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THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 大阪公演 ライブレポ

お疲れ様です。
バウアーです。

2024年のシンデレラガールズのライブイベントは
過去を見てもかなり小規模なイベント。
2,000人単位のライブハウスや地方のイベントホール。
それによってチケット争奪戦が
かつてないほどに熱の高いものとなりました。
今回参加した大阪公演もその一つ。
なんといっても内田真礼さんが4年ぶりの参加。
ダークイルミネイトが揃うというプレミア感が
とても高いイベントは自然と現地参加する
Pの皆さんのモチベーションの高さを上げていました。

自分もそんなPの一人でした。
行きの深夜バスの車内で、
どこか胸が高まっていました。
自身にとって2024年の初のデレライブ参加。
石川公演が能登半島地震の影響で延期となり、
その後の岩手や山形公演はチケットが握れず、
配信で様子を見ていました。
ようやく今年のライブ参加が実現。
待ち遠しかったです。

会場はZepp Osaka Bayside。
ユニバーサルスタジオジャパンがすぐ近くにあり、
会場に向かう途中に多くの観光客の方の姿を見かけました。
キャパシティは2801人。
そのうちのほとんどはスタンディングエリアでの人数計算。
実際に参加してみるとすし詰め状態に近く、
動き過ぎるとすぐに隣の方と触れてしまうほどの
距離でした。

開演前の物販では長蛇の列が形成され、
道路を超えて物販待機列が出来上がるほどの
人気ぶりとなりました。
会場スタッフはこれを予期していなかったのか、
慌てて列形成にスタッフを送り出す様子も
見られました。

①ユニット個別衣装での登場

今回のツアーではユニット別の衣装を
演者の皆さんが来ているのが特徴。
これまでのデレライブでは
演者さんが担当するアイドルの個別衣装を着る、
或いはツアー共通の衣装を着るのが通例でしたが、
このツアーではユニット別衣装となっています。

ユニットに焦点を当てて衣装を着るというのは、
SideMやシャイニーカラーズが生み出した流れに
乗っている印象を受けます。
すっかり当たり前となったユニットでの
箱推しのスタイルを、
シンデレラガールズで実現したらこうなるという
実例を見たような感じでした。
そして改めてシンデレラガールズの各ユニットの
特色と魅力を衣装から再確認できたのが
このライブイベントの良さだと思いました。

②オールディーズなセトリ

過去2年のシンデレラガールズのライブは、
コンセプトを明確にしたうえで、
コンセプトに沿う選曲でライブを盛り上げる方針を
取ってきました。
それ故に、
演者さんが担当するアイドルの個人曲を
披露する機会が減少していました。

今回のライブツアーはその傾向と真逆の、
個人曲多めのセットリストとなりました。
昔から参加している自身としては、
懐かしさを覚えるような楽曲もあり、
過去の記憶が蘇るような感覚もありました。

それこそ内田さんが今回歌われた楽曲、
華蕾夢ミル狂詩曲〜魂ノ導〜」や
-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」は、
かなり久しぶりの披露となりました。
内田さんご自身の参加がレアですが、
更に個人曲の披露回数となるとさらに
回数が少なくなります。
なので如何に今回のイベントが
レアであることが、
内田さん視点でも色々と語ることができます。

③Reflective illumination night

そんな昔からの楽曲が多いセトリの中で、
もしかしたら意外性のある選曲として、
「Reflective illumination night」を挙げる方も
いるかと思います。
この楽曲は凛の3番目の個人曲で、
過去の2曲と比べても落ち着きのある曲です。
凛にとって当たり前となった光あふれる世界を
凛視点で描いたこの曲は、
披露されたのが2022年。
そこからは福原さんご自身の参加が実現せず、
機会に恵まれていない曲でもありました。

凛の個人曲といえば、
シンデレラガールズの個人曲で
一番最初にこの世に生まれた
「Never say never」、
「AnemoneStar」があります。
共に凛の目線で駆け抜ける爽快感があり、
勢いを感じさせる曲だけあって、
3番目の「Reflective illumination night」は
当時様変わりした楽曲としてデビューしました。

そんな楽曲を、
貴重な機会で歌うことが実現し、
更にそれを目撃することができた。
昔から福原さんのステージを見てきた
自分ですが、
改めてこの方が凜で良かった。
光あふれる世界で、
存在感を毎回示すこの方のステージは、
何度味わってもよいものです。

④VelvetRoseここにあり

覚えていますでしょう。
かつてシンデレラガールズに新規アイドルとして
登場したアイドルが起こした、
困惑した空気の存在を。
総選挙という関門をくぐり抜けて
ボイス獲得をせず、
いきなりペアユニットが登場し、
物議を醸すこととなったあの時代を。

VelvetRoseの存在は、
当時良い意味と悪い意味で衝撃を与えた、
稀にみる稀有な存在でした。
最初からペアで売り出す方針、
いきなりのボイス付き、
何もかもが衝撃的でした。
ゲーム内イベントが積極的に展開され、
運営は新戦力の存在をプッシュしていました。

そんなVelvetRoseが初めて楽曲披露したの、
7thライブツアーの最終地、
大阪でした。
佐倉薫さん、関口理咲さんが
ライブに本格参加して、
存在証明をしたその場所が大阪でした。
まだまだ困惑の空気が残っていたあの時代、
不安視も疑問視も払しょくしたのは、
あのお二方の力が本物であることの証明でも
ありました。

現在ではVelvetRoseはゲーム内では
二人での行動に留まることなく、
個別でアイドルたちと絡むようになり、
充実した日々を送る描写が多いです。
黒埼ちとせは掴みどころのなさがありながらも、
積極的に他のアイドルたちと交流しています。
白雪千夜は自分と縁のないものと思っていた
光と向き合い、
戸惑いながらもアイドル活動を続けています。
どこか演者さんと重なるところがこの二人が
デレに参加してくれてよかったと、
改めて思いました。

おわりに

このライブツアーは規模の小ささを武器として、
Pの皆さんとの距離感の近さを売りにしています。
ライブ終わりに演者の皆さんと写真撮影するなんて
記憶にありませんし、
これも距離感が近いからこそできることだと感じています。
もちろんその分チケットが握りにくくなるのは
仕方がないことですが。

人によっては原点回帰と位置付ける方もいます。
アイマスのゲームをたどっていけば、
最初は小規模会場からスタートして
徐々に開催規模を広めていく、
地道な活動がアイマスの原始的なライブと
言えるでしょう。
それを今になってやるのは賛否があるとは
思いますが。

いずれにせよ、
満足度が高く、
そして懐古のライブだったと振り返ります。
渕上さんが夜公演の最後のMCパートで、
今回のライブの良い意味での「楽さ」を
語っていました。
ライブごとに振り付けを覚える必要が
あることを前提に考えたら、
今回の選曲のほとんどは過去に披露したことのある曲。
自然と過去の経験が生かされ、
負担も少ないものとなったでしょう。
そして演者さんとしても、
慣れ親しんだ曲と一緒に近い距離感で
ライブをするというのは、
これも「楽」な出来事だったと思います。

この大阪公演は土曜のみのライブでしたので、
直ぐにとんぼ返りでその日のうちに
帰りの深夜バスに乗って帰りました。
比較的短いライブながらも、
楽しい時間はあっという間でした。
セトリを短くして、
キュッと締まりのあるライブも、
時には良いものだと感じました。

今回はここで筆を置きます。
デレのツアーライブはまだまだ続きます。
自身としては次の福岡公演に
参加予定です。
まだまだ楽しませてくれるシンデレラガールズに、
今後も目が離せません。

それでは、
失礼いたします。

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