押さえる数字を決める
前回の続きです。
全体の売上、粗利益、人件費etcがわかっても、
その数字で次のアクションプランは作れません。
それよりも大事なのは・・・。
例えば、
1,000円の商品Aと500円の商品Bがあるとします。
この商品Aを20個、商品Bを20個で、
1か月30,000円を売り上げる計画を立てたとします。
営業活動半月で実績確認した時に、
商品Aが7個、商品Bが12個売れていたとします。
ということは、
売上実績は13,000円となります。
ざっくり考えると、
このままでいけば、
当月の売上高は26,000円と見込まれます。
そうすると今月は計画に対して4,000円のマイナスとなります。
こんな時、
あなたならどう考えますか?
まず商品Aに関してですが、
進捗率50%に対して達成率が35%ですね。
この事実に対してどう考えるかによって、
今後のアクションが変わってきます。
①計画数値が高すぎた。
②計画自体は妥当であるが、営業活動が十分になされていない。
③このペースで最終計画が達成できる。
他にもあるかもしれませんが、
基本的な考え方としては、
①計画に無理がある。
②もっと営業頑張れ。
③大丈夫。
の3つのどれかだと思います。
ここでもし、
商品Aの計画数値が高すぎた①とします。
そうすると次に考えることは・・・。
商品Aはこのままの推移で行くと、
計画20個に対して14個しか売れないということで、
6個分6,000円の計画に対する乖離ができます。
次に、
この6,000円を商品Bで補えるか?
ということを考えますよね。
で、
実際はと言うと、
商品Bは今のままの売れ行きだとすると、
20個の計画に対して24個売れると予測できます。
(もちろん他にもいろいろな要素がありますが、考え方としては・・・)
とすると、
計画に対して4個2,000円の売上オンとなります。
とすると、
商品AとBで計画に対して4,000円のマイナスとなるわけです。
さてさてこれからどうすれば良いのでしょうか・・・。
商品Bというのは、
このまま行けば20個の計画に対して24個売れる予測です。
ということは、
ちょっと販促かけたら、
もう少し売れるかもしれないと考えられませんか?
そこで商品Bの販売計画を8個4,000円分ONして、
32個に設定します。
そして商品Bを増販するためのアクションを起こします。
そしてまた数字の検証をしていくわけです。