函館2歳Sの予想

 ちゃんと予想を書きます。今回は前置きなしで。

 まず近年の結果を見ると、函館や札幌の前半開催を好タイムで勝った馬が人気して飛ぶというのが第一印象。そして、距離短縮組やダートからの転戦組がけっこう走っているなと。これらは、開催が進むに連れてタフになる函館の芝の特性から起こっているものだろうと推測。開幕した頃のきれいな馬場を突き抜けたスピード自慢が、タフ馬場でパフォーマンスを落とすという典型的なやつ。更に今年は開催7日目で、使い古された馬場。先週の競馬を見ても、Bコース替わりとはいえ内の傷んだ部分を完全にカバーできているわけではなく、直線は今にも外差しになりそうな馬場。これを前提に予想を進める。


 今年の第1回函館開催は、Aコースを前8日、Bコースを後4日の計12日間。各日の回顧を見れば分かる通り、前目が残れる馬場からスタートして、徐々に差せる馬場に変わっていきながらコース替わり。それでも内の傷んだ部分を覆いきれず、外も届く馬場で最終週を迎える。これは前述の通り。新馬から未勝利を転戦した馬を見てもそれは明らかで、6月25日の未勝利で10番人気ながら2着にきたベベなんかはまさにそれ。「前有利馬場」から「差し届く馬場」に変化したことで上昇。


 こんな感じで見ていってレースレベルをなんとなく順位付けしてみると、レベルが高かったと思うのがスプレモフレイバー戦。これについては、回顧で「1〜3着馬まである程度の力はありそうで、函館2歳でも期待したくなる」と書いた自分を素直に信頼。


 あとはクリダーム戦もおそらくレベルは高い。ただここで一つ注意しなければいけないのが、レベルで比較する方法が通用しない可能性があるということ。この方法は「全馬が一度負けている」未勝利戦だったからできたとも言え、ほとんどの馬が勝ち上がって迎える重賞で有用かは不明。この辺は昨日の記事で。


 ということでここからはいつもの感じに戻って予想。とりあえず印から。

 馬場考慮、オッズ考慮なし。実力比較というか、新馬戦比較でのもの。回顧から流用。ここに思考はほとんど存在せず。ここからがほんとの予想。

 馬場の想定は前提の通り外差し。外々での差しまでは疑問も、少なからず外だろう。更に雨となればスピード比べではなく、どちらかと言えば耐久の方で。金曜時点での印はこちら。

◎スプレモフレイバー
◯ブトンドール
△ミシェラドラータ
△ミスヨコハマ
△アスクドリームモア
△ゴキゲンサン

 印を解説する前に、クリダームの扱いについて。よくよく見ると新馬の勝ち方が疑問で、2着馬のほうが強い可能性を感じた。想定している馬場は、この馬の良さが活きる馬場ではないと見ての切り。力があるのは重々承知。

 その上で◎は最上位と見てるスプレモフレイバー。強い馬から。◯ブトンドールも実力上位で、クリダームがいないならこの2頭。△は馬場が向いたときにクリダームを逆転する可能性充分のミシェラドラータ、スプレモフレイバー戦組のミスヨコハマ、完成度高そうなゴキゲンサン、ある程度のレベルある東京からの短縮ロッソランパンテ、先週の新馬で一捲り快勝のアスクドリームモアまで。ロッソランパンテは適性疑問、アスクドリームモアはレースレベル不明と掴みきれていない部分あり。

 その他はオマツリオトコとニシノシークレットがダートで参考外(この2頭普通に強いかもしれん)、ニーナブランドは開幕週逃げ切りの微妙感、シンゼンイズモは弱くはないけど順番的にここまでは回らない、オボロヅキヨは低レベル戦での3着が評価できない、てな感じで。

 当日の馬場とオッズは見ますが、正直自信はないです。このレースの位置づけに関しては昨日の記事【函館2歳Sの予想になるはずだったもの】をご覧いただければ。以上終わり!!笑

 

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