見出し画像

【雑記】batta_近況2021→2022約半年分(移動した話 等)

【今回の要旨】昨年から年を越して現在にかけてのここ半年、身の回りでかなり諸々あったのでその話を色々する


 最近社会が激動しており現実がムチャクチャになって久しいが、おれ個人をとりまくこのミクロな世界においても最近すげえ色々あった。おれという人間周辺の環境に関して「生活」レベルで変化があったので、その辺の話を近況報告がてら述べる。お付き合いいただければ幸い。


最近の移動

 昨年の個人的に最大のイベント。今回の近況報告の中心に位置する重要な事柄である。
 結論から言ってしまうと、昨年10月アタマ頃に引っ越した。棲家を変えた。生活の拠点を変更した。
 元々実家住まいだったので、つまり一人暮らしを始めたということにもなる。この10月ド頭という中途半端の極みみたいな時期に引越しが行われた事実からは、この住処の移動が別に何か基底現実における退っ引きならぬ事情で強いられた類のものではないのが伺えますね。つまり、別に上位存在から生活の拠点を変えるよう言われたとか、またはいきなりフーテンになったとかではなく、あるいは実は生活のパートナーがいて一緒に住むことになったとかそういう話でも断じて全くない。本当にない。他に引っ越す理由って一般的には何があるんでしょうね。あとはもう住んでた地区に何かビラとか撒かれて居辛くなったとかしか思い浮かびませんけども。まぁ要するに、新生活始めなければいけない外的圧力とかは今回の引越しには一切なく、完全に自分の内的なノリだけで敢行したということですね。というか実際は実家から歩いて5分もかからないとこに移り住んだので、社会的なおれの振る舞いは前後でほぼ変わっていない。
 その引越しを敢行するに至った内的な理由について。一番は「そろそろ一人で住みたかった」ということに尽きる。ある日のこと、何気ない世間話の中で生と死の話になり(知っての通り基底現実の人間は抽象化すると9割生と死の話をして過ごす)、その中でおれは実家で住む両親が鬼籍に入った後のことに思いを馳せた。ふと考えたのである。そうなったとしたら、その時おれは……現代日本のホモサピエンスの寿命的に考えて……普通に40……いや50……?なんなら最悪60歳とかに迫っている可能性があるのか……?とするとおれはそんな歳で……?いきなり一人で……放り出される……?社会に……?ロクな生活能力のないままの……?惨めなオッサンが……?それって……

DEATH

 と脳内でSEKIRO風の赤文字が、畳敷きのカビ臭い部屋で一人なんか黒い汁になって布団に染み込んでいるおれの末路を示すイメージの上に、でかでかと表示された。孤独死こどくし……ってコト!?(ハチワレ)それは避けられぬ死のビジョンである。いやもちろん死から逃れることは何人たりともできないのだが、少なくとも生活ができなくて死ぬのは流石にヤバすぎる。生活は最低限して死にたい。せめて生活の末に死にたい。それが尊厳。
 それと、もしかしたらここまで読まれた人の中には、ここまでの話が完全に「おれが生涯孤独に一人で暮らしている」ことを前提に進んだのに気づいた方もおられよう。こいつ結婚とかハナから諦めてんの???と。いやまぁ……人生って何があるかはわからんけども……だからこそ常に最悪を想定して動くのが賢い生き方ってものだし…………それに、生活能力を得ないまま孤独死DEATHしたくないって話と伴侶の有無を並列に語るのは普通に不健全でありませんコト?それってつまり自分の代わりに生活の面倒みてくれる女を探すってことになるわけで前時代的だし今の価値観にはそぐわないからして不安なら嫁さん捕まえたらいいってのはその問題の解決にはあたらないですよね、恋人の有無は関係なくないすかという話を、実際に上の疑問をおれに向けて挟んだ母に対して早口でした。去年の夏頃。最悪のオタク・親不孝エピソードそのもので、死んでしまえ!!!!!!という感じだ。あぁ死ぬともさ、上質な暮らしの末に……
 ということで、上質に生き最終的にYOU DIEDする*1 ためにも、一人で生活を行うための訓練を早いうちからしておく必要があるし、つまりそろそろ独り立ちの頃であろうと結論づけたのである。一応言っておくとだからといって別に100%ブルタルな死への恐怖からそれを決めたというわけでは特になく、単純になんとなく独り立ちってどっかのタイミングでしとくもんかなぁ~って思ってたのも多少はある。当然ね。一般的な感覚として。とはいえ昔と違って景気も悪いし普通に実家に住む人間は増加傾向にあるらしいからそれについては別にそんな大きく気にしてもなかったんだけどね。おれの場合は両親との関係も良好だし。
 まぁつまりそういう志としては比較的立派寄りに位置するであろう「独り立ちせなアカン!」的志向はあって……しかしそれとは別に、もう一つの内的モチベーションが存在したことについてもちゃんと触れておく。これが2つ目の理由。つまり、「普通に自分のプライベートな空間、ほし~~~~!!!!!」という目的について。
 自分の城(CASTLE)……王国(KINGDOM)……そういうものを手にしたい、そう男なら(前時代ジェンダー観的倒置法)。先に明らかにしておくと、実家には自室というものがなかった。かつてのおれはというと、和室の片隅に置かれた書斎机周辺約2畳程度の面積を占有し、そこに自分のPCを設置して<巣>を構築していた。そう、あれは形容するなら完全なる<巣>……。絵の教本とかポーズ集、あと普通に漫画とか……を手に届くとこに置いておきたかったので、そうした書籍を床に積み上げていたし、普通に生活の拠点がそこだったのでカバンとか衣服、書類とかもその辺に積んであった。机の周辺、同心円状に積まれる私物。和室の一角に、自分用の陣地を構築していたのである。オタクの巣。一時期はなんかアニメの研究者的な女キャラの部屋みたいになっていた。白衣普段から着てるタイプの女。多分喫煙者のね *2。
 そういう感じだったので、自分の部屋は昔から欲しかった。昔からというか、それこそ物心ついた頃から。そして魂がオタクに堕してからはというと本当に、部屋がムチャクチャ欲しくてたまらなくなっていた。やりたいことがめちゃくちゃあった。ある種の夢である。そりゃあ……ねえ?オタクがオタクしようと思ったら普通に部屋要りますよ。だから実家出たかった。極めてシンプルかつ強めのモチベーション。
 以上が引越しを敢行した理由である。即ち、「一人で生活する能力を得る」「自分で好きにできる環境がほしい」の2つの柱。そして、それは先に述べたとおり全てが内的なモチベーションに由来するものであるために……それ故に、それ特有の重要な問題も存在してた。自分がやりたいからやる以上のものではない事柄。それはつまり、おれがやろうと思って頑張ったらやれるし、逆に言えば延ばそうと思ったらいくらでも延ばせるものなんですよね。
 来る日に向けて貯金とかもしてたし引越したら買いたいモノとかも色々考えて準備は進めており……そろそろ、やるかな~とか考えてたところで、なんか突然社会情勢が不安定になるイベントが脈絡なく発生。ここ1,2年の話ですね。そのせいで引越しタイミングは割と際限なく延びた。やろうと思って気合い入れて、様々なリソースを注ぎ込めばそれでやれる「引越し」というタスクは、やろうと思わなければ別にやらなくてもいいタスクであるがために、実行には多大なエネルギーを要する。これはタスクの先延ばしにかけては他に比肩する者がない社会不適合者にとってかなりめんどくさい状況である。最終的な実行が10月とかいう中途半端なタイミングになったのも、たまたまおれのタスクエネルギー充填率が100%になったのがそのタイミングだったというだけの話。そろそろマジでかかるか……一般的な新生活タイミングからはズラしたとこで始めたいし今年のうちにやっておきたい……来年まで延ばすのは流石にナシだな……と思った。情勢も多少安定してきたと言えたし。
 そういうわけで、人生最大の移動は昨年無事決行され、今は自分の部屋でこの記事を書いています。そういうことです。

*1:クレイモアやツヴァイヘンダーを両手持ちで振るという意味ではない
*2:TSするなら烏丸久美子みたいな女がいいという願望の表出

最近の摂食

 一人暮らし始めたからには当然、自分で食うメシを自分で作る必要がある。所謂自炊。おれの料理経験は非常に乏しく、家の手伝いするくらいはしていたがメニューをイチから一人で作って仕上げるようなことはしたことがなかった。つまり包丁が使える程度。そんな中、一人暮らし一日目から自炊を始めたオタクの運命や如何に。
 結論から言うと、普通~~に全く問題なく自炊できている。毎日包丁握ってメシを作っている。両親からも意外とちゃんと自炊していることを驚かれたが、なんなら自分が一番拍子抜けしているまである。もっとハチャメチャになるかと思ったし、作れたとしておしまいのメシを毎日作る感じのオタクになるかと思ったけど普通にそんなことはなかった。なんなら惣菜とかも全然買ってない。普通にメシを作り普通に食っている。よくよく考えたら料理なんか書いてあることそのままやるだけでできるんだから、上手くやれるかはまだしも下手こく余地はそんなないですね。レシピという完璧な手順書が手元にあるからには、それに従いさえすれば完成までは行くという事実はむしろだいぶ安心できる事実だ。なお最近は自炊歴半年を控え、慣れてきたのもあって適当にレシピなしでメシをでっちあげられるようになった。忙しい時22時半に帰宅したときでもちゃんと30分未満でいい感じのメシ作って食ったので最早自炊が板についてきたと言えるだろう。
 レシピを参照するのによく使うのはNHK教育「きょうの料理」のサイト。子番組として「きょうの料理ビギナーズ」という初心者向けの番組もあるが、それに登場したレシピもしっかり載っている。プロの手による普通にうまいレシピを、冷蔵庫にある材料の名前から適当に検索することもできるすげえ便利なサイトだ *1。クックパッドに泥かけるような言い方するけど市井の主婦のレシピよりはテレビに出てそれでメシ食ってる(料理だけに)料理研究家のレシピの方がずっと信用できるし、栄養とかもちゃんと取れそうな気がする。あとSNSとかYouTubeでレシピ上げてバズってるタイプのアマチュア料理研究家 *2のレシピは常用したら普通に身体に悪そうで、日々のレシピを頼る先としては心許ない。やっぱ日本放送協会なんだよな。受信料払ってるからには使い倒させてもらう所存である。あと白ごはん.comはたまに使う。シンプルな和食が欲しい場合。他に最近よく見てるのは週末の作り置きレシピ。里芋の味噌マヨ和えがうまかった。他にも色々と検索しては見ることがあるが、なんにせよこの情報化社会において自炊を始めるハードルはかなり低いと言えるのかもしれない。
 ついでに、他に実際自炊を始めて思ったけどわざわざ文章にするでもないトークテーマをいくつか手短に記録。
 ・玉ねぎが便利すぎるので常に買っておいて良くないすか
 ・葉物は足が早そうに見えてその実意外と保つよね
 ・和食だいたい醤油味醂酒で解決しすぎじゃない?
 ・野菜うますぎ
 ・ごま油うますぎ
 ・カレーたのしすぎ
 ・エスビーのシーズニングの粉買っとくだけで鶏肉メニューなんも考えんでええ
 ・余ったキャベツとりあえずお好み焼きにしといたらええよね(実際月1くらいで食ってる)
 ・めんつゆ買っとけみたいなtipsをインターネットでよく見るが硬派なレシピばっか使ってると使うタイミング全くなくてめちゃくちゃ持て余すね
 ・シーホンシーチャオジーダンはジーダンを先にチャオしたのをのけておいて、後からシーホンシーをチャオして汁をジーダンに吸わせる感じで改めて加えるのが良いんよ

*1:きょうの料理、「ない物」をしばしば要求してくるという難点がある。ローリエとか。こないだは陳先生のしつこすぎる要求に屈し、ついに豆板醤を買った。メシの幅は広がった。
*2:リュ○ジの真似してたら肝硬変とかで死にそう

最近の消費

 去年は色々モノを買った。当然、ほとんどは上で述べた引越しに関連する。家具とか家電。以下はそのうち買ってよかったものリスト。

・L字デスク

 L字デスクというものに死ぬほど憧れていた。さっきも述べた通りこれまでは書斎机でPC触ってたのだが、これはオタクの作業スペースとしてはかなり狭かった。すぐ触りたい本を椅子から手が届く範囲の床に置きがちだったのも、ひとえに机が狭かったからだと思う。
 実際に買ったのはL字の一辺が普通に1.5mくらいある結構でかいやつ。とにかく作業スペースの面積が欲しかった。それを6畳間の部屋のカドにドンと置いてある。凄まじい存在感。というかおれの部屋には今、抽象化すると「収納」「寝具」「拠点(PCデスク)」の三要素しかない。ソファとか、テレビ台とか、PCデスク以外の他のちゃぶ台的な机といった惰弱な家具は存在しないのである。まぁおれが自分の部屋にいるときの9割9分(睡眠時間を除く)はPCの前に座ってるので、これが最高効率の空間の使い方だと自負してはいるが。
 なお、実際作業スペースの面積が大きくなったことで恩恵がめちゃくちゃ得られた。つまりすげえ便利。デスクの横、右端側にはメタルラック、左端側には本棚を置いてあるのだが、それとは別に机の上にパッと手に取りたい本を並べてある。だいたい絵に関する本。かつては床に乱雑に置いてあったものだが、今では机の上からすぐ手に取れるので良い。あとL字の向かって右側の辺にモニタおよびキーボード等を置いてあるのだが、向かって左の辺を丸々他の作業スペースとして使えるのも便利だ。以前は書き物したいときはわざわざキーボードを退けた上で、狭いスペースでペンを走らせなくてはならなかった。あとペンタブの上でメシ食う必要もなくなったので、古参フォロワーに隠れファンが多かった「ペンタブの上でメシ食うな」シリーズは無期限凍結です。普通に机としてはだいぶでかいので他にもなんか菓子類を置いたりする余裕もあり、今見たらなんか酒瓶も3本 *1置いてあった。堕落しすぎじゃない?

・モニタ(二枚目)

 机がでかくなった副産物の一つ。デュアルモニタめっちゃやりたかった。モニタ二枚あったらいいに決まってるじゃん絶対誰が考えてもわかる。でも、かつては単に机が狭いという理由から物理的に無理だった。だが今は違う!(K2)
 机共々、本当に買ってよかったと思う。実際の用例を思いつく限り述べると、「右でブラウザゲーの周回しながら左でメインのブラウザでネット見る」「右でブラウザゲーのデイリーしながら左で別のブラウザゲーのデイリーする」「右でゲームしながら左でDiscord使ってチャットする」「右でゲームしながら左でネット見る *2」「右でエクセル使いながら左に資料とか出しとく」「右で絵描きながら左に作画資料出す *3」「右でアニメとか映画見ながら左で実況する」などなどなど。堕落堕落。とにもかくにもモニタが2枚あると本当になにかと便利で、最早1枚だった頃には絶対に戻れないと思う。流石に3枚目が欲しいとまでは、今は思わないが……でも人の欲には限りなしですからね。

女児アニメの登場キャラですらサブモニターを持つこの現代

・左手用デバイス

 「左手用デバイス」とだけ言われてパッとモノが浮かぶ人とそうでない人がいると思うけど。左手用デバイスっていうのは、右手でマウスとかペンを持ちながら効率的にソフトを触るために、左手だけである程度のPC操作を行うための機械のことです。ゲームするときに使う用の、キーがとにかくいっぱい並んだやつとかも世の中にはあるんだけど、ここではデジタルお絵描きマンが右手にペンを持ちながらペイントソフトを操作するため左手に持つ、ボタンとかダイヤルが色々ついてるリモコンのことのつもりで話します。
 デジタル作画したことない人間にとってはとにかくピンと来ない話だと思うんだが、作画してるとき右手はペンでふさがってるのでソフトを触ろうと思ったときに使えるのは左手しかない(ヒトは未だに手が二本しかないので)。言うて絵描くのに何をそんな触ることがあるんだと思われるかもしれないが、デジタルお絵描きマンの多くはショートカットキーをめちゃくちゃ使っている。恐らく最もよく用いる操作は「取り消し」でしょう。一手戻す。描いた線をやっぱやめたってできる。描いた線をいちいち毎回消しゴムで消して描き直してるやつは多分おらず、だいたいみんなこれで戻す。デジタルお絵描きマンにとっての第二の(使用頻度的には普通に第一かも)消しゴムだと思ってくれれば相違ない。他にもスポイトで色すくったり拡大縮小したり切り取ったの貼り付けたり、何かとキー、あるいはマウスを触る機会は多い。なので、かつてのおれの絵描くときの左手ニュートラルポジションはctrl+zの上だった。「取り消し」のショートカットの上。小指と人差し指を常にそこに置きながら、右手で絵描いてた。なんならやってみてほしいんだけど、これを数時間続けるとなんか左手の健康が害される感じがある。また拡大・縮小もよく使うのだが、それはマウスのホイールに割り当てられてるので、それを使うときは左手でマウスのホイールを操作していた。これまたやってみてほしいのだが、右手でペン持って板タブに描きながら左手でマウスを触ろうとすると、左手が右腕とクロスして右腕を飛び越えた状態で左手でマウスを動かす感じになる。やってみました?今めちゃくちゃ滑稽じゃないですかその絵面?あほくさいよね。
 左手用デバイスはそういうあほくさを全部解決する。左手のリモコンにいっぱいついてるボタンとかホイールそれぞれに、取り消しとかやり直しとか拡大縮小とか投げ縄とかペンの切り替えとかを割り当てられる。左手に持ってるリモコンのスイッチ押すだけで、ワンボタンでソフトの機能を触れる。これはどう考えてもめちゃくちゃ便利だ。作画においての「捗り度」なる度合いが存在するならこいつを買ったことで少なくとも40%は上がったと思う。マジでなんで今まであんな変なことやってたんだろうって馬鹿らしくなりますね。絶賛酷使中。お前も買え。ちなみにおれが買ったのはCLIPSTUDIO TABMATE。非常に無難。

こういうの。左手用デバイスの需要は高まっており今やクラウドファンディングなんかも盛んだ。

・枕

 近況の一環なんだが、最近首をハチャメチャに痛めた。2ヶ月ほど前、端的に言うところの修羅場を迎えておりそれはもう忙しいことこの上なく、起きてる時間の8割くらい(当然家でも)を机に座ってモニタに向かって過ごしていた。そんな生活してたらなんか知らぬ間にストレートネック気味になってたらしく、ある日の朝急に「イダダダダダダダダダ!!!!!! *4」となり起床。首を動かすと、痛む。どういうことかと言うと、真っ直ぐに前を向いた状態がデフォとして、そこから1°でも仰角を取ろうとすると「イダダダダダダダダ!!!!」ってなり、俯角を取ろうとするとまた「イダダダダダダダダ!!!!」ってなる。ならばと横向いても「イダダダダダダダダ!!!!」ってなるので、いやこんなんなったらマトモに生活できないだろと己の立たされた苦境に半ば投げやりになった。実際、しばらくソフビ人形みたいに腰の可動のみで視野を動かすマトモでない生活を送る羽目になった。もう空を見上げることもできない(←詩的だ)。何気に一番辛かったのが料理するときで、一度意識してみてほしいのだが人間料理するときって基本下を向いているんですよね。もう当時は味噌汁の煮えた鍋の中見るのにも一苦労で、瞳を可能な限り下に動かして極限の下目遣いとでも言うべき凄まじく不審な形相で料理をしていた。そんな状態で包丁使って野菜切ってたのだから我ながら大したものだと思う。首痛めた人間の、生の質感を感じるREALなエピソードとして覚えておいてほしい。首痛めたキャラの創作するときにでも使ってね。
 そういうわけで普通に「生活」が困難になったので、直ちに医者にかかる。結果、レントゲンを撮ってもらい、やばいこと(神経がアレしている等)にはなってないが、骨が軽くデフォ状態から歪んでいるという事実およびロキソプロフェンを飲むやつと貼るやつの二種類頂いて帰ってきた。
 で、本題はここから。これ買ったものの話ですからね。このクソッタレ・ファッキン・首痛みの原因、というかここまで酷くなった要因……の一つとして目をつけたのが枕である。というのも、首が一番傷んだのは決まって寝起きのタイミングだった。朝の支度を僅かな首の可動域でやりくりする中で(←地獄)、この枕が悪化の要因の一つなのでは……?という疑念が生じる。最初ストレートネックは安静にしてたら治るって書いてたし(ソースはネット)、実際多忙を抜けたからあとは家でのPC姿勢に気をつけてちゃんと寝てりゃ治るだろって思ってたらむしろ忙しかった時期より悪くなり、結果医者にまで行く羽目になったのだ。
 幸い近所にオーダーメイドで枕作ってくれるとこがあったので、すぐに向かう。その時はまだ首が傷んでいたので、ロキソプロフェンナトリウムテープ(だいぶでかい)を首から肩にかけて貼って過ごしており、これは外から見てもめちゃくちゃ目立っていた。そのため、おれが店に着き「今日はどのような要件で?」という旨の質問に答える前にもう「あ……その……首……大丈夫ですか……?」と店員のおば様には初手で心配されてしまったし、おれが「最近デスクワーク続きで首を痛めてしまって……枕が合ってないのもあったのかなぁって……」と答えると目の前のおば様はめちゃくちゃ納得したような様子でかなり張り切って手続きを進めてくれた。でかい湿布を貼って枕屋に行くと、目の前の人間をなんとかして助けてやろうという感情を惹起するらしい。
 結果、3万円ほど払って自分に合った高さの枕にしてもらった。実際に店のベッドで寝ながら高さを調整していく。ちなみにここでも、調整のために言われて寝返りを打ったりする度にめちゃくちゃ首のことを気遣われた(おば様は優しい)。なお、普通に割と値段するだけあってアフターサービスは今後無料でしてくれるとのこと。枕の寿命は保って1年程度であり、半年もしたらもう枕を持ってきてくれたら中身取り替えて新しいのにしてくれるらしい。長く使っていきたい所存である。日割りで安い。
 ところで、服薬に加え枕買い替えたのもあってかそれから首は割とすぐに治った。前の枕と比べるとめっちゃ高さが上がったのだが、それだけ前の枕がペラペラで合ってなかったのだろう。ともあれ今後は最早不必要に首を痛める不安もなく、枕を高くして眠れるというものでしょうか。フフ……

・椅子

 10万円出して椅子を買った。
 10万円の相対的な価値というものは人によって異なる筈だが、おれにとっては使うのに4時間は悩む程度の金額である。大塚家具(最近法人として消失した)のでけえショールームをひたすらウロウロしまくり、あらゆる椅子に座りまくっては機能を確認し、値段を確認した。同じ椅子に5回も6回も座り、その横にある椅子と交互に入れ替わり立ち替わりという感じで座っては、その度に深刻な表情で腕を組んで4時間悩むオタクが一匹。人生で悩んだ買い物ランキングトップ5に間違いなく入ってくる消費活動だったと思う。
 高めの椅子がずっと欲しかった。家で机に長時間向かう人間は絶対に良い椅子を買えという風潮は古くからインターネットに存在し、特にクリエイター業に関しては最初の給料で良い椅子を買えという警句が広く知られている。おれは別に家でクリエイトして食っているわけではないものの、事実として家にいる時間(睡眠除く)の9割はPCの前に座ってるのだから、椅子のコスパが相当に高い部類の人間であることは間違いない。実際、実家にいた頃は普通に慢性的に腰痛に悩まされていた。椅子が大きな原因であることは明らかである。腰を大事にしろといった旨の話は最早インターネット常套句クリシェであり、まだ若いうちにちゃんとした椅子を買っておく必要性は重々承知していた。その上でどの価格帯の、何の椅子にするかをハチャメチャに悩んだのだが……絶対に要ると知っていようが、重い買い物というものは存在する。
 逡巡の果て、最終的に決めたのはオカムラ社の<シルフィー>っていう名前のオフィスチェア。これが一番しっくり来た。しっくり来た割に、10万円っていうのは割とお手頃だと思った。当然、というか言うまでもなく相対的な話。15万とか20万する椅子もザラにあり、その全てに座った上での値段と性能のバランスを鑑みての結論である。ショールームにいる間、多分軽く20回はこのシルフィーに座ったし、やっぱ腰まわりがしっくり来るよなぁ多分というか絶対良い椅子なんだよなぁという正直な感想と金額を天秤にかけ、でも多分最終的にこれを買うことになる未来がもう見えてるんだよなぁと思いながらもひたすら結論を先延ばしにしながら悩み、踏ん切りがつくまでに数時間を要した。
 その結果としては、やはり良い買い物をしたと自信を持って言えるし実際腰痛は遥かにマシになった。機能も豊富で、当然のように前傾機能があるので絵描くときなんかに使っている。そうそう、オプションとして付けた肘置きとヘッドレストに関してだが、付けといて本当に良かったと思う。今後オフィスチェア買う予定あるなら絶対付けたほうが良いよ。

布地の色や骨組みも好きに選べた。黒が一番早く届くとのことで、そのようにした

・調理器具

 もっぱらニトリで揃えた。ここでは中でも、シリコン製のヘラとかお玉とかに限った話。
 シリコン製のやつにしたのは割と正解だったと思う。洗いやすく、扱いやすく、テフロンを傷つけにくい。あと汁を和えたり一緒に盛り付けたりする際、フライパンからこそぎ落とすように綺麗に掬えるのも良いですね。

・包丁

 調理器具と包丁を別で立項するという極めてMECEでない章立てをしたのには当然訳がある。買ったんスよ……………良い包丁を……!
 購入したのは極々最近の話。最初調理器具を一通り揃えるにあたり、質にはそこまでこだわらなかった。自炊がどこまで続くかの見通しは曖昧であり、確かな投資ではなかったというのが理由。そのため、自炊がこのまま半年くらいは続いたら、もっと良い包丁でも買おうかなと考えていた。
 結果としては、普通に毎日自分でメシ作って食う生活を5ヶ月くらい続けているのでもう買っていいんじゃないかということになった。というか5ヶ月も自炊続けたら欲しくなってくるもの、圧倒的に「切れ味」。それまで使ってた包丁は言うなればハンターナイフ、ここらでオデッセイブレイドあたりに強化して切れ味白まで出しておきたいところ。匠も付けて。

 ときに大阪、堺の街は刃物の本場である。包丁の街。おれは別に堺に住んでいるわけではないが、それでも近所の刃物屋に行けば、堺の職人の手による包丁がずらりと並んでおり、手軽に買い求められる。これは大阪在住のアドと言える。
 近所の開発された駅周辺から高架を越え奥にしばらく歩いていけば、突然「下町」そのものという感じの情景が現れる。そこに刃物屋が一軒。昔から知っている店。研ぎもやってくれるので、母親は年末になるとここに包丁を出していた。店に入ると中で飼われている小型犬がこっちにムチャクチャ吠えてきて、奥のレジに禿げた頭の人当たりの良い爺さんが一人座っている。いかにも地域密着という感じの店である。こういう細々とした感じの店で扱ってる普通に上質なモノを買い求めるってなんか通っぽくてアガりますよね。

My new gear……

 で、実際に買ったやつ↑。1万3000円。今後使う日数を思えば日割りにするとだいぶ安い。控えめなダマスカス紋様が特徴的だ。
 インターネットやってるとかっこいい包丁の情報はいっぱい流れてくる。ダマスカスブレードめいた包丁はその最たるものだし、あるいはチタン合金製の青いやつとかもオタクっぽくて良い。その手の包丁は確かにかっこいいんだけど、でも逆に質実剛健な、なんの装飾性もない一振りが一本あるのもそれはそれで通を感じさせて良いしおれはそういうの買っちゃおうかなって考えてた……んだけど、最終的に普通にこれにしちゃった……。控えめに積層が入ってるの普通にかっけえって思って……。まぁそこまでうるさくないダマスカスだし許してほしいよね、何に対して許しを乞うてるのかは分かりませんが……。*5 余談ながら、最初これをショーケース越しに注文したのだが、現物を出す際に店主の爺さんが展示品ではない、裏から紋様が綺麗に出てるものをわざわざ探して持ってきてくれた。う~ん客商売ィ~!(どうもありがとうございました)
 最後に、切れ味をカネで買ったからにはその性能の話をしておく。結論から述べるとめ~ちゃくちゃ切れた。妖刀かお前は。トマトがこ~~んなに!?とプロショッパーめいた台詞を実際に口から吐きながら、しばらく一人で台所ではしゃいだ。気づきとしては、切れる刃物を振るうという行為は実際楽しいということ。江戸の世においては辻斬りが味わったであろうその快楽を、これからおれは毎日のように楽しめるのだ。【スライサーとか使わずにキュウリ薄く刻むの楽しすぎワロタwww part.5】してたら一本全部切っちゃったよね。本当に妖刀に魅入られてる人みたいになっちゃった。
 ときに、切断とは即ち破壊に他ならず、それはヒトがまだ獣であった時代、かつて有した素朴な獣性……原始的な破壊の衝動。それはこの妖刀を持つことで表出し、実際にその破壊の力を獣めいて振るうことで満たされてゆくものだ。しかし実際それは調理という、畜生には到底叶わぬ、生存の為に必須である食事を愉しむための極めて創造的な、即ち最も人間的とも呼べる行為によるものであり、おれはこのヒトの技術の粋を集めた刃物を握る度に、むしろ獣と人とを分ける、ヒトのヒトたる所以を噛みしめることができるのだ……などと適当な戯言をアドリブで並べていたある日のこと(得意なこと:戯言・詭弁を弄すること)、自分の指を切っちゃうというベタベタにベタなイベントが発生した。まぁある日って言ったけどほんとは包丁買った次の日の話なんだよね。そんなことある?あるんだよなぁ……なんならおれならやりかねないと思ってたまであり。自分のコト大好きだから分かっちゃうよね。
 あの日はピーマンのヘタを調子こいてピュピューって切り飛ばしてたんだけど、その瞬間は自分が持ってるのがめちゃくちゃ切れる妖刀であるっていう実感がスッポ抜けてて、いやなにぶん包丁の扱いにも慣れたっつっても妖刀歴に関して言ったら2日目だったし。それで気づいたら勢い余ったおれの妖刀はまるで紙でも裂くかの如く、左手で持ってた肉厚のピーマンを滑らかに全部切り裂いてて、袈裟懸けにされたピーマンの背中から滑り出た刃先は勢いそのまま後ろにあったおれの左手人差し指にも一筋の線を残し……修辞にも飽きてきたので普通に述べると、あとはもうそこからジワ……って血が溢れてきてあーあやっちゃったよっていう感じ。あーあ。なお幸い傷は浅く治りも早かった。切断面が美しすぎて傷がくっつきやすかったのだと推測しておくことで、包丁サイドに華を持たせておく。手にしていきなり自分の血を吸わせるのもなんかそういう儀式めいていて洒落てるし。

・nasne

 テレビに繋ぐ周辺機器。これを使って最近ではもっぱらPCのモニターでTV番組を見ている。ニチアサとか。
 元々レコーダーが欲しいと思って探していた中、選択肢の一つとして浮上。nasneを導入することでTV番組、あるいは録画した番組をPCで観ることができるというのが最終的な決め手となった。というのも部屋内のモノの位置関係上、PCのモニターとTVの位置は現在椅子を挟んで真逆にあり(TVは衣類入れてる収納の上に置いてる)、TV見ながらPCを見たくなった場合は180度椅子を回転させて向き直る必要がある。PCで番組が観られるならそれに越したことはない。そしてここでもデュアルモニターが活きてくる。nasne(およびPC TVplus)を用いることで右でプリキュア観ながら左でTwitterのTLを表示しておくという芸当が可能になった。便利すぎる。録画の設定もPC上ですぐにできるし。

・イヤホン

 名前だけであぁ……となる人間が結構居そうだがfinal E500のこと。相互フォロワーの勧め。一人暮らし始めてめちゃくちゃおおっぴらに好きなタイミングでASMR聴けるようになった。まぁ多くは語らないが……*6

*1:知多/FAUCHON 紅茶のお酒ストレート/LEJAY CREME DE PECHE リキュールとウィスキー。ゆっくり消費するので机の上に溜まる
*2:右でエルデンリングやりながら左でNPCイベントの攻略情報を見る等の活用がある
*3:PureRefっていうリファレンス画像ビューアを使っている。これ単体で記事書けそうなくらい便利で最高。画像をいっぱい並べて自由に貼り付けられる電子的なコルクボードを展開するような感じだ。デュアルモニタで用いることで真価を発揮する。右にクリスタ、左に一面PureRefの布陣が板。
*4:打打打打打打打打打打のリズム
*5:何の戦術的優位性タクティカルアドバンテージもない彫刻エングレーブが付いていると脳内のネイキッド・スネークが怒るよね
*6:上○○店の一番新しいやつ、まだ最初の方しか聴いてないけど年末に「今年笑えた事象」ランキング作ったら多分トップ5には食い込んでくる

最近の入力

 最近オタクとしてオタクしているコンテンツに関しての話。半年もあれば色々インプットする。

・ELDEN RING

PS5が一生手に入らねえので*1 PC版で購入。意外と要求スペック高くてちょっとびっくりしたが、一応普通に動かせた。
 言わずと知れた、TLのオタク全員やってるんじゃないかという気すらしてくる大人気ゲーム。おれもフロムゲーは普通に好きなのでずっと楽しみにしていたし、PS5が未だ当分は手に入らないのを確信でき次第、即座にsteamのストアに向かった。

ソシャゲの義経と武蔵坊って感じがあるスクショ

 ダクソ無印からの軽ロリ信者なので、目覚め直後から上裸の女サムライとして狭間の地を旅している。今では二刀流で戦いながら突然納刀しては(物理的に不可能)イアイドで魔術の光波飛ばしてくる意味不明な魔サムライとなった。名刀がナーフされても相変わらず強い。今作はソウルズボーン系シリーズの中でもかなりやれることが多いゲームでとても楽しめている。

↑好きなボス

↑指輪渡したお方

・逆転裁判

 これに関しては新たにインプットしたものではないが記載する。正月に実家帰ったとき暇だった流れでふと再プレイしたくなり、そのまま本編シリーズを通しで走り直した。そうする程度には好きなシリーズ。久々にやると成歩堂三部作は異様に出来が良いと改めて思うし、やっぱり蘇る逆転(1-5)がとてもおもろいと確認できた。新作まだすか。
 再プレイの感想をもうちょい並べておくと、2は明らかに、シリーズの中でも頭ひとつくらい抜けて難易度が高いと改めて思う。サイコ・ロックも今思うと、誰がどう見ても犯人な依頼人を、それでも信じ抜くっていうのが作品のテーマとしてまずあって、それがかっこいいっていう話なのに嘘分かっちゃあなぁ……って感じたのだが、でも2-4の、さらば逆転のオチを見てしまうとやっぱり面白いことやってるなぁとも思えますね。じゃあ実際ナルホド君の立場で信じられない依頼人が出たときに、じゃあ弁護士としてはどうすんのっていう。良いテーマだ。2の例の選択肢に関しては、おれはみっちゃんの「法廷において弁護士は全力で無罪を主張し、検事は全力で有罪を主張し、意見をぶつける中で真実って勝手に現れるものだよね」っていう旨の言葉に基づいていつも無罪を主張する。
 ところで世間一般には圧倒的に、成歩堂三部作だけやってるという人間が多いと感じるのだが、6までやると456にも普通に良さはあると今思うし、456の話ができないのは勿体ないと思う。おれがシリーズで好きな犯人、6-2の人なんですよね。あれ4のボーナストラックとしても出来良くて好きな話なんだよな……*2。ついでに言うと4は今遊び直すとやっぱり大人の事情とかが色々と察せられるし、冷静に考えるとかなり意味わからん話になってるんだけど、5と6がちゃんと4をなかったことにせずにその後の話やってて偉いと思う。だからこそ4を遊ぶ意義はあると言えるし。或真敷、或真敷なんだよなぁ……
 あとココネちゃんが三人目の主人公としてかなり好きです。

・結城友奈は勇者である

 通称ゆゆゆ。相互のオタクが推してきた枠の一つ。スピンオフの勇者史外典も去年発売直後に読んだ。
 女を集めてすげえ苦境に放り込んで、不随になったり最悪死んだりしながら、皆が命を輝かせてそれを乗り越えるところを観測するといっぱい輝きが光っててたのしいねっていう嗜好を一切隠さない潔いシリーズ。女が苦しみを乗り越えるときの輝きや、死ぬ直前に放つ輝きを見せるために、毎回手を変え品を変え色々やるのでよく考えるものだと感心できる。そう思うとすげえ趣味悪いコンテンツだなぁ……となりつつTVアニメ全部観た上で3期の最終回良かったのでおれも悪趣味の仲間入りオチ。まぁなんだかんだ最終的にハッピーエンドだし色々楽しく観られるよね。
 なんだかんだ勧めてきたオタクと一緒に去年のTVアニメ最新シリーズも毎週観たし、スピンオフ書籍も買って感想を共有したので結構なインプットにはなったと思う。好きな組み合わせは乃木若葉と郡千景。それと烏丸久美子と横手茉莉は個人的に熱いと思うんだが世間的にはそうでもないらしく、相互のオタクのお歴々はご意見ご感想の程よろしくお願いします()

・ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 アニメの放送が2020年の比較的新しいラブライブ。相互のオタクが徒党を組んでだいぶ強火で推してきた枠。今になってそんなラブライブを強く推されることあるんだって思ったけど、実際虹学(通称)は割りと近いうちに履修予定あったっちゃあったので普通に従う形に。百合のオタクが多いTLを構築していると様々な作品の受動喫煙を行うことになるが、虹学は中でも結構存在感ある作品の一つだったため。
 作品の中身についてだが、結果として凄まじい外圧によって視聴することになったのもあり、その外圧諸氏に向けてフィードバックを還元するため(慈善事業)に別でローカロリーな記事を拵える予定があるにはあるが、実現可能性は高くはない。
 余談ながら、おれが虹学を虹学としてしっかり認識したきっかけはpixivのオススメ作品群から。百合のオタクなので、pixivのAIは放っておいても勝手に傾向から百合のオタクが好きそうな作品をオススメに表示してくる。

 世の中のAIのサジェストは9割大きなお世話だが、稀にこうしておれにリンク踏ませる代物を出してくる。当時のおれにとっては知らん作品の絵なのに、しっかり踏んだ挙げ句ブクマまでしてたあたりAIはたまにホームラン打つね。

・ラブライブ!スーパースター!!

 アニメの放送が2021年のかなり新しいラブライブ。相互のオタクが徒党を組んでだいぶ強火で推してきた枠。今になってそんなラブライブを強く推されることあるんだって思ったけど、実際スーパースターは割りと近いうちに履修予定あったっちゃあったので普通に従う形に。百合のオタクが多いTLを構築していると様々な作品の受動喫煙を行うことになるが、スーパースターは中でも結構存在感ある作品の一つだったため。
 作品の中身についてだが、結果として凄まじい外圧によって視聴することになったのもあり、その外圧諸氏に向けてフィードバックを還元するため(慈善事業)に別でローカロリーな記事を拵える予定があるにはあるが、実現可能性は高くはない。
 という具合にまるでループものみたいな流れになってしまったが、実際現実において全く同じ流れが行われてしまったので仕方がない。なんならこっちに関しては、先週末にあったライブ(基底現実の)(オンライン配信)をおれに見せたいがために期限付きの視聴を要求されるという更に強火な視聴圧があったのだが、実際普通におもしろかったので先週一週間足らずで12話完走した。この一件でのおれは客観的に見てもかなり都合のいいオタクとして振る舞っていたと思うので今度ジュースでも奢ってほしい *3。
 先週の日曜の、初めて聴く曲ばっかで正直付いていくのが精一杯なところはあったけど個々のパフォーマンスに見どころあって結構良かったと思ってますよおれは。(私信)

・デリシャスパーティ♡プリキュア

 最近ニチアサ追えてなかったんだけど、せっかくだし今度から始まるプリキュア一緒に観ようぜという話になり、そういうことになった。主役の子が完全な新人で脇を経験積んだ声優さんが固めるという布陣、中でも青の子の声当てるのがアニメよりは洋画の吹き替え方面でよく見かけるタイプの方で、というか普通におれが前から知ってて好きな人*4 だってのもあって始まるのが楽しみだった。今年の2月から始まった放送、久々に日曜の朝にテレビの前でプリキュア始まるのを待つという仕草が毎週できてそれもいちいち楽しかった……のだが、3月6日放送の5話からずっと放映ストップしちゃって(東映アニメーション関連のニュース参照)目からハイライト消えてるのが今。ストップした分総話数も減る。

 って書いてたら今日(4月6日)ニュースでダイの大冒険なりプリキュアなりの東アニ作品が来週から放送再開との報せが。とりあえずはうれしい。今週はまだ再開しないことと、総話数が割と削られてゆるい日常回とかが生まれてこないまま死んだっぽいことを思うと差し引き全然かなしいけどな。リアルな話、日曜を生きる活力が新たに得られたと思ったところで急に取り上げられたというのもあり、ここ一ヶ月くらい週末のテンションが目に見えて下がっていた。ワッチャプリマジ!がなかったら死んでた。

・ワッチャプリマジ!

 プリティーシリーズ最新作。毎週日曜の楽しみであり清涼剤。人は女児である限り日曜も無敵だ。
 毎話おもしれ。セカンドシーズンを丸々合宿回にしたのは特に英断だったと思う。キャラ紹介をゆっくり時間をかけてやった甲斐あって、どのキャラも動くと反応しておもろい。しっかり尺取って作り上げた5人がついに舞台に集まり、各々で動くことで発生するちょっとしたやり取り一つ一つが心地良い。第18話「あまねの心、秘密の花園」は特に、本筋の横で行われるまつり世代三人の会話がいちいち楽しくて印象的だった。1年かけてお話をやっていく必要がある女児アニメにおいては、本筋の縦軸のおもろさ以上にまずキャラが動くとそれだけで楽しいっていう成分が要ると個人的には思うんだけど(ただぼんやり見てるだけでも愉快っていう感じ)、その点プリマジは本筋触らなくても日常が楽しい良い女児アニメだと思う。枝葉のおいしさ。とはいえ最近は一気に話も動いてきて幹の部分もぐんと伸び始めた。第3シーズンにも期待。

おい!(先手必勝)

・ニンジャスレイヤー

 最終的になんだかんだオタクとしての軸足は常にニンジャに置いてある。
 AoM本編も面白いけどスピンオフ長編【アンリーシュ・ザ・グリムリーパー】が超おもろいね今。

*1:これが手書きの紙媒体だったら怒りのあまりここだけ筆圧がめちゃくちゃ上がっているということを演出するためのボールド体。そういえば5日がソニー公式による抽選販売の結果発表だったなぁと思ったら普通にとっくに落選メール来てました(コウメ太夫)
*2:4をちゃんと最後まで遊んでいると、この犯人がみぬきちゃんに最後に残した台詞の意味がまるきり変わって聞こえるのも面白い。或真敷には勝てましたか(小声)
*3:ちなみにラブライブ勧めてきたオタクのうち一人はゆゆゆ勧めてきたオタクと同一個体。お得意様かよ
*4:清水理沙氏のこと。アサシンクリード:オデッセイとかサイバーパンク2077といったおれが比較的最近遊んだオープンワールドゲーの女主人公の声をダブルで当てていて両方かっこよかった。かっこいい女の声が出てかっこいいなぁと思っていたらプリキュアでは普通にかわいい女の子でオタクになりそうよ。

最近の出力

 基本的にはTwitterをご参照ください。
 あと鍵つけっぱで3年以上放置してるサブアカウントをそろそろ動かしたいと仲間内で宣言してからさらに3ヶ月くらい経ってるんだけど4月中には。引き出しの中にもうちょい絵が溜まり次第そこで放出します。

未来へ……

 ところで聞いてくれ、愚痴を。
 がんばって簡潔に纏めると、松本白鸚氏主演のミュージカル『ラ・マンチャの男』最終公演のチケット(S席!)を去年取って旅券とホテルも予約してトータル5万くらいの観劇旅行を企画してたら、予定の3日くらい前に観に行く筈だった公演なくなって全部オシャカになったっていう話なんだけど。今年の2月の話。
 まず情勢が情勢だからあんまり大っぴらに東京に旅行しますとも言いにくいし(観光予定もないただ家から劇観て帰るだけの、しかも一人で、のめちゃくちゃミニマルな旅行なんだけど普通に遠出には違いないし)、ここ半年くらいずっと一人で密かに楽しみに、楽しみにしてて、おそらく今年上半期の中じゃ最大のワクワクイベントとして位置づけて、半年もの間内心でそういうテンションでいたのになんかぜ~んぶパァになっちゃった。ハハ……
 ラ・マンチャの男ですよ。あのラ・マンチャの男。1969年の初演からずっとおんなじ主演で、ほとんどおんなじ脚本で。単独主演1307回の。原作者も太鼓判押してて原作者亡き後にその嫁さんが遺言に従ってトニー賞のトロフィーを白鸚氏に譲ったという逸話のある日本版ラ・マンチャの男。ゴジラ松井がアメリカ行きを決意した理由として出てくるあの。観たら人生変わるっていうね。それがついに、ついにこの公演でもうラスト、この地球で松本白鸚主演の、あのラ・マンチャの男が観られる機会はこの宇宙ではもう二度とない、そういう中でね。
 そりゃ楽しみにするじゃんそんなんさぁ~~~~せっかく忙しい中時間取れたし旅費合わせて5万も出してさ、ポンと出せるくらい貯金もしてさ、それで今回は行けると思ったんだよなぁ~~最終公演な~~~~!公式サイト見に行ったら分かるんだけど、結局2月8日から28日までの今回の公演の中で、蓋開けてみたら演れたのたったの6日なんですよね。あと全部公演中止。千秋楽もぜ~んぶ。血吐くくらいキツイ、観れた人本当におめでとうございます。
 でも一番キツイのは、おれよりも演者サイドの方が5万倍キツイだろうなってことが分かること……。もう正直それが一番キツイ……………おれもキツイけどそれがキツイ…………………。2019年の演目で1300回突破して、なんならそれがもう松本氏本人的にも最後のラ・マンチャ、くらいの感じだった中で、その中で、もう大概すげえお歳(御年79歳)の中で本当にこれで最後のラ・マンチャを演るって決断して、準備してきて、その結果がこれなのもう考える度にキツすぎて嫌になりますね。ため息出るわ、家の屋根飛ぶくらいの。ハァ~ア。ドーン。ハハ……

 というわけでおれはこの半年間も概ねどっこい元気、なんとか生きてるしトータルでは毎日ハッピー、そういう感じです。たまにしんどいこともあったし先月はワクチン3回目打ったら子種が煮沸されてなくなるんじゃないかってくらい熱出て死んだけど多分差し引きじゃプラス。最近は「きき湯」風呂に入れてるし。肩と腰に効く緑の方の。そういう希望ある未来の話をしましょう。

 年始の年賀絵にも書いたけど今年の目標は主にアウトプット方面。とにかく出す。まんがとか描きてえ、描きてえよなぁ。出力を形にしてえよなぁ。入れるのは積立NISAの口座だけ。後は全部出す。今後のbatta_nj先生の出すもん全てにご期待ください。以上です。

直近の目標

 引っ越しのダンボール片付ける

 以上。ゴミも出す。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?