函館2歳Sの予想になるはずだったもの。

 こんばんは。お久しぶりのnoteでございます。バタバタのnoteと言えば古馬芝重賞の能力比較だと思うのですが(5回くらいで終わったけど)、今回は2歳戦。今年最初の2歳重賞の予想をしていきたいと思います。

※もともとは、【不完全な予想〜函館2歳S2022〜】という題がつく予定でした。これをご理解の上で読み進めていただけると幸いです

前書き等

 まず前提として、私なりの競馬の捉え方を書きます。それが今回の予想、ひいては今後の予想・分析にも密接に関わってくるからです。重賞予想だけ見たい方はすっ飛ばしていただいてけっこうですが、そもそも予想を見たくてこのnote開いてる人ってどのくらいいるんでしょうね。そもそものそもそもなのですが、このnote見てくれてる人ってどのくらいいるんでしょうね。まあこんなこと言ってもきりがないので、自分の思考をまとめるためと思って書いていきます。

 なぜ、私は世代限定戦をやらないのかという点。それには主に2つ理由があって、1つは「成長」の占める割合が古馬戦と比べて遥かに大きいから。これは、若いうちは1戦毎の成長(上昇)度合いが大きく、3ヶ月も経てば別馬になることがあるということ。過去レース分析を主とした予想をする私にとってそれは厄介極まりなく、「お前前走そんなに強くなかったやん」事件が起こることも多々。

 そしてもう1つは、そもそも過去レースでの走りの信用度が古馬戦に比べて落ちるということ。これは文字通り経験不足というやつ。1回や2回走って負けた馬を見ても、それが「能力不足」で負けたのか、「適性不足」で能力を発揮できずに負けたのかが掴みづらい。それは逆にも言えることで、新馬戦で圧勝した馬も「適性勝ち」なのか「展開勝ち」なのか「相手が弱い」だけなのか。「馬がシンプルに強い」というパターンはなかなか少ない。これは世間とのギャップの一つ。

 まあこんな感じの理由で、世代限定戦(特に2歳戦)を避けていました。「よく分かんねえな」となることが多く、ある程度絞れても「君は誰?」みたい馬に勝たれる。それもしょうがないと割り切れれば良いのですが、それを割り切って余りが出るほどの的中を得られることは無いに等しく。考えることが多い割に的中率が取れず、的中したときの配当も微妙。となればやる理由がないよね、ということでした。

 ではなぜ今年から2歳戦の回顧を始めたのか。それは私が競馬を好きだから。ここからは私の主観たっぷりですが、正直言ってクラシックの盛り上がりに勝てるものってないと思うんですよね。あくまで私は、ですが、「競馬で儲ける」という考え方がそもそも乏しい。年間何十万と賭けて、回収率110%出ればやっと。それだったら難しいこと考えなくても投資で稼げば良いじゃん、と思ってしまう。

 勿論競馬で儲けたいという考え方は否定しませんし、やるからには損はしたくない、当てたいというのは同意です。ただ、わざわざ競馬をやるのは競馬にしかない面白さがあるからでしょ?というのが持論。その上で、今年のクラシック戦線を外から見ているだけ(少なからず分析はしたけど)の自分があまりに寂しかった。追い切りとか馬体とかは分からないけど、1年間新馬戦から見続けていけばなにか分かることがあるのではないか、そう思って始めた次第であります。

 ここまで長い長い前置きを読んでくださった皆さんありがとうございます。ここからようやく本題なのですが、一つお断りしなければいけないことが。それは、私がダートレースの見方を知らないということ。ダート戦から参戦してくる馬が2頭いますが、このレースは分析してません。コースもバイアスも強さの計り方も分からない中で分析してもどうにもならんだろうと。

 分析できてない馬がいる、そもそも1、2戦見ただけで能力は計れない、追い切りや馬体の見方も知らない。このフルコンボがタイトルにある【不完全な予想】の正体です。なので、この函館2歳Sの予想は、約一ヶ月間見続けた新馬、未勝利を整理するという位置づけ。数カ月後、数年後のための文章を書いたつもりですので、それを御理解の上お付き合いいただけると幸いです。ではいきましょう。

新馬戦、未勝利戦の回顧

 予想の第1段階は近走の回顧。ただ近走といっても新馬、未勝利あがりの馬しかいないため、まずは函館の短距離で行われた新馬、未勝利戦を振り返ることとします。(バタバタの2歳戦用アカウント @バタバタの2020 から引用)

 と思ったのですが、全10レース以上あるものを一つ一つ載せると文量が膨大すぎるので、レース毎の回顧はツイートへのリンクで省略させていただきます。

6月11日 函館5R(新) 芝1000m(勝馬 ニーナブランド)
6月12日 函館5R(新) 芝1200m (勝馬 クリダーム)
6月18日 函館5R(新)(牝)芝1200m (勝馬 ゴキゲンサン)
6月19日 函館5R(新) 芝1200m(勝馬 スプレモフレイバー)
6月25日 函館1R(未) 芝1200m(勝馬 ミシェラドラータ)
6月25日 函館5R(新)  芝1200m(勝馬 フミサウンド)
6月26日 函館5R(新) 芝1200m(勝馬 カワキタマックス)
7月2日 函館1R(未) (牝)芝1200m(勝馬 ミスヨコハマ)
7月2日 函館5R(新) 芝1200m(勝馬 ブトンドール)
7月3日 函館1R(未) 芝1200m(勝馬 シンゼンイズモ)
7月9日 函館1R(未) 芝1200m(勝馬 イコサン)
7月9日 函館5R(新) 芝1200m(勝馬 アスクドリームモア)

 詳しくはそれぞれを見ていただければ分かるのですが、前述の通り、1回や2回走ったところで馬の力など分かりません。そこで比較するために着目したのが、「レースレベル」。クラシック戦線の予想をする際に、「フィリーズレビュー組よりチューリップ賞組の方がレベルが高い」とか「今年は別路線組にチャンスあり」とかって聞くと思うのですが、それを新馬の回顧、未勝利以降の予想に流用しようと。

 具体的に一つ活用例を挙げると、ミシェラドラータが勝った6月25日の函館1R。このレースの出馬表を見ると、ローテは僅か3種類。ニーナブランド戦から5頭、クリダーム戦から6頭、そしてジョウショーホープ戦から1頭の計12頭での競馬でした。

 多分結果から見たほうが分かりやすいので結果から書くと、
1着 前走クリダーム戦2着
2着 前走クリダーム戦6着
3着 前走クリダーム戦3着
4着 前走ニーナブランド戦5着
5着 前走クリダーム戦4着
6着 前走クリダーム戦9着
7着 前走ジョウショーホープ戦3着
8着 前走クリダーム戦5着
9着 前走ニーナブランド戦6着
10着 前走ニーナブランド戦8着
11着 前走ニーナブランド戦2着
12着 前走ニーナブランド戦7着

1.9倍の支持を集めたマニバドラが惨敗。
出走馬中唯一のジョウショーホープ戦からの臨戦。

 一目瞭然ですよね。人気を背負った馬は前走好走した馬で、そこに「レースレベル」という概念はなかったように思えます。それが、結果として馬連万馬券。この結果にはその他にも色々な条件が重なったとは思いますが、ここまで如実に現れるということです。

 もう言わんとしていることは分かると思いますが、一言で言えば「馬を比較するのではなく、レースを比較する」。これがこの1ヶ月間で出した仮説です。

 ただ、ここまで言わば前菜であり、ここからが函館2歳Sの予想。3000字近く読んだのにまだ前菜か、お腹いっぱいだよ、という方もいると思いますが、ここからが本題。いや主菜。

 となる予定だったのですが、正直ここから函館2歳Sの予想にもっていくのは無理があるなと。そして、ここまで読んでいただいた方には、私の考え方やこの1ヶ月の思考を知っていただけたと思うので、それで満足だなと。多分一つのレースの予想よりも大事なことを書き記せたと思うので、これでこの記事は終わりにしたいと思います。

 と言ってもこのまま終わるのは忍びないので、私が注目している馬をお教えします。まあ2歳戦のアカウントの方には書いてあるのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、6月19日スプレモフレイバー戦で3着だったサンライズフォルスという馬。これは色々ヤバすぎるので是非覚えておいてください。(1年後に「全然活躍してねえじゃねえかよ!!」は勘弁してくださいね🙇‍♂)

 長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!!函館2歳の方の予想もどこかで出すとは思います!

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