2年半で蓄えた全て。バタバタ流予想手順。とか色々。

 かっこつけた題名つけたけど、そんな大したこと書いてません。ゴミみたいな取り組み方をしていたアカウント開設当初を思い出しながら、2年半で自分なりに考えたこと、色んな予想家さんに教わったことをまとめてみました(そう考えるとけっこう大したことかもしれない)。
※もともとは一つのツイートにしようと思っていたものが長くなりすぎたためにnoteにしているので、文章の繋がりが変なところがあるかもしれません。ご容赦ください。
※ちなみに、私は他人の予想を買ったことがありません。予想家のことを書いてる箇所がありますが、実際に買ったわけではないことをご留意ください。

 

 一口に「競馬予想」と言われるけど、よくよく考えると定義付けが曖昧だというお話。

 前にもどこかで書いた気がしますが、私は➀分析→➁予想→➂馬券という一つの流れがあって、その名の通り➁の部分を予想と呼んでいます。ですが、多分一般的にはこの流れの総称をそう呼んでるはず。

 私の中では➀は馬個体の能力、コースの特性、レースの質などのこれまでに分かっていることの把握や整理が含まれます。過去のレース映像をがっつり見る時間です。

 それを踏まえて今回どれだけのパフォを出せるか、他馬との比較はどうかといったことを考えるのが➁の段階。順位付けを分かりやすくするために◎◯などの印をつけるのもあり。考えられる決着パターンを書き出していき、それぞれの出現率まで重み付けできればベスト。

 そして最後に、➁で考えたことを買い目に落とし込んでいくのが➂。これまでの思考の整理をする時間とでも言うべきでしょうか。そして組んだ馬券のオッズと、➁で想定した出現率より有利なものを買ったらFINISH。あとはもう祈るか応援するかくらいしかすることはありません。

 ちなみに世の中の「予想記事」やら「予想動画」やらはこの3つがごちゃまぜになったものが多い印象。その比率も各々バラバラ。これは良い悪いとかではなく、予想を買うならそこはちゃんと確認してからの方が良いんじゃねえかなぁと常々思ってますってこと。例えば、➀に特化した記事を買って「筆者の購入画面を見せろ!」はただの馬鹿。

 (お前、悪口言うために脱線したん…?)


 本筋に戻りまして、こうやって一つ一つ分解していくと競馬予想って意外と単純なような気がしますよね。➀に関しては過去のものをどれだけ正確に把握できるかなので、下手なやつがビハインドを負うだけ。見られる映像や得られる情報が増えた現代、過去の分析は標準装備になりつつあってここではアドバンテージをとりづらい。
 ここを高めたい人は、Twitterとかnoteとかで個体分析に力入れてる人を探して、その人を徹底的に真似するのが良いと思います。私は一人のTwitterを監視し続け、その人の見解を見る→該当箇所を納得するまで動画で確認、ということをやってました。例えば、「この馬はコーナリングが良い」というワードが出てきたらその馬のレースを全部見て、コーナリングを確認する。これをやってると、コーナリングの優劣がつきやすいコースが分かるようになったり、色々と副産物も多いのでおすすめ。時間がない人、ここに労力をかけたくない人は良い分析屋を探して買うでも良いかと。

 ➁はけっこう主観が絡むので差がつきやすい。「予想が上手い」はここ。そして、追い切りやら馬体やらで+αの情報も格段に多くなるため取捨選択が必要。どこからどこまでを取り入れるのか、どこからどこまでを自分でやるのか、それらに関わる費用と時間は報酬に見合うのか。ここは人によってプラスマイナスや得手不得手が大きく異なるけど、なんとなくやってる人は大体負けてる。
 ここを高めたい人は、、、予想→レース→回顧を繰り返すか、人の予想を見て考え方を学ぶしかないんじゃないですかね?私はここを高めたいとは思わなかったというか、分析さえちゃんとできてればある程度なんとかなる(けっこう能力上位で決まる)と思っていたのであんまり意識しませんでした。あ、予想→レース→回顧の流れはここに限らず大事です。

 そして問題の➂。➁で導き出した決着パターンを買い目で表現する。各パターンがどのくらい出現するか(想定勝率等)とオッズを見比べて、美味しいところだけ買う。これが期待値期待値言うてるやつ。オッズを見ると心が揺らぐ人は、オッズを見ずに馬券を組んで、その後に比較するでも良いかも。ちなみに「買い方が上手い」はここ。買い方が上手い下手というより、自分の予想を正確に馬券に反映できているのかが大事。あとは買えると判断したらしっかり買うし、買えないと判断したなら降りる。いくら予想に自信があっても、その買い目が1.0倍だったら買わないでしょ?という話。てかそもそも自信度とか言うなら自信ないとき馬券買うなよ。
 ここを高めたい人は、儲けてる人の予想→馬券の落とし込みを見て学ぶことです。これは裏技に近いですが(というか怒られるかもしれん)、レース後にはTwitterに馬券の画像が並びます。的中、不的中問わず。そして、予想を出してる人は馬券と共に自分の予想も見せてくれます。「◎→▲→◯で的中!」とか「消→◯→△で不的中⤵」とか。これを見ていけば、その人の思考の流れ、馬券への落とし込み方が分かるので勉強になります。あと、的中不的中ツイートの文章はその人の本心っぽいのが出てきやすい節があるので、ちょっと面白いです。


 以上がこの2年半で落とし込んで、私なりに噛み砕いた予想手順です。長々と書いたけどそんな大層なものではなくて、過去の自分は➀〜➂をいっぺんにやろうとしてゴチャゴチャになってたので作業手順を明確にしたというだけ。始点と終点を定めて、中間を効率良い手順で流す。計画の基本ですよね。

 今振り返れば、昔の自分ってどうやって予想してたん…?てかそれ予想って言えるん…?って思うけど、多分同じような人っていっぱいいるんですよね。だから当たってる予想家って凄く見えるし、実際はそんなに難しいことしてなくても神のように見える。

 それって、なにか特別な洗脳がされてるとかではなくて、表に出ている記事や動画の裏でどんな作業がどんな流れで行われているかが分からないからだと思うんです。数百文字の記事とか、数分の動画でその人の思考の何%が見えるでしょうか。全頭診断と書いてあっても、その1頭1頭の特徴はたったの数十文字で把握できているんでしょうか。

 おそらくですが、予想家の方々だって必要な情報と不要な情報、必要な技術と不要な技術などを自分の得手不得手や顧客へのウケを考えて取捨選択しているはずです。私が全てを理解しているわけでは決して無いですが、知ろうと思って動画や記事を見れば、その人の特徴や重視しているポイントくらいは伝わってきます。まあお金出して買ったことはないですけど。

 馬もろくに見ず、頼る人を深く知ろうともせずに勝てるわけがないです。なんとなくネットサーフィンして、自分に都合のよい情報を集めて、ちょっと気に入らない予想家には暴言を浴びせる。そんなことやってるから勝てねーんだよ。と、2年半前の私に言ってやりたい。あ、私はTwitterで直接誰かに暴言を吐いたことはないですよ…多分。


 終盤はよく分からない話&予想家擁護みたいになりましたが、私個人としては予想家という存在をあまり好ましくは思っていませんし、そもそも予想買ったことないので全部推測です。まあ無料のは色々見てるけど。でも、色んなことを考えた上で、競馬を楽しむために足りない部分をお金で解決しようというのは理解できます。分析から予想、馬券構築まで全部やってたら時間かかりますし。そして、そのために予想家という存在が成り立つのもある意味必要なことなのかなとも思います。

 結局は、自分が競馬のどこを楽しいと思うか、が全てだと思います。私は分析にのめり込んだ時期は楽しかったし、馬の特徴とか馬券の組み方でフォロワーさんたちと話したのも楽しかったです。でも、馬券勝てなくね…?の想いが強くなるに連れて競馬への興味が薄れましたし、他の趣味の方が上回ったりもしました。それでも、今秋のイクイノックスやドウデュースを見てやっぱり競馬ってすげえなって思ったし、ちょっと分析やってみるかあって気持ちにもなってます。これが私の現在地。

 昨日ツイートもした通り、今後は規模を狭めて自分なりに競馬を楽しんでいこうと思っています。この記事をここまで読んでくださった方はこなりのバタバタ好きだと思うので、最大限の感謝を送ります。ありがとう。正直、直接なにかに役立つことは書かれていないと思うので、その代わりといってはなんですが、今後の競馬ライフに幸多きことを願います。えぇ、願うだけです。笑。

 ではまたどこかで。ありがとうございました。

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