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「ベイトマンニュース」いつか絶対に慣れる(と信じてる)。

昨年12月から私が働き始めたのは、ビクトリア病院という、ファイフ地方にある総合病院の放射線科です。
病院内で放射線科が担当している部署は広範囲に渡っていて、外来のレントゲン、CT、MRI、超音波、骨密度、入院患者のレントゲン、CT、MRI、超音波、そして救急のレントゲン。それから妊娠期間中の超音波。
NTCという整形外科を中心にした部署のレントゲン。そして同じくファイフ地方にある4つの地方病院の放射線科もカバーしています。
そう、とにかくありとあらゆる「放射線」分野をカバーしているんです。

その中で私の仕事は「アシスタント」なので、主としては患者さんのサポート、ということで「それなら私にもできるやろ。」と安心していたんですが、実際には、働く場所によっては受付や患者さんの移動をコンピューターでアレンジしたり、電話の対応などの受付業務もある、ということがわかりました。え?私とコンピューターはあかんやろ。加えて電話の対応なんて、絶対にあかんやろ。泣。
仕事は月~金の9時~5時ですが、働く場所は毎日異なり、週ごとに送られてくる予定表に従って、今日は妊婦さんの超音波、明日は外来のレントゲン、明後日は入院患者のCT、とあちこちに行くので、覚えることも多岐に渡ります。

働き始めて間もない今は、毎日パニック状態です。とにかく今までとはシステムも違う、病院のレイアウトも違う、一緒に働く人たちにも全く慣れていない、スコットランド訛りの英語にも慣れていない。そんな中で、人一倍小心者で怖がりで、緊張しぃの私は、毎日ドキドキハラハラしながら働いております。笑。
何もかもが初めてのことばかりで、何をやっていいのかわからない。どんな風に動けばいいのかわからない。どこに行けばいいのかもわからない。周りの人や患者さんに迷惑をかけまくり、絶望的な気分になることも多いです。私自身、どんどん歳をとってきてますからねぇ。覚えるスピードも遅く、しかも何度も何度も繰り返さないと覚えられない。泣。
テキパキ、バリバリ働く同僚たちがスーパーマンのように見え、できない自分にうんざりすることばかりですね。

でも、でも、最初からできる人なんてどこにもいない。みんな最初はオタオタから始めたはず。
こんな私でも、いつかこの仕事に慣れて、必ずできるようになる日がくると信じています。いや、そういう日は必ずくる、と今までの経験が教えてくれます。

イギリスに来て、言葉がほぼわからない状態で始めた病棟勤務も。
初めてのことばかりで、ドクターに叱られまくった乳がん検診の仕事も。
人生初めての工場勤務で、言葉が通じない同僚たちと働いた野菜工場も。
それ以前に言葉も友達も、何もできひん所から始めたイギリス暮らしだって、時間はめっちゃかかったけど、結局は慣れて快適に暮らせるようになったもん。

こんなあかんたれの私でも、
いつか自分のやり方を見つけ、
自分の在り方を見つけ、
人と場所に慣れ、
周りの人も私に慣れてくれる。

遅かれ早かれ、始めたことは、どんなことであっても、いつか必ずできるようになるんです。続けてさえいれば。

できない今は「とほほ」な気持ちになることも多いけど、それでも落ち込む必要はない、と知っています。(それでも落ち込みますけどね。笑。)
今はただ、一生懸命働きながら、毎日を淡々と過ごしていくのみです。

頑張れ!あかんたれの私。新しい仕事にも、スコットランドの訛りにも、新しい同僚たちにも、いつか絶対に慣れる時がやってくる。(いつになるかはわからんけど。笑。)
そう信じて、今日もドキドキしながら頑張りまーす。

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