2022年9月24日中山2Rの思考。

 

・人気馬の信頼度

まずは、人気馬を順に見ていく。強いことが分かっている馬が複数いるなら見送り。

1人気:➅ディナトセレーネ 3.4倍
 前走が強く感じない。未知な部分が多く、1番人気を背負うほどか?

2人気:➂セフィロ 3.8倍
 前走1200mで、2ハロン延長を補うほどの強調材料なし。

3人気:⑫ナイトブレーカー 4.8倍
 まずまず力はありそうも、新潟外→中山のコース替わりが疑問。前走同様の脚が使えるのか?鞍上三浦も込み。

4人気:➀サティンボディス 9.0倍
 新馬戦、チグハグな競馬ながら最後まで抵抗。1800m→1400mの前走は後ろからになりながらも直線最後まで伸びており、1600mへの延長はぴったりか。これまでで見せた走りからはこの馬が1番手。

5人気:➆グスタール 11.4倍
 前走は⑫と同レースで、着順も内容も⑫が上。

⇒過去レースを見る限り各馬不明な部分が多く、信頼に値しない。人気5頭の中で複数レースをこなしているのは➀サティンボディスのみで、この馬は実力が分かるという点で信頼できる。


・馬柱の汚い馬で来れそうな馬はいるか

次に、人気のないところ。ここも、明らかに足りない馬ばかりなら見送り。

➁フェスティヴラジャ 130.5倍
 まず目についたのはこの馬。前走2.8秒差負け、前々走2.0秒差負け(共に1800m)ととても狙えるような馬ではない。が、この馬の前走の勝ち馬を見て「面白いかも」と思った。その馬とは、ゴッドファーザー。かの有名なカルロヴェローチェ戦で3着の後、未勝利で2着馬を10馬身ぶっちぎり。2着馬をこれだけチギッた=その下はあんまり差がないのでは?がスタート。
 実際見ると2着馬とフェスティヴラジャの間にも1.2秒の差があるのだが、この馬は残り200mで力尽きている。ということで新馬戦の様子を見てみると、新馬戦でもそれは同様。新馬戦も勝ったのはシャンドゥレールという力のある馬で(=低レベル戦ではなさそう)、残り200までは他馬に抵抗できている。
 そして、この2戦はどちらも1800m戦。残り200mで止まっているのだから、200m短縮すれば止まったところがゴール板である。まあこれはバカげた理論なのだが、あながち間違ってもないと思う。なにより、2戦とも最後まで走ってるのが伝わる(主観)。頑張れる馬は強い。それだけでアドバンテージになる。まあ少なくとも100倍つくような馬ではないというところ。

➃ランスノーブル 100.4倍
 前走競馬が終わるほどの不利。理由はほぼこれだけ。17着、25秒差負けという字面を見れば無理そうだが、裏を返すと、新馬戦で8着に走れている馬がなんでこんなに負けてるの?という話で、映像見れば一発。東京の新馬戦で上がり勝負についていけずの8着からの転戦と見れば、100倍はおかしい。

⑯マイネルフォルツァ 20.5倍
 新馬戦から前走まで5着→4着→6着→4着。全てまずまずの内容で、3着内がない。こーゆう馬は狙い目。新馬戦はウンブライルという馬(ステルヴィオ、ステルナティーアの全妹)が勝ったレースで、この新馬戦に出走した馬は未勝利での好走が多い。あとは、JRAの出馬表で見たら「コースレコード」の欄にマイネルレコルトの名があったから。マイネルつながり。ほんとはこっちが理由なんてね(笑)。


 こんな感じ。実際は、金曜夜時点でフェスティヴラジャ(というかゴッドファーザー)の名に目が留まり、そこから予想がスタートした。当日の中山は不良馬場で始まっており、「なにが起こるか分からないよね」というところが根底。人気馬の実力が不明で、雨馬場ならなにか起こっておかしくない。それもあって、レース経験が1戦より2戦、その中で根性見せてる馬を選ぼう、という思考。サティンボディスは馬券内にはくるだろうというのは確信に近いものがあったから、この馬を軸。ただ、この予想ならシルバースペードは買えたかな。ちょっともったいなかった。

 レース内容は、フェスティヴラジャが中間ペースを緩める逃げを打って、残り200mまで先頭。そこでディナトセレーネに交わされ、そのままこの馬が後ろを2馬身半チギる快勝。内から差してきたサティンボディスが2着、間割って伸びてきたシルバースペードが3着。最後まで粘ったフェスティヴラジャは4着。

 結果的には1番人気馬が強かったわけだが、狙いとしては間違ってなかったように思える。今回は馬の実力とオッズの乖離に加えて、雨馬場という条件が揃いすぎた感はあるが、逆に言えば条件が揃えば狙えるということが分かったレース。毎週10レース以上組まれる2歳未勝利戦、今年の暮れまでにももう1回くらいはチャンスがくるはず。淡い期待と確かな手応え。以上、思考のアウトプット終わり。

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