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日記(孫子・ポンペイ・咲・ガンダムカフェ)

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 ファイル整理していたら2年前(2020年)に描きかけの絵が出てきた。

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 チーズバーガー二つをくっつけてダブルチーズバーガーを錬成して食べたときの絵だと思う。


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 博物館のミュージアムショップで買った『孫子・呉子(中公文庫版)を読んだ。武経七書と呼ばれる中国兵法書のなかでも最も著名な、古代戦国時代あたりの二冊。将軍が考えるべきことが短くまとまっていておもしろい。しかしビジネス書として本当に有用なのかは微妙じゃないかと思った(無職だからよくわからないけど)。
 これらがなぜか今も「ビジネス書になる」とか言われるのはたぶん言い回しのカッコよさが9割だと思う。「負けない(失敗しない)ようにはできても、必ず勝てるようにはできないよ」ということも「勝つべからざるは己に在るも、勝つべきは敵に在り。」って言う方がかっこいいよね。そういう言い回しで仕事(『孫子』は戦争を完全に仕事としてとらえている)について語られるとがんばるぞ!って気にさせてくれるんだろう。

  個人的にすげーと思ったのは『孫子』で「自国の周辺で戦うと被害や特需で物価高騰が起きて民衆が苦しみ、最終的に国の戦力が減るから気を付けろ」って書いていたところと、『呉子』で「いつでも走って撤退できるように乗らなくていい時は馬に乗らないで休ませろ。人間は疲れさせても馬は疲れさせるな」って書いていたところ。数学のない時代にここまで合理的思考ができるもんだなあと思った。

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東京国立博物館に行った。ポンペイ展をやっていた。
 ポンペイから発掘されたたくさんの品が展示されていた。
火山噴出物で一気に埋まった街だから、当時の様子がつまびらかにわかるということで、美術品の当時の展示形態を再現した展示などがあって、おもしろかった。
 そこに人が生きて、死んだのがありありと伝わってきますね。社会制度や思想は違えど、そこで行われる生活じたいは我々と本質的に変わらない…。

犬を飼っている家が玄関に飾っていたもの、つまり「猛犬注意」

 そういう、昔の人が自分たちと同じように生活していたって事実はよく「面白いこと」として語られますよね。じっさい、たこ焼き機のような調理器具を見て興奮したりした。

 でも一方で絶望的な気分にもなるのです。やはり種としての人間は変容しても、個としての人間はなにも進歩していない。人間たちはつつましい生活をおこないながら大きな社会の一員として無力に生きて、死んでいく。個人として名を為すものはあれど、結局川の中の一つの水分子のようなものだ。
 生活して子孫を作ったり作らなかったりしないで世代をくりかえていって死ぬ意味もわからずに死んでいった、そして自分たちもそうして死んでいくことが決定しているということじゃないですか。

 別の言い方をすると、この数千年の人類文明を通じて、世界には子供と大人と老人しかいなかったということです。150年前を知る人が実在したためしはなく、みなわずかな生涯のなかで、無限とも有限とも向き合うことなく生活のなかで消滅していくわけです。

 それがほんとうに反吐が出るほど嫌すぎる。せっかく生まれたなら永遠に生きたい。永遠が不可能ならせめて、百歩譲って400年くらいは生きたい。

 5月からやる琉球展のちょい見せみたいなコーナーもあったんだけど、かなり力入ってそうで楽しみ。


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咲コラボカフェとガンダムカフェに行った。

 その前に『咲-saki-全国編』を見た。能力バトルと青春ものがちゃんと両立していてすごい作品です。テンポがあんまり良くないんで、漫画を読みたいかも。でもアニメの続編来てくれ~!

 コラボカフェの類はかつてプリパラカフェに行ったのが唯一で、それは常設タイプだったので、期間限定でコラボしているタイプは初めて行く。ものによっては本当に雑だと聞いていたので、出来栄えがどうなのかドキドキしていたがちゃんと楽しかった。
  咲-saki-カフェは咲-saki-の曲がながれない、内装や展示がだいぶあっさりしているなど、不満点もあったものの、食事がまともにおいしかった。

優希のエネルギータコス(1000円)

 咲-saki-のごはんといえばやはりタコス。一個だけだが、アニメで片岡優希が食べているものよりはるかにデカイ!サルサソースをつかっていないタイプで、タコスというよりブリトーのような味だがおいしかったじぇ。

パネルの前に立つオタク


 次に秋葉原のガンダムカフェ。常設タイプだがもうすぐ閉店してしまうそうです。行けてよかった……強い店に会えて…。

 まず店の中の壁が巨大なモニターになっていて、専用の映像がたくさん流れる。すごい!けどふつうにオープニング流すとかでもよかったよ俺は。

 閉店前と言うことでたくさんの原作再現メニューがあり、めちゃくちゃ迷った。ファーストガンダム(初代)に出てくる「砂漠で食べるパン」とかZの「アーガマのおいしくなさそうな機内食」とか、いろいろあるんだけど最終的に「閃光のハサウェイ」の「ホテルルームサービス」を頼んだ。そもそも映像上でめっちゃリアルに作画されていたものがそっくりに再現されている。

ダバオ・ホテル・ルームサービス(1430円)

 まじでおいしかった。付け合わせのニンジン(グラッセ)がへなへなで甘くて、本当にホテルで出るやつ感ありましたね!場所が暗くて、劇中の雰囲気にもちと近かったし。

 あと咲-saki-カフェで友達がパフェ頼んでたのがうらやましかったのでザクのパフェを頼んだ。

量産型ザクパフェ(693円)

ピントがあってない。味は回転すし屋のパフェとどっこいどっこい。だけどうれしいですね。なによりシャア専用だけじゃなく量産型があるのがうれしい。

東風戦とテロリズムの適正があがった一日でした。

咲を見た流れで最近麻雀にハマっています。帰り、つかれて満員電車でぼーっとしていたら、周りの人の会話が全部麻雀の話に聴こえる、幻聴めいた体験をした。夢うつつなだけなんだけど、こわかった。


1/13

  武蔵野美術大学の卒制展に行った。私は一年だけ在籍して、その後もぷらぷらと通ったりしていた大学である。今回は自分と同じ年に入学された方の作品が多く並ぶ年である。そのせいか「自分がここに並んでいたかもしれない場合」みたいなものを仮想しながら見てしまった。まあ、やめてなかったところで留年していたから今年出せることはなかったのだが。
 そんなんだから良い作品よりもどうしようもない作品に感情を揺り動かされてしまった。創作意欲、というより作らないとまずいという気になったので良かった。


ふたたび1/24

 昆虫を食べる動画をいっぱい見た。いろんな動画で異口同音に羽化したてのセミは本当においしいと語られている。食べたい!ファストフードを受動的に食べるより、セミを素揚げにして食べたい!今年の夏はセミ獲りをやってみたい。いっしょに食べる人募集中です。


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にょ