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Green Eyes / Arlo Parks 歌詞和訳 (英単語一つで人生の本質が学べる! 87)


Today's English

aesthetic (形容詞) 美的な

underneath (副詞) 下に

blame (動詞) 非難する、責める



Content

今回は、Arlo Parksの「Green Eyes」の歌詞を和訳したので紹介したいと思います。彼女はまだ10代にもかかわらず、完成度の高い楽曲を披露したことで洋楽ファンのなかで話題になりました。

特にイギリスのロッカーBillie Eilishがラジオで紹介したこともあり海外でも人気がうなぎ登りになっています。

Arlo Parksについての紹介と曲の解釈については、センスが光る親友のふゆこさんが綴ってくれましたのでぜひ一読お願いします。


さて、歌詞の和訳に移りましょう。

画像1

(歌詞に登場するワインをイメージして描きました。)

Verse1

Summer in my eyelids, eatin' rice and beans
Paintin' Kaia's bedroom, think she wanted green
But the weather puts you on my mind
Dragonfruit and peaches in the wine
Kissin' circles underneath your eyes


瞼に映る一夏の景色(過去の回想だろう) ライス&ビーンズ 

花が添えられたKasia(白人女性)のベッドルームが映し出される

私の心はあなたに支配されていく(社会の抑圧により同性を愛することはいけないことだと思っていても好きになっちゃう葛藤だろう。主語の'the weather'からは、気まぐれな天候や神の悪戯のように、その恋心は運命めいて逃れられることができないということを感じる。もしくは雷の如く恋に落ちたことの隠喩だろう。)

ワインに揺れるDragonfruitとpeaches (果物は女性らしさを表す、トゲのあるドラゴンフルーツと丸みを帯びたピーチは二人の関係性のぐらつき(不安と安心)を表している。)

あなたの頬のほくろ(そばかす)にキスしたの


[Pre-Chorus]


Of course I know why we lasted two months
Could not hold my hand in public
Felt their eyes judgin' our love and beggin' for blood
I could never blame you darlin' (Oh, oh, oh, oh)

私たちが2ヶ月しか続かなかったのかなんて当然のこと(皮肉を込めている。)

人前で手は繋げなかったし

公衆の目は私たちの愛を確かめ、血の在処を求めてきた (愛と血はよくセットになる。愛と憎しみは紙一重。あと人種的なルーツや混血という意味もある。)

私は一度もあなたを責めたことなんてないのにね


[Chorus]

Some of these folks wanna make you cry
But you gotta trust how you feel insi-i-i-ide
And shine, and shi-ine, yeah, yeah, yeah

この街はあなたを傷つけたがるの (罵詈雑言を浴びせられていたのだろう。)

でもあなたは自分の本心を信じ続けてなきゃ 

そして輝かせるの('you'とあるが、そこにはもちろんArlo自身も含まれている。)


[Verse 2]


I wish that your parents had been kinder to you
They made you hate what you were out of habit
Remember when they caught us makin' out after school
Your dad said he'd felt like he lost you

両親のあなたへの態度が当時より優しくなることを願ってる

彼らはあなたを憎んでは、気持ちを踏み躙ったわ

放課後いちゃついている私たちを咎めに来たのを思い出して

お父さんはあなたにひどい言葉を投げかけた



以上、歌詞和訳でした。

一夏の恋心が瞼の裏に眠っているのでしょう。その思い出はかけがえのないもので、目を瞑る旅に脳裏によぎり、思い出の一部分(ここではベッドルーム)が思い出されています。その恋は現代ではおおよそ素直に許容されるものではなく、数々の困難を味わっていたことがひしひしと伝わってきます。性別や人種に囚われない世界を築いていく必要があるでしょう。

また、「西洋の絵画は読まなければならない」というように、英語圏ではモノの象徴・イメージが大切です。例えば水が「死と再生」を象徴しており、このような象徴を知ればアーティストの想いがより鮮明に映ることが多いです。

『イメージシンボル事典』という本には英語圏の象徴が載っているので気になる人は勉強してみてください。


Review

aesthetic (形容詞) 美的な

underneath (副詞) 下に

blame (動詞) 非難する、責める


See you !!







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