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一眼レフのシャッター音じゃなきゃ満足できなくなった男がいるんですよ

家電量販店のカメラコーナーでいろんなメーカーのカメラをワシャワシャすることが半分趣味みたいになりつつある。
学校帰りにヤマダ電機のカメラコーナーに行って気の赴くままお試しして帰るという行為をもう5回ぐらいやっている。完全な冷やかしで気が引けるけどおもちゃコーナーでポケモンカードも買ってるから店舗利益には貢献してると思いたい。

Nikon D3200を買って以来久しぶりにカメラコーナーに行った。ニコンの現行エントリーモデルであるZ50をなんとなく手に取る。
近年主流のミラーレスカメラは電子ファインダーがとても見やすいのが良い。実際の光が入ってこないことを問題視している人もいるが、どういう風に撮れるのかファインダーを見ながら確認できるのも便利そうだな〜と個人的には思っている。

カメラバックの商品棚に適当にピントを合わせシャッターボタンを押した。

『カッ』

え?


もう一回シャッターを押す。

『カッ』

え?


ニコンのミラーレスのシャッター音、『カッ』だった


D3200はそれはそれは心地よいシャッター音を出す。「俺が一眼レフだ」と言わんばかりに『カシャァ』と音を鳴り響かせる。風景を探し、構図を決め、ファインダーを覗き、シャッターを切るという撮影体験において重要な役割を果たしているだろう。
それがミラーレスになったら一転『カッ』になるのはさすがに違和感がある。一眼カメラに恋してヨドバシに足繁く通っていたあの頃はなんとも思っていなかったため,D3200を手にしてしまったが故の苦悩とも言えるかもしれない。

他メーカーのミラーレスも一通り試してみたが,どれも一眼レフに匹敵するシャッター音とは言えなかった。今日試してみた中ではキャノンが最も一眼レフを再現しようとしていた気がする。オリンパスなんかも音が軽くはあるがそれなりに雰囲気を出そうとしていた。
やっぱニコンの『カッ』は無いんじゃないか。そもそも一眼レフの再現とかそういう方向性にいない。写真を取ることに徹する無骨なマシンというのもいいけど,シャッター音含めた撮影体験の楽しさもカメラという商品の価値に含まれてるんじゃないかと思ってしまう。

ちなみに富士フィルムのミラーレスのシャッター音は『パンゥ…』だった。そんなことあるかよ


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