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「ベイトマンニュース」スコットランド生活㊶奇跡のきっかけは自分

自慢話をします。
なんとなんと、先日人生初のホールインワンを達成したんです。
いやぁ、これには驚きました。これまで何度も書きましたが、私は見事な「なんちゃって」ゴルファーで、大会は嫌い。ハンディキャップやスコアはどうでもいい。有名コースにも興味がない。ゴルフコースで家族や友達と楽しくゴルフが出来たらそれでいい。という、真剣にゴルフに取り組んでいる人からみたらめっちゃふざけているゴルファーなんです。
ついでに言っちゃえば、ゴルフのファッションも嫌いです。どうもしっくりこない。なんでゴルフをするのに派手なミニスカートやハイソックスなのだ?ほんま、いつも自分が好きなゴルフの服を探すのも苦労しています。
あ、でもゴルフは大好きです。ほんまに心から好きです。でもゴルフの「勝敗」サイドや「ステイタス」サイド、「ビジネス」サイドには全く興味がないんですね。

そんな私がホールインワンやって。
ホールインワンというのはゴルフをやっている人なら誰もが夢見る偉業で、一発でボールをホールに入れちゃうこと。長年ゴルフをやっている人でもなかなか経験できないすごいことなんです。
実は夫と息子はホールインワン経験者です。その時はすごーい!と私も大喜びしました。が同時に自分には全く縁のないことやな、とも思っていたんです。

プロゴルファーならば、真っ直ぐ、この角度で、このスピードで、この距離で、と狙った通りボールを打つことができます。今日は雨でグリーンが遅いから、とか、風が右から吹いているので少し左狙いで打とう、などの細かい調整もできます。
でも私のレベルでは、とにかく真っ直ぐ飛びますように。ボールが(ゴロではなく)上に飛びますように。なんとかグリーンまで届きますように。と、毎回祈る気持ちで打つんですよ。笑。
それでも打とう、打とう、と思えば思うほど力が入って打てない。打った途端ボールがいきなり右に飛んで行ったりする。とほほほ。ってことがほとんどです。

今回は初めてのコースでした。スコットランドにあるガランという有名ゴルフコース。。グリーンが高い位置にある130ヤードの第4番ホールのパー3です。グリーン手前に大きなバンカーがあり、ピンの位置は右側。ホールまでの距離はグリーンが高台にあるため見えません。
とにかくバンカーに入りませんように。まっすぐ飛びますように。といつものように祈りつつ打ちました。
ボールは(めずらしく)弧を描いて飛んでいき、バンカーを越えてグリーンの右側へ。ティーからはグリーンが見えないのでボールの位置は見えなかったけれど、あのバンカーを越えて真っ直ぐ打てただけで大満足。「お~、やったー!」と大喜びしていそいそグリーンへ向かいます。
グリーンが見えるところまで来たけれど、私のボールはありません。あれ?どこだ?転がってグリーンの向こう側に行っちゃったかな、右に転がっていったのかな、とキョロキョロ探していると、突然夫の雄たけび。
「あ~~~っ、ホールに入ってる!!!ホールインワンや!」
うそでしょ?そんなことあるはずがないやん。またまた冗談ばっかり。と言いつつホールをのぞき込むと、そこには私のボールがにっこり笑顔で入っているやないか!呆然としました。
ホールインワンの実感はなかなか湧きませんでした。うれしかったけど、びっくりの方が強くて、きょとんとしていましたね。初めてのコースということもあり、その日はきょとんとしたままゴルフを続けました。(ちなみにその後のゴルフはいつもの私に舞い戻り、あっちにいったりこっちにいったり、ゴロゴロぼろぼろのゴルフでした。笑)

ホールインワンなんてのは、ほんまに偶然が重なって起こる奇跡やと思います。特に私のレベルのゴルファーでは、奇跡以外の何物でもない。
ほんまにたまたま、いろんな偶然が重なって起きたことです。

でも、でも、それでも私がゴルフをやっていなかったら起こらなかった。

私がイギリス人の夫と結婚してイギリスに移住していなかったら、
腰が悪かった私が合気道を始めて身体が丈夫になっていなかったら、
夫がゴルフ好きでなかったら、
家族の趣味が欲しくて息子と夫と共にゴルフを始めていなかったら、
なんちゃってゴルファーやけど一生懸命練習していなかったら、
スコットランドに移住していなかったら、
友達の紹介でガランというゴルフコースに行っていなかったら、

ホールインワンという奇跡は絶対に起こらなかった。チャラ~ン!

奇跡というチャンスは、やはり自分でつくるものやと思います。
自分が起こした行動によって起きる奇跡は必ずある。というか、まず行動しなければ奇跡は起きないんです。

今の自分が今の状況にある奇跡も、自分で起こした行動の積み重ねやもんなぁ。すごいことだ。すばらしいことだ。
さてまずは宝くじを買いに行こう。更なる奇跡が起こるかもしれませんよ。笑。

これぞ奇跡の証明!

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