豊かな暮らし”とは、なんだろう…」と向き合う一方で、東京の真ん中で忙しく過ごす毎日。仕事ではアイデアが浮かばずモンモンとしたり、行き詰まったり。失敗して悔しかったり。思考が止まってしまう時もあれば、辛くて投げ出したくなる時もあるし。プライベートでは出会いがあれば、お別れもあったり。家庭の問題もあれば、対人関係で悩んだり、苦しんだり。悩みはつきません。

ふつうに一生懸命に生きていれば、必ず壁にぶつかります。

そんな時にいつも沢山の事を学ばせてくれたのは「本」でした。

振り返ってみると、行き詰まったとき無意識なのか意識的だったのかはわからないけど、必ずしていたことがあります。

そしてその体験によって、なんとか前を向くことができていたのです。

行き詰まった時にしていたこと

朝本屋さんに行き、なんとなく今の心境にあう本を選んだら近くにある小さな喫茶店へ向かいます。
表参道の古い雑居ビルの階段を上がった所に、ノスタルジックな雰囲気のその喫茶店はあります。ズッシリとした木の扉を開けて中に入ると、ガラスのはまった大きくて素敵な壁で仕切られたスペースやロフトがあったり、適度に閉ざされた空間がなんだか秘密基地のような雰囲気もあり。窓の外を見れば東京の真ん中とは思えない抜けた景色と大きな木が見える、そんな喫茶店です。
わたしはいつもロフトの下にある小さな本棚の前の席に座り、心地よい人の気配や声、食器のぶつかる音、穏やかな活気を感じながら、買ってきた本を読みます。時々本を閉じて外の景色を眺めては、本の中の印象的な言葉を何度も味わったりゆったりとした時間を過ごします。
そこにはいつも同じテンションで迎えてくれる定員さんが居て。2時間くらいをそこで過ごしたら、お会計をしながら、挨拶やお天気の話くらいのささやかな会話を交わし、また扉の向こう側の生活に戻っていくのです。

気がつけば、壁にぶつかるといつもそうしていて、不思議とそこを出る頃には、少しだけ明るい方へ気分が向いていました。

劇的な変化でもなく、問題が解決した訳でもなく。

机の上に散らかった書類を束ねて、トントンっと整えた後「さて…やりますか」と腰を上げる。それくらいの感覚です。

気分をそうさせてくれたのは、本を読むことだけじゃなく、内容だけでもなく。そんな一連のプロセスや時間や場所、忙しない日常から程よく離れてゆったり過ごすこと。その体験そのものが行き詰まって緊張した心や体を解きほぐしてくれていたのです。

“本”は「漢方薬」のようなもの

選ぶ本も読み方も人それぞれでいいと思います。電車の中でビジネス書を速読して情報を頭に叩き込み、すぐに問題の解決に役立てようとする人も居るかもしれません。その時必要としてることは、状況によって様々です。

ただ私にとって“本”は「漢方薬」のようなもの。飲んだ時は苦かったり、渋かったり、地味だったり。即効性もなく「ほんとに効くのかな?」と思いながらも「不調を感じるのはこのあたりかな…」「ここが痛いなら、この漢方かな…」と、本当に痛い部分を探すように、自分と向き合い、そっと手を当ててみる。

そんな時間を積み重ねていくと、ふとした瞬間に、ずっと抱えてた不調が少し軽くなってるような。時間をかけて体質改善をするように、そんな風にジワジワと効いてきて実感に繋がっていく。そんな風に本と接しています。

読んでる時には難しく感じたことも、また違う場面で「あの時の印象的だった言葉の意味は、こうゆう事だったのか〜」と。渦中にいる時にはわからなかった事が後から腑に落ちる時がやってくる。そんな瞬間が私はたまらなく好きなのです。

それが本を読むことの“意味”なんじゃないかとも思っています。

きっとその「腑に落ちた瞬間」というのは、悩んでいた時より少し自分が成長した事の証であり、自分と向き合う事であり。それはとても大切な宝物です。

そんな体験のきっかけをつくってくれた本や場所にとても感謝しています。

「私もそんな体験のできる、誰かの“自分の居場所”をつくりたい!」
人と本をつなぐ「BASE=森の図書室」をつくる!

それが図書室という機能をもった、集会所のような人と本をつなぐ場所「BASE=森の図書室」。そしてこれはそれを実現するための、プロジェクトです。次回もしつこいですが「本大好き」のはなし…です。

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contents
#1.生きていくプラットフォームを移すということ
#2.「BASE=森の図書室」をつくる
#3.図書室は人生図鑑
#4. 自分の居場所
#5.秘密基地のわくわく
#6.森のちから

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\いいことありますように/
3

ゆう

「地域と人、人と人、人と本をつなぐHub(ハブ)になる」そのための「場づくり」についての記録。あと「感じたことの備忘録」など書いています。twitterもはじめました。https://twitter.com/base_library よろしくです。

地域と人、人と人、人と本をつなぐHub(ハブ)になる

地域と人、人と人、人と本。それらをつなぐ「Hub(ハブ)」になる。みんなの居場所となる「場づくり」がしたい。その実現までの記録です。ご意見アドバイス、感想などお気軽に声を聞かせてください。
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