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【観劇】黄色い封筒

2023.07/08
#青年座
#黄色い封筒
#韓国戯曲
#吉祥寺シアター

あなたは何と戦っていますか?
そう問われたような芝居だった。

平凡な幸せを手に入れるのだって、
命懸けにならなければならない。
そして大切な事の一つは、当事者としての意識がなければ、いつか権力の波に飲まれてしまう。

コレは決して誇張ではなく、今現在多くの国でもそうなのだろう。

何かと「国対国」のような形で煙の上がる韓国の戯曲(台本)なので、穿った目で見る方もいるかもしれない。
だけど、労働者の環境、会社との対立、各々の立場や考え方・・・一つの会社内の話ではあるものの「コレって日本も一緒じゃないか?」などと思える所はいくつもでてくる。
自分が考えていたようにならなかったり、周りの人との意見の食い違いだったり・・・と、色々とわかりやすく労働者の立場を観せてくれていたので、会社側の話も観てみたかった気がする。
個人的には利益・・・いってみれば人間としての「欲」の部分を追求する立場の人達の考え方も知りたかったから。

社会的に弱者側の話だと、水戸黄門よろしく勧善懲悪的な物語になると、気分が良くなってチャンチャンと一区切りついちゃう。かといって、某漫画雑誌の打ち切り時によくある「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ‼︎」(ご愛読ありがとうございました)というのは、困難もあるだろうけど良い方向に進むんだろうな〜という感じで受け取れるわけで。

だが、現実で言えば死ぬまで自分という物語は続くわけで・・・最後に意識がなくなる時には「自分の人生、やり切りました‼︎ 関わってくれたみなさん、ありがとうございました!」ってなるのは一つの目的な気はしますねぇ

閑話休題
ここの所、敵対していた側の物語。なんていうのは珍しくはないですけど、そこまで描いたらどれだけ長くなるのかとも思うし(笑
そもそも、伝えたい人達が市井の人、庶民にあたる人達だろうからいいのかな? と、自問自答。
でも観劇後にこうしてつらつら書いていてやっぱり個人的に思うのは、自分達の国、自分の人生なんだから、自分達で考えて力合わせてよくしていこうぜ‼︎ って事なんだろうな〜 と。
板橋はこんな事を思った訳ですよ!
やっぱりお芝居って何か新しい視点を手に入れられるという意味でも、この芝居はオススメっすかね〜‼︎

さ、板橋の場合
まずはちゃんと自分と戦う所から♪

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