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#3.図書室は人生図鑑

「どう生きたいか」と「なにができるか」を考えた。❝地域と人、人と人、人と本。それらをつなぐ「Hub(ハブ)」になる。みんなの居場所となる「場づくり」がしたい❞ 「BASE=森の図書室」をつくる!

今回も引き続き…「本大好き」のわたしの「図書室」という機能をもつ「場所」の意味や、「本を読む時間と体験」から感じる価値について。

本を読む=自分と向きあう時間

わたしの場合「本」を読むときというのは、だいたい何かの問題を抱えている時でした。

仕事でアイデアが浮かばない時
行き詰まった時
失敗して悔しかった時
思考が止まってしまう時
辛くて投げ出したくなる時
向いてないのかなと思う時
プライベートで対人関係に悩んだ時
家庭の問題で悩んでいる時
自分のことを信じてあげられない時
大切な人に優しくできない時

ふつうに生きていれば、必ずぶつかる壁。

そんな時信頼できる人に相談するのも大切な事ですが、どこまでいっても
自分の問題は自分の中にあるもの。

なかなか“伝える”までのハードルも高く、抱えている“真実”は本人にしかわからない事も多いのです。自分自身が悩みの本質に気がつかない限り、問題は繰り返しやってくる。

そんな時にはまず自分と向きあう時間が必要で、そのきっかけをつくってくれるのはいつも「本」でした。

そこには自分の知らない世界が広がっている

図書室や本屋さんには、本の数だけ作品を書いた人の人生があります。本を読む間は、その物語の中を生きてみる。そこには、自分の知らない世界や価値観、思想、考えかたを持つ作者の人生が詰まっています。

会話は時に雑になってしまったり、思ってもないことを言ってしまったり
あれちょっと言いたい事と違ったかも…。短い時間ではお互い準備ができていなかったり。相手が親密であればあるほど、お互いの性格を知っていればこそ、深読みしてしまう事や、自分にとって都合の良い答えを求めてしまいがちです。

本は余計な感情抜きで、客観的に物語の中の出来事や言葉と向き合うことができます。いったん自分と少し距離を置いて、自分とは違う視点に身を置くと、いろんな角度で物事を捉えられる想像力が身につくような気がします。

知ることの喜び

すぐに問題が解決しなくても、新たな視点は問題の本質に少し近づける“きっかけ”をくれます。

そんな“気づき”が、いずれ役に立ちます。

また同じ問題に直面した時、違った視点からスタートする事ができるから。

新たな自分に出会う事ができたその時に、自分でも気がつかないうちに「少し成長してるかも」と、抱えていたはずの問題が小さくなっている。

そして図書室には読み切れないほどの、たくさんの人生が並んでいます。

手を伸ばす本にはきっと「縁」があります。「縁」を大切にすることが、きっと自分に返ってくる。

図書室の懐の深さ

100冊の本には100人の物語やヒストリーがあります。

「もし本が人だったら」と考えると、ワクワクします。本棚に並んでいるのが作者で、自分が選んだ作者と席に座り、何時間も物語を聞けたら…と。

歴史的な偉人にも、人気の作家さんにも実際に会うことはできませんが、本を通して話を聞くことはできます。

同じことのようにも思います。

むしろ伝えたいことに焦点を合わせて、まとめてくれている。という点では「本」には、誰かの人生が凝縮された原液のような“濃さ”も感じます。

何も言わず語りかけるもの

当たり前ですが、本はしゃべりません。
自分が手に取った本は

時に厳しく
時に険しく
時に優しく
時に親しげに
時に切なく

物語を通して語りかけます。

語りかけることはあっても、答えは教えてくれません。物語はどこまでいっても作者のもので、真実はわかりません。問題もどこまでいっても自分のもので、正解は教えてくれません。語りかけられた言葉にどんな意味づけをするかは、読んだ人に委ねられます。

手渡された言葉を受け取り、自分なりの意味や価値を感じることが必要で、その過程を経ることがとても大事なことに思えます。それが自分と向き合う時間でもあり、大切なことに気づかせてくれる「本」の魅力でもあり。

「喋る」ではなく「語りかける」ものの価値だとも思うのです。

無限の出会い

100人と自分の人生を語りあえるほど、親密になるのはなかなか難しいです。100冊の本を読むことは、それくらいの価値を感じます。

図書室には無限の出会いと、優しいおばあちゃんが「今わからなくてもいい、いつかわかる時がくるからね〜」と語りかけてくれるような…

そんな「懐の深さ」があるようにも思うのです。

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contents
#1.生きていくプラットフォームを移すということ
#2.「BASE=森の図書室」をつくる
#3.図書室は人生図鑑
#4. 自分の居場所
#5.秘密基地のわくわく


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「地域と人、人と人、人と本をつなぐHub(ハブ)になる」そのための「場づくり」についての記録。あと「感じたことの備忘録」など書いています。twitterもはじめました。https://twitter.com/base_library よろしくです。
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