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警報。

朝方、空襲警報がなった
空には敵軍の戦闘機が空を埋め尽くすほど飛んでいる。

「空襲だ」

蒼色の目の軍人が口を開く。それを耳にした赤い目の軍人は「せやね」とだけ返す。

「今日前線行くのどの部隊だっけ」
再び蒼色の目の軍人が口を開き、赤い目の軍人に問いかける。

「えっと.....私とましゅちゃんの部隊、京緋少佐の部隊.....葱杜大佐の葱杜隊、豆腐大尉の部隊かな。」

少し考えながらも赤い目の軍人が答えを出すと、蒼色目の彼女、ましゅまろ。がこう言った。

「私達の国王は飛ばしすぎなんだよねぇ、物資とかって誰が担当してるのかな?」

ましゅまろ。は赤い目の軍人、whiteを見つめた。

「いや......そんなに見ないで笑。あー.......物資補給はハナさんがしてるぽい。」

「......そっか。」

沈黙が続き、外の爆撃の音が、より聞こえるようになる。
国民は避難済みとは連絡が入ったが、そこはやはり不安になるだろう。

「.....出撃の準備しよっか。」

「だね。じゃあ」

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「かふぇちゃーん」

誰も居ない部屋に一人の女性の声が響き渡る。
薄暗い部屋には取り組んでいる途中と見られる書類や、お洒落なティーカップ等が置いてある。

「......居ないのかな~。」

声の主の名前はくっきーという。この軍の騎乗部隊隊長だ。

彼女は(低浮上組と考えて)特に仲の良いかふぇらてに会議の資料を渡しに来たのだ。

「食堂には居るかな?」

部屋には居ないことを悟ったくっきーは食堂に向かおうとした。その時、

「......きーちゃんどうしたの?」

前触れもなくいきなり話しかけられたくっきーは肩をピクリと跳ねさせ、瞬時に後ろを向いた。

「っっ........!!!!.....って、かふぇちゃんか~w」
話しかけていたのはくっきーの探していたかふぇらてだった。
それに気づいた彼女は一瞬で笑顔になった。

「かふぇちゃんか~じゃない笑めっちゃびっくりしたよ~」
かふぇらてはくっきーの言っていることにツッコみ二人は笑う。
まるで戦争なんてないみたいだ。

「.....で、どーしたの?」
そう、かふぇらてが問うとくっきーは本題を思いだし、手に持っている書類をかふぇらてに手渡した。

「これ、各部隊の状況の記録で、此方が内部ゲバルト処理の書類!」

「....あっ!会議のやつ手伝ってくれたの?ありがと~」
かふぇらてはそうお礼をし、書類を受け取った。




















空を埋め尽くすほどの戦闘機は、いつの間にかいなくなっていた。

出撃の合図だ。

各部隊は動き出していた。

2話。終




口調が分からんのじゃあww
呼び方とか間違えてたら直すんでコメント宜しくお願いします!




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