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Ⅱ-ⅱ. 釣り道具(ロッド&リール&ライン)の選び方〜ベイト編


みなさんこんにちは!
前回は、タックルを選ぶうえでの考え方スピニングタックルについてお伝えしました。

今回はちょっとレベルアップして「ベイトタックルも使いたい!」という方に向けて、ポイントをお伝えしたいと思います!


1.ベイトタックルを使う目的

そもそも、なんでベイトタックルを使わなければいけないんでしょうか…
その理由はこちらです👇

1.カッコいいから!!
バスプロがベイトを使う際の一連の動作…あれに勝るものはありません。
あとあれ、片手でロッド持ちながらハンドル回すやつ!しびれるねぇ。
…すみません、次の項目から真面目にいきます。笑

2.キャスト精度
ベイトリールはサミングと呼ばれる、糸の放出量の調整がしやすいのです。つまり、狙ったところへ投げやすいということです。
これが一番大事なポイントです!なぜなら、バス釣りはキャスト精度がめちゃめちゃ大事。
例えば木の中にぶん投げてルアーをなくしちゃった…ということも減るでしょう。このキャスト精度に関する話も別記事で書こうと思います。

3.スピード
これは、"手返しの良さ"という意味です。スピニングに比べ、ベイトで投げる際の一連の動作は簡単です。
カチッとボタンを押して投げて巻くだけ。チャッチャッチャッと広く探るためには大事なポイントです。

4.重いものをぶん投げる
(*これは必ずしもスピニングで重いものが投げられない、という訳ではありません。)
上記と被る部分はありますが、基本的に重いものはベイトで投げた方が、ルアーも失くしにくいですし、不安なく釣りができます。
もし、始めたてでスピニングとベイト2本揃えられるのであれば、「ワーム(軽いもの)はスピニング」「ハードルアー(重いもの)はベイト」という認識でいいと思います。


2.ベイトタックルの選び方

ベイトリールもロッドも色々あってわからないよ~、っていう方!
安心してください、ポイントをおさえれば簡単です。


まず、ひとつめ…
予算を決めましょう!笑


これめちゃめちゃ大事で、いつの間にか予算オーバーして生活カツカツになっちゃう、ってのは釣り人あるあるなんです!笑


ふたつめ、
ベイトリールは、スピニングリールと違い
ハンドルの付け替えができません!
右ハンドル・左ハンドル論争はいつの時代もありますが、
ロッドを持つ手が利き腕、つまり右利きの人は左ハンドルを買った方がいいと思います。



みっつめは、スピニングタックル同様、
投げるルアーの重さで決めましょう!


今持っているルアー、これから使いたいなっていうルアー、その重さに対応するロッドを買いましょう。これはリールも同じで、投げるルアーに対してリールの重さや糸巻量、ギア比などを考えていきます。


ただ、そんなこと言われても難しいので
初めてのベイトリールは、以下で大丈夫です☆

予算内で
・よりリールの重さが軽いもの
・ハイギアではなくローギアを買う(*1)
・右利きの人は左ハンドル
・トラブルが少ないと言われるブレーキ(*2)


ここで注意点がひとつ!ベイトリールはスピンニングリールに比べ値段の差が出やすいです。なので、ベイトリールを買う際は最低でも1万円以上のものを買うことをオススメします!


ロッドに関しても、

予算内で
・よりロッドの重さが軽いもの
・Mクラスのロッド
・長さは6'3"~6'10"(*3)くらい
・7~21gの重さに対応している


カーボン含有率など、大事な要素はありますが、結局値段にかかわってくるので、ここでは深く触れません。簡潔にいうと、カーボン含有率が高いほど、感度が良くなるって感じです。


3.オススメのベイトタックル

さて、今回の予算は大体3万円で設定します!(前回のスピニングタックルより1万円アップですね。笑)このくらい出せば、ストレスなく楽しめるよっていう必要最低限です!笑


それでは参りましょう、まずロッドから!

始めたばかりであれば、この値段帯で十分です!技術の進歩は素晴らしい!10年前の1万円クラスのロッドは本当にポンコツでした。笑


次にベイトリール!こちらは2種類あげます。

前述したように、左ハンドル・右ハンドルがあるので注意してください!(こちらは左ハンドルです。)このSLXは、2019年に発売されたばかりのモデルなのですが、「安いのによく飛ぶ!」とバサー界隈では沸騰しております。デザインは好き嫌いがあると思いますが…笑


そんな方のために、もうちょっと上のグレードがこちら!

……待って。
すでに予算オーバー。笑 こういうことが良く起こります。笑
ただーし、上のものに6000円上乗せする価値アリです。なんといってもトラブルが少ない!そして、軽いものも投げられる!余裕があればぜひお試しを!


最後にラインです。前回お伝えした、問答無用のナイロン14℔。
簡潔にいうと、ルアー全般使いやすい太さですってことです。

以上。


これで大体27,000円くらいです!残りでルアーが2つくらい変えますね!笑


ということで、今回は「ベイトタックル」の入門編のお話でした。
次回は、自分が大好きなスピナーベイトというルアーについて、フリーダムに語っていきたいと思います!!(テンション上がる~笑)



⭐今回の「ここめっちゃ大事!」

ベイトタックルそろえるなら3万は持ってこい!!

*1…ギア比について(ローギアorハイギア)
リールにはギア比というものがあります。簡単にいうと「ハンドル1回転での糸巻量」という意味です。ベイトリールではギア比7以上のものから、ハイギアと呼ばれます。初心者にローギアを勧める理由は巻き心地の問題です。少ない動きでたくさん糸を巻くハイギアは、どうしても巻き心地が重くなってしまい長く釣りしていると疲れてしまいます。また、ルアーをゆっくり泳がせたいときもローギアの方が使いやすいです。
*2…ブレーキシステム
ベイトリールにはバックラッシュ(糸がぐちゃぐちゃになること)しないように、メーカーごとに自慢のブレーキシステムがあります。例えば、遠心力ブレーキやマグネットブレーキなど…。(どんなシステムなのか勉強するのも面白いですよ!)正直、全部優秀だと思います。あとは慣れです!笑 1万円以上のものは、そのブレーキシステムがしっかり使われているので、一度使ってみることができればラッキーですが、そこまで深く気にせずに選びましょう!笑
*3…「6'3"~6'10"」って何て読む?
まずは、6'=6フィート(単位はft)と読みます。1フィートは大体30㎝と覚えておけばOKです!そして、3"=3インチ(単位はin)と読みます。1インチは3㎝ないくらいと覚えましょう!笑 どちらもバス釣りで頻出の単位ですが、特にインチはワームの長さで使われることが多いです!
(ex. 4"ヤマセンコー=4インチヤマセンコー)

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