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シンナーの匂い

日が沈みだし、段々と影が闇に飲まれていく。
ある軍人二人は、草を掻き分けながら森の中を進んでいた。

「いやー、今日は久々に派手過ぎる怪我したんじゃーw」
一人の男はもう一人に向かって話題を振る。

「だねwいやー、医務室だけは勘弁だぁ」
もう一人の軍人はその話に笑いながら言葉を返した。

「それなですw適当に転んだとか言って誤魔化します?w」
男は冗談混じりに提案した。もう一人の軍人は「んー、」と、考えるような素振りを見せる。

「そーする?きょーたん。」
もう一人の軍人は男にそう問いかけた。

「選択権は葱杜大佐にあるんでw」
男はもう一人の軍人を「葱杜大佐」と呼び、責任を押し付ける。すると葱杜大佐は、

「じゃあ京緋少佐、僕からの命令でーすw」
葱杜は笑いながら言った。すると京緋は

「そーゆうん職務乱用って言うんすよw」
と、言い返した。その顔は笑っている。

「結局どうしよっか~」
「いや~ね?俺はもうどーでもいいw」
「そーなのかー」

他愛もない会話を繰り広げていると、十数メートル先に明かりがあるのを認識した。
「きょーたん、あれ敵?」
葱杜は京緋に問う。すると京緋は目を凝らして数十メートル先を見る。
「あれは.....敵軍っすね。何で俺たちの陣にはいってんだ?」

「殺る?殺る?」

「.........w殺りますか!」


二人の軍人は暗闇に溶け込んでいった















「......あえ?」
目を覚ますと真っ白な天井が見える。体中がズキズキと痛み顔をしかめる。

「きょーたん起きたのかー」

隣から聞きなれた声がする。京緋は左を向くと頭と右腕に包帯、所々ガーゼが張られている葱杜大佐がいた。

「はへ~、記憶がねぇ」
混乱したような顔をする京緋に葱杜はこう言った。否、言おうとした。葱杜が言葉を発する前に、この国の軍医、ましゅまろと蒼音がこう言ったのだ

「あれ!?二人とも起きたの!?」

酷く驚いた顔をしている。ましゅまろは続けて
「昨日二人が同じ所に倒れてた?気絶してたんだよ~」

二人はは目を見開いた。二人とも昨日の記憶が途中で途切れていたのだ。

「でね~、近くに敵国の侵入者○んでたんだよー」
蒼音はそれでねそれでね。と言い、話を続ける。
「二人は出血ひどくてひどくて......」

ましゅまろと蒼音は笑っていた。が、その笑いには「次はないからね」という意味が入っていることを二人は気づいている。

「「さーせんした!!」」

ふたりは声を揃えて言う。互いに互いにをみて、「やっちゃったねw」というような表情を見せる。

時が進む。

空からは太陽が上ってきて、また1日が始まる。

その空には、戦闘機が飛んでいた。


一話。終




まじで謎いな。そしてまだ9時だぞおらぁ!!!!!!


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